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2023年04月

韓国専門家「老朽化した道路、橋は補修予算を増やさなければならない。寿命は30年だ」……なんでそんなに短いの

カテゴリ:建造物 コメント:(101)
タグ: 亭子橋 建造物
「第2の亭子橋事故を防ぐためには」竣工30年以上橋梁補修予算を増やさなければならない(マネーS・朝鮮語)
先月、京畿道城南市(キョンギド·ソンナムシ)で今年で竣工31年目を迎えた亭子橋が崩れ、人命被害が発生すると、老朽化した橋梁に対する国民の不安が高まっている。現在、5つのうち1つである老朽橋梁は、10年後の2030年には2つのうち1つに増加するだろうという予測が出た。古い橋梁が増えるほど安全事故の可能性も次第に大きくなるため、再び発生しうる人材予防のためには道路メンテナンス費用のうち老朽橋梁に使用する比重を増やさなければならないという主張が提起された。

26日、韓国建設産業研究院が発表した「老朽道路橋梁現況と展望」報告書によると、橋梁の使用年数が30年を越える時点から安全度が大きく落ちると分析された。 (中略)

国内の老朽化した橋梁が崩壊した事故は今回が初めてではない。1994年には聖水大橋が崩壊し、計49人の死傷者を出した。以後も老朽橋梁による安全事故が続いており、国土安全管理院によると30年以上経過した老朽橋梁の比重は2020年18.6%から2030年51.3%に急増する展望だ。 (中略)

規定された施設物安全等級上、緊急な補修補強と改築が必要なD、E等級は462ヶ所(0.3%)であり、このうち建築物280ヶ所(0.3%)を除いて橋梁が144ヶ所(0.5%)で最も多い比重を占めた。

建産研はD、E等級を受けた橋梁は全体の0.5%だが、過疎推計の可能性が濃厚だと推定している。盆唐区炭川橋梁は計20本で、そのうち亭子橋はC等級判定を受けたが崩壊した。今年4月、城南市が炭川を横断する橋梁のうち、亭子橋と二梅橋(2016年竣工)を除く18の橋梁に対して実施した緊急精密安全診断の結果、1993~1994年に竣工した15橋梁がDまたはE等級と確認された。

同月、京畿道が道内のC等級橋梁58ヶ所を点検したところ、55ヶ所で鉄筋露出、橋面亀裂など315件の指摘事項を発見した。京畿道は141件(37ヵ所)に対して年内補修・補強工事を実施し、残りは実施設計·予算確保後に工事に着手する予定だと発表した。これを考慮した時、厳格な精密安全診断を全国単位で実施する場合、D、E等級の橋梁が増える確率が高い。
(引用ここまで)


 4月に歩道が崩壊した羽根つき餃子亭子橋をきっかけにして、韓国で老朽した橋梁についてのメンテナンスが話題になっています。
 韓国では築30年を超えた橋は一気に劣化する、ということになっているようで。
 現状では橋のうち、0.5%だけが補修、もしくは改築が必要となるD、E等級であるとされています。

 ただし、亭子橋が「通行可能、要補修」であるC等級だったのを見ても分かるように、検査がまともではないことが指摘されています。
 1日あたり1本、3万円の予算で検査されていたとの話ですので推して知るべし。
 そんな適当な検査の中でDとかEに指定された建築物は相当なものになっていることが分かりますけどね。


 んで、30年を過ぎた橋梁についてしっかりメンテナンスしなければならない……とされているのですが。
 ……それができなかったから亭子橋は崩落したわけで。
 これからメンテナンスが必要となる建造物は増える一方。しかし、すでに人口減少のはじまっている韓国でどこまでその負担に耐えることができるのか。

 ちなみに亭子橋は1993年に建設されたものでちょうど30年。
 ただし、2016年時点ですでに沈降はじまっていたとされています。
 これを見ると限界は20年ちょいって感じですけどね。

 ちなみに日本では「コンクリート製の橋であれば50年は持つ」とされています。

コンクリート橋の寿命と劣化原因について(株式会社ハシカンプラ)

 しかも現在ではさらに伸びている、とも。
 ですよね。
 30年で劣化がはじまるってどういうことなの。いや、原因は明白なのですけれど。

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韓国経済:ソウルの不動産価格は反騰の兆し……されど首都圏では成約率40%の大規模マンションが出てきてしまう

「龍仁12億」もやはり無理だったのか……3000人が申し込んだが、「契約率41%」(韓国経済新聞・朝鮮語)
京畿道龍仁市で最高分譲価格に出てきたマンションの初期契約率が公開された。1順位請約で3000人を越える請約者が集まったが、いざ契約では半分も続かなかった。大量未契約が出てきて、分譲価格が12億ウォンを越えた占有面積84平米の場合、70%を越える未契約物量があふれた。 (中略)

今回の無順位募集公告で、eピョンハンセサン龍仁駅プラットフォームシティの実際の契約率が公開された。専用面積59〜84平米の999世帯で構成されたこの団地で74〜84平米の589世帯が無順位に出てきた。実際の契約率は41%だった。半分以上の世帯が未契約で残ったわけだ。

請約当時から人気が高かった59平米は全て契約がなされた。しかし、主力面積である84平米で大量の未契約が出た。当初84平米は718世帯が供給されたが、今回無順位で出てきた世帯数は511世帯で207世帯だけで契約がなされた。契約率は28.8%に過ぎなかった。

特に専用面積84平米A型は461世帯を募集したが、契約が25.8%しかなされず342世帯が無順位であふれた。 (中略)

A公認仲介士をはじめ予備当選者だったがあきらめた人たちによると、契約放棄の最も大きな要因は「資金調達」問題が多いという。来年入居するためには既存の家を処分しなければならないが、希望する価格で売ることは容易ではないと見ているからだ。借家人を入れて一時的に2住宅に耐えようとしても、最近は貸切保証金まで下がり、これもまた余力がないと見た。金利引き上げの可能性がまだあるのも負担だ。
(引用ここまで)


 ソウルのマンションが下落を止め、反騰の兆しを見せています。
 成約率40%にもならないとされていた遁村住公の再開発マンションであるオリンピックパークフォレオンは規制緩和で60%にまで成約率を伸ばし、なんとか完売したとのこと。

「マイナスプレミアム憂慮」された遁村住公34坪、18億ウォンで売却···分譲価格より5億↑(中央日報・朝鮮語)

 マイナスプレミアム、すなわち新築分譲での設定価格よりも割り引かれた値付けがされるのではないかとされていたのですが、完売に持ちこんだとのこと。

 ただ、現状では新築マンションに魅力が薄いともされています。
 というのは「新築ではその後の価格がどうなるか分からない」と認識されているのですね。
 「すでにあるていどの高騰を経たマンションこそ信頼できる」とされているわけです。
 これだけでも意識的にはかなりの変化を遂げたといえるのではないでしょうか。
 ……まあ、まだ不動産神話を信じていることに変わりはないとしても。


 そんな中、龍仁市の高級マンションの成約率が「41%」と公表され、主力商品の84平米の部屋についてはわずかに成約率25.8%であったことが判明。
 龍仁市はソウルのベッドタウンで、何度か書いている首都圏急行鉄道とされるGTX-Aが開通する場所
 GTX-Aを使うとソウルまで15分とか20分とされています。
 条件としてみるとそれほど悪くないはずなのですが。

 84平米で12億ウォンと設定価格が高すぎることもあって販売は低調。
 この金額を出すのなら、「安くなったソウル」で同クラスのマンション買えますからね。
 これまで「ソウル>>首都圏>>>>>地方都市」くらいの位置づけであったものが、 「ソウル>>>>>>首都圏>>>>>>>>>地方都市」になりつつある。

 この「ソウルだけをなんとか活かす」方向性こそが、韓国で低迷する不動産市場を活かす最後の手段といえるのかも。
 ソウル重視は韓国の成り立ちそのものでもあるのでしょうがない。
 地方を切り離す形でのソフトランディングがちらと見えてきたかもしれませんね。まあ、それがソフトランディングなのかどうかは問題になるかもしれませんが。

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韓国メディア「福島処理水へのモニタリング・検証は放出開始後も続けられる。韓国の研究機関も参加可能だ」

カテゴリ:福島関連 コメント:(46)
タグ: 福島関連
[単独] IAEA「福島検証モニタリング…「韓国を含む」数年間持続」(中央日報)
国際原子力機関(IAEA)が福島原発に対する国際検証団の活動が終わった後も「昨年から進行中の「確証モニタリングプログラム」(corroboration program)を今後多年(many years)間継続する」と25日、中央日報に言った。韓国原子力安全技術院(KINS)はまた、当該プログラムへの持続的な参加を事実上保障されたという。

この日、中央日報が書面質疑を通じて「福島原発国際検証タスクフォース(TF)の活動が終わった後、放流過程に対するモニタリング計画は何か」と尋ねると、「昨年IAEAは確証モニタリングプログラムを開始しており、これは放流されるアルプス(ALPS·多核種除去設備)処理水中に含まれた放射性核種の量と濃度に関する資料をIAEA独自の実験室と第3者の実験室で点検するためのもの」と答えた。

それと共に「このような活動は数年間持続する予定であり、各々の試料採取結果と分析作業結果を公開し東京電力と日本政府が発表する資料を『確証』する」と明らかにした。これに先立ちIAEAは「放流前後の過程をすべて調査する」と明らかにしたが、今後予定された具体的な計画まで国内メディアに明らかにしたのは今回が初めてだ。 (中略)

一方、IAEAは中央日報に「今年中旬に検証全般に対するTFの結論と収集された調査結果を盛り込んだ総合報告書を出す計画」と明らかにした。来月に予想されていた最終報告書の発刊時期を再確認したわけだ。

また、「IAEAが日本の要請により実施している今回の検証の最も重要な目標は、日本とその他の国の国民に独立的かつ科学に基づき、信頼性のある情報と保障措置(assurance)を提供するためだ」と強調した。
(引用ここまで)


 いくつかの韓国メディアは「コントロール下に置かれた処理水放出」について消極的賛成に転じつつあります。保守系のメディアを中心にして、ですね。
 その一方でハンギョレをはじめとした左派紙、そして共に民主党は「いまがそのときだ」とばかりに攻勢を強めています。
 韓国人が85%が反対との話も出ています。

韓国国民の85%「日本の汚□水放出反対」、72%「水産物消費減らす」(ハンギョレ)

 韓国のこうした漁業関係者への風評加害は韓国政府やメディアが責任を持って対処すべきことであって、日本は関係ないのでがんばってくださいな。
 ちなみに2008年には「韓国人はvCJDに罹りやすい」「アメリカ産の牛肉にはプリオンがたっぷり入っている」とするデマがテレビで垂れ流されて、大規模なろうそくデモまで行われたのですが。

 一昨年の段階でアメリカ産牛肉の最大輸入国になっています。
 2008年当時「アメリカ産牛肉が安全だというなら食べてみろ!」っていうどこかで聞いた台詞もさんざっぱらニュースのコメントで出てましたね。


 さて、そんな中でIAEAが処理水放出がはじまってもモニタリングは継続される、との話を中央日報に語ったとのニュースが出ています。
 まあ、いまさらそんなこと書かれても「……いや、そうですね」くらいしか言いようがないんですけども。

 そもそもそうした計画であったし、透明性を保つってのはそういうことでしょ。
 別に韓国の研究機関がそれに加わるのも不思議なことじゃない。
 IAEA経由であれば問題なし。

 そういえば韓国の野党から視察団やIAEAに対して「日本にだまされているのではないか」って趣旨の質問がやたらに飛んでいるのですが。
 なんていうか……自己紹介乙、としかいえませんね。

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楽韓さん、本日の動向 - 長周期振動は目が回りやすい

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 昨日の地震は長周期振動で10年ちょい前の頻発地震を思い出すそれでしたね。
 今月だけでも千葉、伊豆七島、石川、鹿児島。
 まあ、備えるだけでも備えておくべきか。
 アルファ米と水だけでもチェックしておこう。



 講談社が民俗学入門フェアというのをやってまして(→対象タイトル一覧)。
 水木しげるの妖怪大全や小松和彦氏の妖怪学新考、網野善彦氏の日本中世都市の世界なんかが半額になってます。
 いろいろ買っちゃうラインナップだな、これは。





 あと前にちらと推したフランスはとにっきが1巻70%ポイント還元。2巻が50%、3巻は41%。ま、とりあえず1巻だけでも。そしてフランスでのストのひどさを知るべし。



 コミックスだと小林さんちのメイドラゴンがかなり安くなってます。1巻は60%オフ+50%ポイント還元。以降、9巻まで30%ちょいオフ+50%ポイント還元。それ以降も最新巻まで30%オフくらい。



●土曜日投資短信
 さて、どうしたものかな。
 局面的にはかなり難しいところに来ている感じ。アメリカ発のリセッションがあっても日本株が耐えられるのかといったらそんなわけもなく。
 とはいえ、当面はまだ日本株は上がりそうなんですよね。
 部分的な手仕舞いが正解なような気もしているのですが。さて。
 金積立、現物、ETFはまだ保持。積み立ての枠組み自体は変えずに、銀の割合を少し増やしてもいいかなと考慮中。

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