窃盗犯が日本の寺院から盗んできた金銅観音菩薩坐像の持ち主は誰か。1審裁判では忠清南道瑞山にある浮石寺のものという判決が出たが、2審では日本寺院の所有という判決が下された。最終判決は最高裁から出ることになる。
このような状況で忠清南道瑞山市がこの仏像の本来の所有者を正確に明らかにするための調査に乗り出した。瑞山市は3日、忠清南道歴史文化研究院と共同で調査を行うと発表した。市と研究院は各種学術資料を確保し、本格的な調査に着手した。また、寺院一帯の3万3480平米に対する地表調査を行った後、試掘および発掘調査も同時に行う予定だ。
市と研究院がこのような調査を始めたのには理由がある。金銅観音菩薩坐像の所有権と関連して最近開かれた2審裁判で、裁判部が高麗時代の西州(ソジュ、瑞山の高麗時代名称)の浮石寺と現在瑞山にある浮石寺との同一性と連続性を認めることは難しいと判決したためだ。解いて言えば、高麗時代の西州浮石寺と今の瑞山浮石寺が同じ寺院であることが確認されなかったため、仏像を日本寺院側に返さなければならないという話だ。
市と研究院は今回の調査を通じて浮石寺の歴史を実証的に確認するという計画を立てている。
(引用ここまで)
対馬から盗まれた仏像について、韓国にある浮石寺から「所有権はこちらにある」という確認の提訴が行われました。
2017年に出た一審の判決では浮石寺の主張をほぼ全部丸呑みする形で「所有権を認める」との判決が出ました。
まあ、そもそも1審判決に対しても、韓国国内から「嘘やろ?」って声がかなりあったくらいのめちゃくちゃな判決ではあったのですが。
その後、だいぶ間が空いて今年の2月に二審判決が出て、こちらでは「現在ある浮石寺がかつて浮石寺と呼ばれていた寺と同一のものであるとは認められない」として日本の対馬にある観音寺に所有権が認められました。
韓国側からの反発はすさまじく、浮石寺からは「たとえ発掘することになっても連続性を認めさせてみせる」くらいの勢いでコメントがありました。
で、市も協力して発掘作業をはじめようとしているっていうね。
……執拗だなぁ。
高裁判決前にちらっと話したのですが、仏像を盗んだ上で返さないというありさまを見せることで韓国の本性とでも呼ぶべきものが露わになっているのですよ。
日本に対してはなにをしてもいいという認識が韓国内にあることを端的に示した事例といえるでしょうね。
仏様が身を挺して日本に警告してくださっている、ともいえるかもしれません。
結果、日本と韓国の文化財の行き来は極端に少なくなったのです。
さらには台湾もフランスも「盗まれたら帰ってこないから韓国に貸し出しとかありえないわ」と言い出すようになった。
日本だけでなく、世界からの被害も多くを未然に防いだといえるのではないでしょうか。
韓国に渡ることで「日韓関係のありかた」を明らかにしてくれた。
充分な役割をすでに果たしてくれたのではないかとは感じます。
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