相互RSS募集中です

2023年08月

韓国で地下駐車場が崩壊したマンション、原因は鉄筋不足だけじゃなかった……

カテゴリ:建造物 コメント:(92)
タグ: 建造物
鉄筋不足を隠した韓国土地住宅公社…「駐車場崩壊」の別の原因も隠蔽(中央日報)
LH(韓国土地住宅公社)がLHマンションの安全性を点検した安全診断専門会社の「診断結果」を黙殺した事実が明らかになった。 (中略)

建設業界によると、LHアパート安全点検をした専門会社はLHマンション地下駐車場の上の花壇の土深(土壌の深さ)が設計より深いため荷重状態と深さを確認する必要があると診断報告書に明示し、LHに提出した。

設計図面上、土深は1メートルだが、実際の現場点検の結果、土深が3メートルのところもあり、設計基準に合わせて花壇が造成されたところは一つもなかったというのが、診断会社の関係者らの話だ。

今回LH事態が浮上したことで、設計図より高く積まれた土を取り除く作業を急いで行った現場も少なくなかったという。建設現場で設計図は法と変わらない。

実際、6日に鉄筋不足の団地としてLHが発表したソウルのあるLHマンション団地を調査した結果、松が植えられた花壇の高さは地上基準で最高80センチだった。地下に1メートルの土が積まれているため、土深は最高1.8メートルということだ。

設計より深い土深は黔丹マンション駐車場崩壊事故の3つの原因の一つだ。鉄筋不足と共に設計基準より1メートル高く積んだ地下駐車場上の土砂の重さが設計荷重を超過したと、国土交通部は7月5日に発表した。

国土部建設安全課のイ・ユンウ課長は「専門家が設計図より1メートルほど高く積まれた土が崩壊原因の一つと分析した」と述べた。しかしLHは7月末、無梁板構造を適用した91カ所のLH団地のうち15カ所で鉄筋不足を確認したと明らかにし、土深の件には言及しなかった (中略)

鉄筋不足団地は一部だが、土深設計荷重超過が懸念される団地はすべてであり、さらに深刻な問題になり得る。LHが安全診断を依頼した100余りの団地がすべて該当する。
(引用ここまで)


 構造的に鉄筋不足が問題となっている韓国のマンションのお話。
 韓国土地住宅公社(LH)が建設主となって建てたマンションのうち、地下駐車場にフラットスラブ構造を採用したものは6つにひとつの割合で鉄筋不足が確認されています。
 いわば、サイコロを振って1が出たら不良施工というすごい状況となっています。

韓国人「6面サイコロを振って1が出る確率でマンションの不良施工物件がある……ってこと?」……調査の結果、91ヶ所中の15ヶ所で設計・施工の不良が判明(楽韓Web過去エントリ)

 このきっかけになったのが地下駐車場が崩壊した黔丹マンションだったのですが。
 崩壊した理由は鉄筋不足だけじゃなかったとのレポートがあり、それが隠蔽されていたとのこと。


 地上の公園の盛り土が設計よりも1メートル多く、その重量も崩壊の一因だったとのこと。
 で、こちらも全数調査したら、「土の厚さは1メートル」って表記されていても守られているところが一ヶ所すらなかったとのオチ。
 中には3メートルも土が盛られていたところもあったとか。

 設計図に従うのはなぜか、との根本的な話を理解せずに施工しているってことですから。
 ……とても韓国らしい話でため息も出ませんね。
 とにかくこの崩壊騒ぎでいまのところ人命に関わっていないのが唯一の救い。
 それ以外はもうなんていうかこう……いや、すごいわ。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→

韓国メディア「日本代表がドイツ相手に圧勝、いまだに勝利のない韓国代表と比較されてしまう」……いや、韓国代表なんてもう比較相手ですらないよ?

日本サッカー、4対1でドイツの大敗……クリンスマン号と比較される(朝鮮日報)
日本サッカーが「戦車軍団」ドイツとのリターンマッチで再び屈辱を味わわせ、クリンスマン号発足以来5試合連続勝利のない韓国サッカーに羨ましさを与えた。
森安一監督が指揮するサッカー日本代表チームは10日(韓国時間)、ドイツ·ヴォルフスブルクのフォルクスワーゲンアリーナで行われたドイツとの親善試合で4-1の大勝を収めた。

昨年11月、国際サッカー連盟(FIFA)カタールW杯グループE組でドイツを2-1で破った日本は、10ヵ月ぶりの「リターンマッチ」でなんと4ゴールを決めて勝利を収めた。
日本は最近、国際Aマッチ3連勝を合わせて、今年行った5試合で3勝1分け1敗の成績表をもらった。

「アジアの盟主」の座をめぐって日本と自尊心を競ってきた韓国がユルゲン・クリンスマン監督就任後、5試合連続無勝(3分け2敗)に止まったことに比べれば、優れた成績だ。

日本は12日、ベルギー·ヘンクでテュルキエと9月の国際Aマッチ2回目の試合を行う中、クリンスマン号は韓国時間13日、英ニューカッスルでサウジアラビアと対決する。
2024年欧州サッカー選手権大会(ユーロ2024)開催国であるドイツはこの日、日本に3ゴール差の大敗を含め最近3連覇に、今年6回の評価戦で1勝4敗1分けの不振が続き「錆びた戦車」というイメージから脱することができなかった。
日本は9月、国際Aマッチのために招集した26人の選手のうち、日本Jリーグの舞台でプレーする選手は4人だけだった。残り22人のうちカタール·アライヤンでプレーするDF谷口省吾を除いて21人が欧州派だ。

クリンスマン監督が選択した9月の国際Aマッチ選手25人のうち、欧州派が11人だったのに比べれば、量的には日本に大きく押されている。
(引用ここまで・太字引用者)


 韓国メディアが今朝の日本−ドイツ戦について「韓国代表と比べるとワールドカップからの対戦成績が〜」みたいな話を書いているのですが。
 ……あの試合見てそれ?
 ドイツ相手にビルドアップでも1対1でも最終局面でもなにひとつ負けてなかったよ。
 韓国の立場では「日本と韓国はアジアの盟主を競っている」って思いたいんでしょうけども。

 これまでは、まあそうでしたね。
 アジアの中で抜け出しているのが日本、イラン。その次の集団が韓国、オーストラリア。サウジは第2集団かな、どうかなってとこでしたか。

 もう日本はアジアレベルを超えましたわ。


 完全に超えた。
 アジアカップとかもう若手の強化試合にするしかないくらい。
 まあ、現実的にはランキングに影響が大きいんでフルメンバーで戦うしかないけど。

 もうなんか韓国が「日本と韓国の差が云々」って言っていること自体がお笑いぐさというべきか。
 日本からしてみたら「韓国クン、君はまだそんなステージにいるんだ?」(ろくろを回しながら)ってとこ。

 あ、そうそう。
 韓国代表は8日にウェールズ戦をアウェイでやって0-0のスコアレスドロー。
 ウェールズの代表監督は「できることなら親善試合をやりたくなかった」とのコメントをいただいてます。

「韓国代表と対戦したくなかった」ワケ。ウェールズ代表監督が激白(FOOTBALL TRIBE)

 EURO予選中で怪我人が多い状況で韓国とはやりたくなかった、と。
 前日会見でこんなん話すとかだいぶアレな話ではありますが。その分、本音なんだろうなと感じられます。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→

韓国の戦闘機開発に参加しているインドネシア、開発分担金の未払い金が1兆ウォンに迫る……もしかして他の戦闘機購入の交渉カードにしてた?

インドネシア、KF-21分担金未納「1兆ウォン」に迫る……納付計画は依然未定(ニュース1・朝鮮語)
9日、国会国防委員会所属のチョン·ソンホ共に民主党議員が防衛事業庁から受け取った資料によると、インドネシア側はKF21事業開始後、今年2月までに1兆2694億ウォン相当の分担金を払わなければならなかった。しかし、インニ側はこのうち2783億ウォンだけを納付し、計9911億ウォンを未納している状況だ。

インドネシア側はKF21開発費の20%水準である約1兆7000億ウォン(以後1兆6245億ウォンに減額)を2026年6月までに負担する代わりに試作機1台と各種技術資料を移転してもらうなどの条件で2016年1月共同開発に参加した。

しかし、インドネシア側は事業初年度の2016年に500億ウォンの分担金を納付したことを除けば、この7年間で当該年度の分担金を計画通り納付したことが一度もない。さらに2018年と2020、21年には自国経済事情悪化などを理由に分担金を一銭も出さなかった。

インドネシア側は2021年11月、韓国放射庁との実務協議でKF-21事業分担金のうち30%(約4800億ウォン)を現物で納付することに合意したが、これさえも後続協議がなされていない状態だ。 (中略)

韓国側は2021年11月から最近まで、防衛事業庁をはじめKF-21体系開発会社である韓国航空宇宙産業(KAI)高位関係者などを通じて、計29回にわたってインドネシア側に未納分担金の納付を促してきたことが把握された。 (中略)

このようにインドネシア側のKF-21分担金延滞が続くことにより、国内の一部では「インドネシアをKF-21事業から完全に退出させなければならない」という主張も出ている。
(引用ここまで)


 インドネシアのKF-21についての分担金未納問題。
 韓国で開発中のマルチロールファイター KF-21(KF-X/IF-X)は共同開発国のインドネシアが開発分担金を20%負担する契約になっています。
 インドネシアの負担する総額は1兆6245億ウォン。月々の分割払いが予定されていました。
 ところが、インドネシア側はこれまで分担すべき1兆2694億ウォンのうち、2783億ウォンだけを支払い、それ以外を完全に無視。

 これまで8000億ウォンほどが未納のまま、とされてきましたが。
 一部を物納にする等々いわれてました(パーム油等)が、それも支払いなし。
 そこから時を経て1兆ウォンほどが未納であると記録が更新されていました。

 いやまあ……どうなんでしょうかね。
 これまで韓国側に支払った分担金は2783億ウォン。ざっと今日のレートで300億円ってところか。

 インドネシアが契約したラファール、42機の代金(弾薬別)が総額で81億ドルとされています。1兆2000億円。
 おおよそラファール1機分しか分担金を支払っていない。

 インドネシアが支払い済のKF-21の分担金役300億円は手付けだと思って無視するか。
 あるいは延滞している分担金の1兆ウォンと、これから支払うべき3500億ウォンを支払ってKF-21を40機導入する権利を得るのか(機体価格はまた別)。


 インドネシアはすでにフランスのマルチロール戦闘機、ラファールF4の購入について42機分を契約済。
 導入までのタイムラグに対応するために旧型のミラージュ2000を中古で12機導入。
 さらにF-15EX(F-15ID)についても24機の導入が決まっています。

 ラファール、F-15EXと4.5世代だけで66機。それなりの戦力を揃えることに成功しています。
 自認している「地域大国」としての面目が満たされるだけの航空戦力になったとはいえるでしょう。
 ここにKF-21をさらに40機……ちょっと考えにくいかなぁ。

 ラファール、F-15EXの交渉時に「もうちょっと総額引いてくれ。この契約がダメでもこっちはKF-21の共同開発もやっているから」くらいのカードに使われた感がありますね。

 しかし、1兆ウォン規模で支払い無視しててまだ契約続けているんだから、韓国とインドネシアはまさに「狐と狸の化かしあい」ですわ。
 仲良くケンカしな、ですね。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→

楽韓さん、本日の動向 - ドイツ戦はめちゃくちゃ見応えがありました(日本の視点からは)

【PR】Kindle Unlimitedが2ヶ月99円のキャンペーン中です

 日本代表−ドイツ代表戦、寝ないで見ただけの価値がある試合でしたね。
 いやぁ……20年前に戻って「2023年のワールドカップで日本代表がドイツ、スペインに勝ってノックアウトステージに進むよ。あとその翌年にドイツに乞われてアウェイでガチの親善試合やって日本が4-1で勝つ」って言われたらどう思うかよ。
 ドイツも正直、ガタが来ている中での戦いでしたけども。
 それでも圧勝。ドイツサポがブーイングをし続ける展開でしたわ。
 あ、韓国もちょっと前にアウェイのウェールズ戦やって引き分けたそうです。よかったね。

ーーーーー

   白泉社が50%ポイント還元の大型セールをやってるっぽい(対象タイトル一覧)。
 花とゆめからヤングアニマルまでほとんど対象っぽい。
 ネット炎上からの訴訟案件を扱っているしょせん他人事ですからは4巻まで対象。読んでおいたほうがいいと思いますね。5巻がもうすぐ出ますがそちらは対象外。
 ラブコメの娘じゃなくて私が好きなの!?、羅川真里茂が初コミカライズ、ライトなBLの吸血鬼と愉快な仲間たちも全巻対象。
 とりあえずどれ読んでも外れはないと思います。





 楽天スーパーセールは実質今日まで。楽天カードでポイント+2%の日なのでなにかあれば。



 文藝春秋の30%ポイント還元からはマイケル・ルイスの世紀の空売り、後悔の経済学をピックアップしておこう。著者はマネーボールで有名になったドキュメンタリー作家。
 世紀の空売りは「サブプライムローンが債権化されてさまざまな金融商品にまぎれている」ことに気がついた主人公がでかい空売りをしかけてリーマンショックで成り上がるお話。「まだバブル崩壊しないのかよ」って投資者から詰められるところとかあって草。同じことに気がついたけど、早すぎてリーマンショック前に破綻した人とかもいたんですよね。タイミングって大事。  後者は未読。行動経済学の成り立ちにはかなり興味があるのでこれを機会に読んでみます。


後悔の経済学 世界を変えた苦い友情 (文春文庫)
マイケル・ルイス
文藝春秋
2022-02-08


 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。