韓国と日本サッカーの格差がますます広がっている。激しい競争関係の中で、日本が少しリードしているほどではない。日本サッカーは世界的なレベルへと急速に発展しているが、韓国は逆に後退を繰り返しているため、格差はさらに広がるしかない。代表チームの競技力や結果、サッカー協会の行政いずれも同じだ。地理的な関係以上のライバル構図は無理があるように見えるほどの格差だ。
9月の国際Aマッチは、これまで日本が韓国を大きくリードし始めたという評価に釘を刺した。ユルゲン・クリンスマン監督率いる韓国はウェールズ遠征で0-0で引き分け、サウジアラビアとの中立評価戦で辛うじて1-0の真汗勝ちを収めた。クリンスマン号が発足6試合目で収めた初勝利(1勝3分け2敗)だった。更迭説まで出回っていたクリンスマン監督は辛うじて息を吹き返すことになったが、競技力に対しては依然として批判の声が溢れている。
同期間、日本は全世界の注目を集めた。ドイツ遠征で4-1の大勝を収め、トルコとの中立評価戦でも4-2の完勝を収めた。特にトルコ戦では、ドイツ戦の先発リストと比べて10人も変わったが、また猛爆を加えた。現地では日本サッカーに対する好評が殺到した。 (中略)
日本が最近、国際Aマッチ4連勝に18ゴールを入れる間、韓国は1勝2分け1敗に2ゴールを決めた。日本はアジアで唯一、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング10位圏内に入るまで予約している。 (中略)
KFAは最も基本的な評価戦相手を捕まえることから日本に大きく遅れている。9月の評価戦の相手から差が大きく、10月にも日本が北中米強豪カナダを早くも招待している間、韓国は32年ぶりに東南アジアチーム(ベトナム)と国内評価戦を行う。 (中略)
さらに苦いのは、韓国サッカーも変わるだろうという希望が今のところあまり見えないという点だ。代表チームの発展を期待できる責任感のある司令塔であるわけでもなく、KFA組織内の変化を主導するリーダーも構成員もいないからだ。日本との格差が今よりさらに広がるだけでなく、韓国サッカーの水準自体が低くなるだろうという懸念が出ているわけではない。韓国サッカーの苦い現状だ。
(引用ここまで)
韓国メディアから「またサッカーで日本と韓国の格差が広がってしまった」との記事。
今回の欧州遠征で日本はドイツに4-1、トルコに4-2で勝利。
韓国はウェールズに0-0でドロー、サウジアラビアに1-0で勝利。
6戦目にしてようやく勝利を飾ることができたわけですが。
ダイジェストを見たのですが、かなりの「苦い勝利」でした。
サウジにだっていくらでも勝利のチャンスがあった試合であったように感じます。
というか、サウジは自国リーグにヨーロッパからのプレイヤーを引きこみすぎてて、逆に国内プレイヤーの出場機会がなくなってしまっている状況。
かといってサウジ代表に欧州リーグでプレーするプレイヤーがいるわけでもなく。
あれ、どうするつもりなんでしょうかね。
「国内リーグでまとまっている代表」というのはそれなりに利点ではあるのですけども。
そんなサウジに1−0の最小得点差で勝利ですから。
初勝利といえども嬉しさも半分くらいなりってところでした。
それよりもなによりもクリンスマン監督の下で「韓国代表は将来的にこういった姿になる」っていう未来像が見えないところがきつい。
少なくともこの6試合でそんな方向性もなにも見えてこなかったので更迭論まで出されたのでしょうが。
なによりもゴールできるイメージがないんですよね。
いまの日本代表にはそれがある。鎌田、遠藤らが保持してサイドの伊東、三笘、久保が斬りこむ、パスが入る等々でゴールに向かう。
決まり切った形はなくても展開する力があるからどこからでも得点の香りが漂う。「こういう球をこう入れればあいつはこうできる」って意識がそれぞれのプレイヤーに行き渡っている感がありますよね。
韓国代表にそれがない。まあ、別にいまになってからそうなったわけでもないですけどね。前回のW杯アジア予選の段階でなにもありませんでしたから。
監督が変わったからってそんなもんがいきなり生まれるわけもなく。
ソン・フンミンの「いいとこに来たボールはけっこうな確率でゴールにできる」って才能も「いいとこに来ない」ので持ち腐れ。
かといって韓国に組織的な守備力があるわけでもなく。
「日本との格差」はそりゃ開くでしょうよ。
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