共に民主党のイ·ジェミョン代表に対する逮捕同意案表決を翌日に控えた20日、民主党がイ代表の逮捕同意案表決に対して党論を定めず自律投票に任せると明らかにした。
民主党の李昭栄(イ・ソヨン)院内報道官は同日午後、国会で非公開議員総会を終えた後、記者団に対し、このように明らかにした。
イ院内報道官は、「民主党最高委員会は『李代表の逮捕同意案に対して否決するのが適切だが、これを党論とせず、それぞれの議員にこれを考慮して表決することを要請する』と判断した」とし、「同日は最高委員会が議論して判断した状況を(議員に)要請し、これに対する多様な意見を開陳する場だったため、何ら結論を下さなかった」と伝えた。
(引用ここまで)
おっと、これは面白いことになりました。
共に民主党が明日に予定されている国会の逮捕案同意採決に対して、党議拘束をかけることなく自由投票と決定したそうです。
以前も取り上げましたが、共に民主党は「不逮捕特権を使わない」と宣言していまして。
韓国野党「国会議員の不逮捕特権の不行使を宣言したが、党代表に逮捕状請求がされて国会で逮捕同意案を採決しなければならない……そうだ、臨時国会をいま終わらせてしまおう」……お、おう(楽韓Web過去エントリ)
ま、そもそもこの宣言自体も国民の力が先に宣言していたのに対抗して、渋々と宣言したものだったのですけどね。
党代表=イ・ジェミョンがこうした司法リスクを抱えていたので本来だったらやりたくなかったのでしょうけどね。
今回は過半数が149票になるとの話なので、ちょっとだけハードルも落ちてるとのこと。
韓国最大野党代表「運命の1週間」…尹大統領、逮捕同意案を「速戦即決」で裁可(ハンギョレ)
ユン・ソンニョル大統領が「よし、すぐに国会で採決しろ」ってしたせいで、共に民主党側は対応する時間が最小限になってしまったので、自由投票になってしまったと。
共に民主党から賛成票が29票入れば過半数となって可決される、との計算。
こうしてイ・ジェミョンについて「党代表としているよりは逮捕されてほしい」と、造反票が計算されるくらいには嫌われているわけです。
個人的にも楽しみにしているので、明日速報予定です。
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