韓国型戦闘機KF-21初期生産数が最終的に計画から「半分」になった20機を生産するとユン・ソクヨル大統領に報告される。
防衛事業推進委員会ではKF21初期生産計画を既存40機と承認するが、予算策定基準となる韓国国防研究院(KIDA)が事業妥当性調査の結果、初期生産数を20機に減らすのが望ましいと提案し、予算編成の問題から20機の生産を推進するしかないためだ。
これに伴い、軍では来年に初期生産数20機を生産する予算4兆ウォン台を配分された後、2025年に追加で20機予算4兆ウォン以上を追加増額される別名「20+20」生産を推進することにした。 (中略)
開発が終わっていない状況で量産に突入したため、KIDAは空対地武装分離試験など技術的完成度を憂慮し、初期生産数を40機から20機に減らすことを提案していた。 これに対し軍と防衛産業界などで反発が激しくなると、KIDAは今後の武装試験結果が成功した場合、早期に20機を追加導入できるという付帯条件を盛り込んだ。 (中略)
空軍は当初、2026年から2028年までKF21初の量産物量40機を戦力化し、武装試験を経て2032年までに80機を追加生産し、計120機を導入する計画だった。 これを通じて老朽化した戦闘機F-4·F-5の席を埋め、戦力空白を減らす方針だった。 (中略)
初期生産数が半減したために、海外で部品を納品する企業が直ちに単価を高くし、生産価格の不必要な引き上げだけが加重されかねないという指摘も出ている。 (中略)
政府当局者は「KF-21の初物量を来年に20機から先に作って性能検証をした後、再来年に20機を作る追加予算を与えるということは中間の変数を全く考慮していない処置」とし「これまで双発、単発エンジンをめぐっても時間を浪費したが、今度は初期生産数をめぐって時間がかかると、再び戦力化に足かせになりかねない」と指摘した。
(引用ここまで)
韓国独自技術で設計されたとされるKF-21 ポラメですが、初期生産数は40機から20機に半減とほぼ決定。
大統領への報告が行われ、決裁されるそうです。
まだ初飛行から1年ちょいしか経っていない、そして2年もしないのに量産開始。
2026年には戦力化したいとの意向。
「対地攻撃もできないのに?」とするKIDAの指摘もそりゃ正論でしょう。
ただ、それで機体単価は上昇すると指摘されています。
ま、そりゃそうで。40機分を注文するのと20機分を注文するのとじゃ部品単価も異なってくるでしょうし、エンジン取得代金も変わってくるはず。
焦って量産、戦力化したいって言っているツケですわな。
当初は初期量産機が40機、これは更新時まで対空攻撃とJDAMの切り離ししかできない。
で、その後に対地攻撃ができるようになる80機が量産予定。
これら120機で老朽化しているF-4、F-5(両方で225機)を置き換える予定だったのですが。
まだしばらくはF-4、F-5を飛ばさないといけないと。
あとインドネシア側からも「開発分担金払って共同開発したほうがいいのでは」との声が挙がっているって記事がありました。
インドネシア防衛専門家「韓国にKF-21分担金を納めて協力広げなければならない」(聯合ニュース・朝鮮語)
ま、実際には「……という話を韓国にやってきてした」だけなので、リップサービスの可能性も大。
どっちにしたってインドネシアと信頼関係なんてないんですからね。
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