大手芸能事務所のハイブ(HYBE)は20日、会社の名義を盗用して外部から金品を恐喝した所属ダンストレーナーを解雇し刑事告訴したと明らかにした。
ハイブはこの日「当社は構成員(ビッグヒット所属ダンストレーナー)の不正事実と会社に及ぼした被害を認知し、すぐに外部法律事務所の助言を受けて客観的調査を進め、職務排除と人事委員会での手続きを踏んで懲戒解雇した」と明らかにした。
続けて「現在会社が受けた被害事項に対しては刑事告訴状提出後に法的手続きを踏んでいる。非寛容の原則で最後まで厳しく責任を問うだろう」とした。
このダンストレーナーは人気グループBTS(防弾少年団)のダンストレーナーとして知られる人物で、9月に詐欺と横領などの容疑でハイブを懲戒解雇された。
トレーナーはハイブの公金数千万ウォンを横領しただけでなく、作曲家、振り付け師、事業家らからも数十億ウォンを恐喝し返済していない容疑を受けている。
この過程でハイブの名義を盗用するなど私文書を偽造した容疑もある。トレーナーはグッズ投資や曲を活用するという名目で資金を受け取り返さなかったという。被害者から恐喝した金額は50億ウォン(5億7667万円)以上と推定される。
(引用ここまで)
ふむ。
このダンストレーナー、BTSが所属している芸能事務所であるHYBEの創業メンバーのひとりなのだそうですよ。
創業メンバーであればストックオプションとかでなんぼかHYBE株くらい持ってそうなもんですけどね。
……いや、持ってなかったからこそ、こういう所業に手を出したのかもしれんけど。
ストックオプションって会社に忠誠心を持たせるひとつの理由になるのです。
企業価値を高めることができればそのまま資産に跳ね返ってくるわけで。
「創業メンバーが犯罪を犯した」なんてこと、それも会社の名前を出して詐欺を働くなんてことはまんま企業価値の毀損につながります。
こういう事態を抑えることもできたはずなんですけどねー。
なお、HYBEの株は上場後20万ウォンくらいからスタートして(子供の学資資金を投入されたりしながら)、2021年には40万ウォンをつけたのですがそこから下がり続けて翌年は11万ウォンほどに。
現在はまた20万ウォンに戻っています。
ストックオプションで1000株あるていどでも一財産だったのにね。
以前、韓国メディアからは「K-POPが受け入れられているのは暴力性のない『消毒されたエンターテインメント』だからだ」なんて話があったのですが。
驚愕! K-Popはすでに欧州では主流社会の青少年を引きつけ、受け入れられていた!(楽韓Web過去エントリ)
薬物禍(JYJユチョン)もあれば売春宿経営(BIGBANG V.I.)もあり、こうした犯罪行為もありのなんでもありの状況になってますね。
あ、それとBTSのライブ映像のセットリストから2曲ほど削られているそうですよ。
BTS新コンサート映像作品、セットリストから一部楽曲がカットされる(モデルプレス)
作曲者に問題があった、とのことで。
作詩も含めるとBTSに7曲ほど関与してて、これらの曲がすべて封印されるんじゃないかと。
この件については調べるとだいぶダウナーな結果になるので言及しません。興味があれば個々でどうぞ。
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