チョ室長は「英国が伝統的にアジアで最も重要だと考える国は一番目が日本、二番目は中国だった」とし「今や韓国が日本、中国に劣らず英国の重要なパートナーになったという明確な一線を画す訪問だった」と強調した。 趙室長は、今回の訪問前に英国側が大統領室に数回国賓訪問を提案した後日談も公開した。
チョ室長はダウニング街合意により国民が実質的に体感する変化の一つとして「ワーキングホリデー年間上限5倍上方修正」を挙げた。 彼は「国民に最も肌に響くのはワーキングホリデー」として「既存は上限が1000人だったが、今回5000人で5倍に増えた」と話した。
韓英間外交·国防長官2+2会議が新設されたことについては、「韓国としては米国·豪州以後3番目の新設で、英国もアジアでは日本·豪州以後韓国が3番目」とし、「英国海軍艦艇をこの地域(韓半島)に送り、北朝鮮の国連安全保障理事会決議履行を海上で監視する」ということだ。 象徴的に韓半島と北東アジアで英国と大韓民国がパートナーになったという約束」と話した。
趙室長は韓英自由貿易協定(FTA)の改善交渉が始まったことについても、「最初は英国が欧州連合(EU)に所属していたため、韓EU間FTAを行ったが、(ブレグジットで)英国がEUから抜け出したため、急いで韓英FTAを行った」とし、「早い時間内に交渉を完了し、韓英間ではるかに多くの先端技術協力、原発協力、気候変動協力、サプライチェーン協力などを推進しようと思う」と述べた。
(引用ここまで)
ユン・ソンニョル大統領がチャールズ国王の戴冠式に向かいまして、いくつかの外交をしてきたのですね。
で、ダウニング街合意なるものを結んできた、これで韓国は日中と並び立つパートナーとなったのだ……としてますが。
うん、なんだろね。
韓国ってアメリカとの軍事同盟以外にはなんもないんですよ。
日本とはGSOMIA以外、いまのところなにもない。
それ以外の国ともなんもない。
日本はイギリス、オーストラリアと円滑化協定を結び、フィリピンとも交渉開始しています。
物品役務相互提供協定(ACSA)もイギリス、オーストラリアともに結んでいます。
イギリスとはこの11月に自衛隊、イギリス軍の実動訓練を行っています。
自衛隊と英陸軍、共同で実動訓練 円滑化協定を初適用(日経新聞)
これ以外にもイギリスはTPPに加入していますね。
あ、そういえば韓国もイギリスと一緒にAIIBに加入していたんでしたっけ?
そこはご一緒できなくて残念ですね(笑)。
……こうして見てもアメリカと軍事同盟を結んでいる以外、どこともつながろうとしていない。

(画像引用元・朝日新聞記事より画面キャプチャ)
まさにこの画像のぼっち飯感。
FTAを結んでいる国は多いって主張もあるかもしれませんが、個別FTAはやっぱり包括的なFTAであるTPPのような多国籍協定には負けるんですよ。
多国籍協定であれば内包されているA国にもB国にも同じ条件で輸出入ができるわけで。
たぶん、こうした結びつきにないからこそ中立外交ができるって思い違いをしているんでしょうね。
……ぼっちなだけなのに。
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