韓国メーカーが輸入する予定だった要素について、中国政府が先月、船積みを阻止したのは意図的だろうか。 結果から言えば、力を誇示しようとする意図が敷かれた措置である可能性が高い。 「国内要素需要のため」というのが中国の説明だが、核心原材料供給網掌握力を誇示しようとする内心が作用したという分析が多い。 中国は2021年、韓国の「尿素水大乱」を目撃した。
4日、韓国産業通商資源部(産資部)と駐中韓国大使館によると、先月末、国内企業が輸入しようとしていた要素の相当量が、中国海関総署(税関)の指示で船積み作業が中断された。 通関検査まで終えた後だった。 輸出が決まった物品の船積みを中断させたのは異例のことだ。 ある外交筋は「中国政府に背景を問い合わせ、通関物量の早期船積みを積極的に要請している」と伝えた。
韓国政府は、今回の中国措置に外交的意図があった可能性は大きくないと見ている。 (中略)
「国内備蓄量のため」という中国の釈明をありのまま受け入れるのは難しいという指摘もある。 韓国では2021年11月、中国の要素輸出制限で車両用要素数大乱が起きた。 中国産輸入比重が20%以下で、低い肥料用要素とは異なり、車両用要素に主に使われる産業用要素の中国輸入依存度は約90%に達する。 当時、韓国政府は中国に緊急交渉などを要請し、辛うじて予定されていた輸入物量を持ち込んだ。 今回の船積み中断が韓国に及ぼす影響を中国が認知しているという話だ。
尿素水大乱当時、中国は「特定国を狙った措置ではない」としながらも核心資源に対する支配力を誇示する態度を示した。 北京の産業界関係者は「今回も中国は『現措置が特定国を狙ったものではない』と言うだろうが、中国に対する韓国の経済依存度を密かに浮き彫りにする機会にすることができる」と見通した。
(引用ここまで)
尿素大乱の続報。
中国当局は「政治的な意図はない」「国内備蓄のためで経済的要因でしかない」としている、とのニュース。
韓国政府もそれを受けて「政治的背景はないことを確認した」と言っているのだそうですが。
まあ……そういう話があったのは確かなんでしょう。
あと一昨年の尿素不足の時も中国からは「別に意図はない」って言われてたんですよね。
ただ、実際に大騒動になったことは間違いありません。
韓国の業者が日本にアドブルーの買付に来たくらいでしたからね。
まあ、実際にそれが中国の輸出制限 × ムン・ジェイン政権の無能で偶発的に起きたものだったとしても。
中国は「韓国に尿素輸出制限が効く」ことを把握しているわけですよ。
今回の輸出制限がどこまでの意図を持って行われているのかは不明ですが。
中国がテストパターンとしてやっていてもまったく不思議ではないですね。
いざとなった時に、どれが効くのかっていうチェックをしている可能性を考えるべきではないかと。
黒鉛、ガリウム、ゲルマニウム、尿素。
別に対象は韓国に限らずね。どれも韓国には効いている気がしますが。
というか、ホントにサプライチェーンをちゃんと意識して再構築しよう?
なんで弱点の強度を増してるの……。
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