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2023年11月

韓国の司法リスクが再燃。三菱、日本製鉄の上告棄却で、以降1000人以上の原告が「金払え!」と迫ってくる模様

カテゴリ:日韓関係 コメント:(76)
タグ: 日韓関係
再び日本企業の賠○確定 元徴□訴訟で韓国最高裁、18年に続き判決―政府財団から支給方針(時事通信)
戦時中に徴□工や女子勤労挺身(ていしん)隊員として動員された韓国人らが、三菱重工業と日本製鉄(旧新日鉄住金)に損害賠○を求めた2件の訴訟で、韓国の最高裁は21日、いずれについても日本企業の上告を棄却した。原告への計11億7000万ウォン(約1億3000万円)の賠○を命じた判決が確定した。 (中略)

 最高裁は「18年の判決までは客観的に権利を事実上行使できない障害事由があった」と認定し、権利を消滅させる時効が成立するという日本企業側の訴えを退けた。他にも係争中の元徴○工訴訟は少なくとも60件あり、原告は1000人を超える。同様の最高裁判決が今後も続く可能性がある。
(引用ここまで)


 ユン・ソンニョル政権になったところで「韓国司法リスク」とでも呼ぶべきものは、存在する。
 そんな感じの話を楽韓Webでは何度となく語ってきました。
 先日の日本政府を相手取った訴訟で、韓国高裁が日本の主権免除を認めなかったことなどがそれに当たります。
 そしてまた、今回の日本企業への賠○命令確定も同様です。

 数人くらいなんだから払えばいいじゃないか、といった意見もあるのですが。
 話はそんな単純なことじゃない。
 この数人の後ろには数万、場合によっては数千万人規模の原告が存在してるのです。
 今回の判決、とんでもない話を内包しているのですね。


 それが語られているのがこちらの記事。

徴用訴訟の勝訴確定 原告側「被害者を最も保護する合理的判決」=韓国(聯合ニュース)
司法は今回の判決で、日本企業の賠償責任を認めた18年の大法院判決以前に日本企業側が訴訟を提起する権利が消滅する「消滅時効」の完成を主張することは許されないと初めて明言した。 (中略)

 裁判所の判決が出たか、判決を待っている訴訟は18年の大法院判決3件とこの日判決が言い渡された2件を含め、約70件に上る。

 日本製鉄の裁判で弁護を担当した林宰成(イム・ジェソン)弁護士は、消滅時効の起算点を12年とすべきか18年とすべきかを巡って紛争の余地があったが、今回の判決により再び大法院の全員合議体が開かれない限り法的争点は整理されたと説明した。
(引用ここまで)

 今回の大法院(最高裁に相当)判決で時効は18年の大法院判決から3年まで、と規定されました。
 つまり、現在行われている関連裁判はすべて時効での終了はせず、70件の訴訟がそのまま適用される。
 最低でも1000人の原告がいるわけです。

 その対応をするのが韓国政府であり、設立された財団なんですが。
 なんでももう資金が枯渇しているそうですよ。寄付が少なくて。
 ま、どちらにせよ日本側は知ったこっちゃないって態度を貫き通すしかないのですけどね。

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韓国メディア「ついに折りたたみiPhoneがくる。サムスンの市場が荒らされることに?」……そもそもホントに出るの、それ

「これならみんなiPhoneを買う」 アップル折りたたみスマホ発売の輪郭···サムスンに超非常事態?(ヘラルド経済・朝鮮語)
「中国のフォルダブルフォンはサムスンに勝つのは難しいが、アップルは違う」

「サムスンが主導しているフォルダブルフォン市場までiPhoneが掌握できる」(業界関係者) (中略)

20日、業界によると、フォルダブルディスプレーを作るLGディスプレーがアップルのフォルダブル製品プロジェクトを本格的に進めていることが分かった。

アップル専門メディアはアップルがフォルダブルディスプレイ技術開発に速度を上げており、関連特許も数件出願したと付け加えた。 アップルはシワのないフォルダブルiPhone開発のためにLGディスプレイと協業していると伝えられた。

すでにアップルはフォルダブルフォンを床に落とせば自動的に折れて液晶が絶対割れない新技術を開発したと伝えられている。 (中略)

サムスン電子にはアップルのフォルダブルフォン市場進出が最も大きな脅威だ。 アップルは5Gスマートフォン市場でもサムスンより1年余り遅れて進出したが、結局市場を掌握した。

三星はひとまずアップルの脅威よりは肯定的な側面を強調した。 サムスン電子関係者は「アップルの市場進出を歓迎する」として「サムスン電子が市場を開いたフォルダブルフォン価値を認めることだ。 市場が拡大することができて嬉しい」と話した。
(引用ここまで)


 折りたたみ式のスマートフォンがいくつか出ています。
 2022年のシェアはすべてのスマートフォンの1.2%だったとのこと。
 12億580万台中、折りたたみ式が1420万台。  ざっくり100台に1台。意外と多いとみるべきかどうか。
 今年になってからGoogle Pixelも折りたたみ式のPixel Foldを発売していますね。

 2027年には3.5%が折りたたみ式になるだろうとの予測もあります。

2022年の世界スマホ市場、折りたたみ式は1420万台で全体の1.2%--2027年には3.5%へ(CNET Japan)

 で、その市場にくるとされているのがアップルで。
 もうどのくらい前から「折りたたみ式iPhoneがくるぞ」って言われ続けているか分からないくらいに言われ続けています。
 ……個人的にはいまの折りたたみディスプレイのクオリティでアップルが製品を作るとは思えませんが。

 それでもいろいろと特許は取得しているようですが、特許を取得したからといって実際の商品が出るかどうかはまったく別。
 何人かの「事情通」が「折りたたみiPhoneがついに来る!」と言い続けています。


 著名なリーカーのひとり、Ming-Chi Kuo氏は「2024年に折りたたみiPhoneが来ると言ったな。あれは嘘だ」「2025年にiPhoneではなくiPad、もしくは双方のハイブリッド的な製品が出る」としています。



 つーてもこのポスト、4月1日のものなんですけどね。

 さて、折りたたみ式スマートフォン市場を牽引しているのはサムスン電子であるのは間違いないところ。
 というか、縦型にしろ横開きにしろ、なぜかサムスン電子は最優先製品として折りたたみ式を出していた時期がありまして。
 「迷走してるなぁ」と思ったものでした。

 で、「今回こそ折りたたみiPhoneが本当にくる」との記事の中でサムスンの関係者が「アップルの市場進出を歓迎する」「サムスンが市場を築いた折りたたみスマホに価値を認めた」「市場が拡大するなら嬉しい」とか言ってて草生えるんですが。
 あとコメントで「iPhoneに訴訟を起こせ」とか「アップルがサムスンをコピーするなんて。ジョブズが懐かしい。アップルも時代遅れだ」なんてものがあってこちらも苦笑。
 アップルからスマホのデザインを盗んで賠償責任が認定されたあとに和解したのがサムスン電子なのにね(笑)。

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セブンイレブンの「2023年大感謝祭お弁当」から見えてくる、日本における韓国文化、韓国料理の実際の立ち位置

「韓国大好き」は実は少数派に過ぎない......データが語る日韓ポップカルチャー交流の限界(ニューズウィーク・朝鮮語)
「日韓のポップカルチャーの影響についてお願いします」。そんな講演や特別講義の依頼が増えている。期待されているのは、日本におけるKポップ人気や、韓国での漫画やアニメの隆盛が将来の日韓関係によい影響をもたらすはずだ、という話である。韓国政府系の団体の好むお題であり、尹ユン・ソンニョル錫悦政権の強い希望もあり、さまざまな所で同様の企画が組まれている。

しかし、このような依頼を受けるたびに筆者は頭を抱える。なぜならポップカルチャーと外交との関係は、それほど単純なものではないからだ。例えば、日本で本格的な韓流ブームが始まったのは2003年。いわゆる「ヨン様ブーム」からで、日本における韓流には既に20年以上の歴史がある。

ではそこから今日までの日韓関係が平穏に推移したか、といえばそうではない。 (中略)

では、この一見矛盾して見える状況はどうして生まれたのだろうか。確認しなければならないのは、文化は否定的な効果を持っているのではないということだ。互いの文化を愛好し、旅行経験がある人が、両国関係に対しても好意的なのは各種調査でよく知られている。しかし問題は、日韓両国においてこのような人々は依然として少数派にすぎないことなのだ。

例えば最近、日本の「言論NPO」と韓国の「東アジア研究院(EAI)」が共同で行った調査によれば、韓国のポップカルチャーを愛好していると答えた日本人は36・1%、日本のポップカルチャーを愛好している韓国人はその約半分の18・5%にすぎない。日本国民の3分の1以上が韓国のポップカルチャーに親しんでいる、というのはすごい数字であるが、それでも3分の2近くは関心を有していない。他方、韓国における日本のポップカルチャーへの関心ははるかに低く、しかもその関心の57%はアニメと漫画に集中している。

旅行経験も同じであり、同じ世論調査で韓国を訪れたことのある日本人は23%、日本訪問経験のある韓国人も37・4%にすぎない。一見すると両国にあふれ返るかのように見える観光客も、両国全体から見れば少数派にすぎない、のである。

答えは簡単だ。少数派にすぎない人々がどれだけ日韓両国間で互いに関心を持とうとも、それだけで両国の雰囲気全体が変わるわけではない。

事実、日韓関係が大きく改善し、日本では韓国への感情がよくなった23年、韓国ではむしろ日本への好感度が30・6%から28・9%へと若干落ちている。その理由も簡単だ。今日の日韓関係改善は、韓国の尹政権が日本へ譲歩をした結果であり、日本側が韓国の人々に歓迎される措置や政策を取った結果ではないからだ。そしてその事実が示す結論もまた単純だ。つまり、両国政府の相手国への行動は、ポップカルチャーよりもはるかに多くの影響を相手国世論に与えているのである。
(引用ここまで)


 木村幹神戸大学院教授によるコラム。
 Kポップが好きな日本人がいるからといって、日韓の外交関係がよくなるわけでもない。
 日本の文化を好む韓国人がいるからといって(以下同文)。
 旅行に来る人が多いとはいえ、それが大多数ではなく関係性に大きな影響を与えはしない。
 (木村教授は以前に「日韓を行き来する観光客が増えれば相互理解が増進する」みたいなことを言ってはいたのですが)

 まあ、あたりまえのことですかね。
 楽韓Webが以前から主張していた「香港活劇が流行しても、それでなにか実際の影響があったのか」「ティラミスが流行して日伊関係が変わったのか」って話と同じです。
 なんも変わりはしない。
 「理解度」は若干上昇する場面もあるかもしれませんけどね。


 あ、ティラミスの話で思い出した。
 セブンイレブンが絶品グルメフェアやってまして、エリックサウス監修のビリヤニ再臨がメディアに取り上げられるほどになっているのですが。

セブンイレブンで牛丼超えの1位…ビリヤニって? 「いつの間に人気に」「国民食に!」話題のメニューを食べてみた(まいどなニュース)

 そんな中、ひっそりとその絶品グルメフェアに韓国料理も混ざっているのですよ。
 一応は。

 んでその扱いを見てみましょうか。

絶品グルメフェア(セブンイレブン)

 まず、話題のビリヤニがこちら。エリックサウス監修で稲田さんがコメントしています。

スクリーンショット 2023-12-21 12.09.14.png

 韓国料理がこちら。デジカルビ丼。豚バラ丼ですね。

スクリーンショット 2023-12-21 12.09.48.png

 このフェア、ほぼすべてのお弁当にそれぞれのジャンルの有名店から監修がついています。ビリヤニもそうですし、中華、ラーメン、イタリアンとそれぞれ監修店があります。
 ですが、韓国料理だけ「自社の開発担当者がコメント」しているのです。
 日本における文化の王道である「食」にまるっきり進出できていない。
 セブンイレブンが「誰しも納得する監修」としてピックアップできる著名な韓国料理店ってないんですね。

 韓国メディアが「目黒の桜祭りでホットクが人気! 民間の日韓関係は未来思考だ」とかやってましたが、まあ現実はこんなもんってことです。
 ましてやそれが外交に影響するなんてこたまあないですね、というオチでした。

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楽韓さん、本日の動向 - 「中国経済の悪口言ったら摘発」まで来ちゃったよ、あの国

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 ちょっと前にもピックアップした中国政府が「中国経済に警鐘を鳴らしたら摘発」って話の詳細。

「中国衰退論」摘発を示唆 国家安全部門が経済でも強権(日経新聞)

 ダチョウの安寧だなぁ。
 「中国衰退」を述べたら摘発。「外国勢力の影響を受けた『中国衰退論』の虚偽の流布」か……。
 まあ、習近平が親玉をやっているかぎりはこういう世界が続くわけだ。

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