相互RSS募集中です

2023年11月

韓国で中堅建設企業が明日にも民事再生入り……ローン借り換えに失敗毎に企業崩壊の連鎖も

カテゴリ:韓国不動産爆弾 コメント:(37)
テヨン危機、大手建設会社に拡散の兆し……08年、相次いで倒産した悪夢が再演されるのか(ソウル経済・朝鮮語)
施工能力評価16位の中堅建設会社テヨン建設が事実上ワークアウト秒読みに入ったのは、今年不動産景気が低迷し、ブリッジローンの本プロジェクトファイナンス(PF)転換と着工および分譲が遅れた影響が大きい。 不動産開発事業の資金調達は大きく2段階で、着工前の初期事業費を調達するブリッジローンと着工後のブリッジローン償還資金および初期工事費を確保する本PFに分けられる。 その後、受分譲者から分譲代金を受け取り、工事費と本PFを一部返済し、竣工後、入居時に残金を受け取って全ての融資を清算する。

しかし、地方を中心に売れ残り物件が増え、本PFに資金を提供するという投資家が大幅に減った。 セメントなど原材料価格が20%以上値上がりするなど工事原価が高騰し、人手不足とインフレで人件費まで上昇し、事業収益性が低下した点も影響を及ぼした。 すでに建設会社保証でブリッジローンを調達し敷地を確保したが、本PFに転換できず足踏み状態に置かれた「未着工事業場」が建設会社の足を引っ張っているのだ。 韓国信用評価によると、主要建設会社のPF保証(連帯保証·債務引受·資金補充)の中で現実化の可能性が高い請負事業PF保証規模は19兆1000億ウォンで、このうち67%が未着工事業場だ。

テヨン建設は28日、「聖水洞オフィス2開発事業」のために調達したブリッジローン満期を控えている。 地下6階~地上11階建ての業務施設を建てる事業で当初今月18日満期だったが、貸主団と協議して10日を延長した状態だ。 テヨン建設関係者は「債権団が同意し自律協議会共同管理手続きを開始した」としながらも「持株共同事業転換などいくつかの方案を議論しているが、まだ交渉中」と伝えた。 イージス資産運用とテヨン建設は、該当敷地を1600億ウォン程度で買い入れるためにブリッジローン480億ウォンを起こしたが、このうち432億ウォンが残額として残っているという。 (中略)

PF危機は他の建設会社にも野火のように広がっている。 PF危機で信用格付けが付与された建設会社21社のうち、今年格下げ(見通しを含む)された建設会社は8社で、約40%に上る。

これまで建設会社に高い収益をもたらした自主事業がリスクに戻った場合もある。 東部建設は仁川黔丹新都市と永宗ハヌル都市など、独自の事業所に今年だけで1006億ウォンの用地代金を投入した。 昨年の営業利益(413億ウォン)の2倍以上になる水準で、来年末までに約1500億ウォンの土地代金納付が追加で予定されている。 資金回収のためには着工に入って分譲を始めなければならないが、景気低迷で分譲時期を決めることができない状況だ。
(引用ここまで)


 ぽつぽつと伝え続けている韓国の建設企業が倒れはじめている、とのニュース。
 まず、建設企業で16位のテヨン建設はもう明日にもワークアウト(民事再生手続き)を迎えそうとのニュースが出ています。

PFの流れ弾にあたったテヨン建設、早ければ明日ワークアウト申請(韓国日報・朝鮮語)

 不動産開発のために土地を購入する資金を高金利で借り入れた(ブリッジローン)ものの、そこから開発が一歩も進まない状況が続いています。

 さらにはそうして待機している間に金利がふくれあがるだけでなく、資材等の高騰も続いているために四面楚歌。
 そうこうしている間に不動産価格の下落がはじまってしまい、買い付けた土地価格では採算が合わないことが前もって分かってしまっている。
 つまり、建設のための資金をどこも貸してくれないわけです。
 で、土地購入代金の満期が来て詰みはじめている……と。

 この構造は多かれ少なかれ建設会社が抱えているものなので、体力のない中小からぱたぱたと倒れはじめます。


 中小建設のプロジェクトファイナンスの保証を大手建設がやっていることも少なくなく、蓋を開けたら相当の大手までいっぱいいっぱいなんてこともあり得ます。
 記事では2008年以来の危機だとされています。
 あの頃も建設業がぱたぱたと倒れていましたね。
 ただ、すでに現状は2004年頃のカード大乱(通貨危機克服のためにクレジットカードを発行しすぎたために500万人が「信用不良」に陥った金融危機)に近い規模になっていると感じられます。

 次はどこが土地購入のブリッジローンの満期を迎え、借り換えに失敗して危機を迎えるのか。
 場合によっては大手建設会社が連鎖して飛ぶ可能性すらありますからね。
 黒ひげ危機一発、ジェンガのような状況になりつつあります。

 もうすでに短剣は樽いっぱいに刺さっているし、ジェンガならすっかすかにブロックが減っている状態。
 ……一部の崩壊で済めばいいですね?

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→

韓国人「LK-99は超伝導物質ではなかった。しかし、今度のPCPOSOSは超伝導体だ! 3月にあるアメリカの学会で発表するぞ」

PCPOS? K直指? ラッピングを変えた「LK-99」(朝鮮BIZ・朝鮮語)
7月、国内研究陣が常温超伝導体だと主張し世の中を騒がせた物質「LK-99″の名前が歴史の中に消えるものと見られる。 LK99共同研究を進めたクォンタムエネルギー研究所とクォン・ヨンワン高麗大学教授が分かれ、LK99という名前を捨ててそれぞれ新しい名前を付けた超伝導体研究計画を発表してからだ。

26日、科学技術界によると、ウィリアム・アンド・メリー大学のキム·ヒョンタク教授とクォンタムエネルギー研究所は来年3月4日、米ミネソタで開かれる「米国物理学会(APS)学術大会」で「PCPOSOS」の常温超伝導性を実験した結果を発表する計画だ。

PCPOSはLK99と異なる化学式を持つ物質で、これも常温·常圧で超伝導性を持つと研究陣は主張している。 LK99と同様に鉛と銅をベースにしているが、硫黄(S)を加えた。 LK99の検証に乗り出した国内検証委員会を含め、海外研究陣はLK99が硫化銅(Cu2S)不純物によって超伝導体と類似した特性を示したという結果を出した経緯がある。

クォンタムエネルギー研究所が硫黄を追加した新しい物質を公開するということはクォン教授によって初めて知らされた。 クォン教授は15日、高麗大学で記者たちと会い「クォンタムエネルギー研究所が出版を準備する論文の修正本で物質の化学式が変わった」として「私が常温超伝導体だと主張する物質と彼らが主張する物質が全く違うという反証」と主張した。

しかし、クォンタムエネルギー研究所は先立って発表した論文で提示した物質とPCPOSと関連があると主張している。 APSホームページに公開した抄録(発表要約本)によれば、クォンタム側はPCPOSが常温超伝導性を持つという根拠で7月に発表したアーカイブ(arXiv)論文を引用している。 二つの物質が相互連結されているという意味だ。

LK99の片面は磁石とくっついたまま、もう片面だけが空中に浮かんでいる映像に対する説明も緑に付け加えた。 磁石の上で物体が完全に空中浮揚する「マイスナー現象」は超伝導体が持つ最も重要な特徴の一つだ。

研究陣は「一部だけ空中に浮かぶ現象は磁石磁場の不均一性によって発生すること」とし「磁石の中心が臨界磁場範囲を示すため」と説明した。 続けて「PCPOSはタイプ2超伝導体に該当しながらもタイプ1の特徴である量子固定現象が現れる可能性がある」として「新しい空中浮揚映像と磁石映像を2つ公開する予定」と付け加えた。

しかし、科学界は依然として冷ややかな反応を見せている。 LK99検証委員会委員長を務めたソウル大学のキム·チャンヨン教授は「物質を新しく合成した後、分析が誤り化学式が変わる場合は時々ある」としながらも「結局同じ合成法で作った物質で国内外の研究陣が超伝導性を確認できなかったという事実には変わりがない」と指摘した。
(引用ここまで)


 LK-99を研究していたクオンタムエネルギーセンターで起きた内紛で、高麗大学のクォン教授が弾き出されました。
 その結果、クォン教授は自分を中心とした論文執筆陣でarXivに論文を上げ、残りのクオンタムエネルギーセンター側もクォン教授を弾いた形での論文を数時間後に上げたことからLK-99の存在が世に出ました。
 要するに利権争いですね。

 とはいえ、大元のLK-99は論文が主張したような常温常圧超伝導物質ではなく、USO(Unidentified Superconductive Object)であったと認定されています。
 利権もクソもない状況。

 ちなみにUSOを提唱した超伝導物質の研究者、北澤宏一教授は超伝導物質であることの定義として、以下の4項目を挙げています。

1)電気抵抗がゼロの観測
2)マイスナー効果の観測
3)結晶構造の決定
4)他の人による再現の確認

 これ以外はすべてUSOである、と。
 LK-99は結晶構造の決定はしていたものの、それ以外は達成できずにUSOと決定してます。


 で、内外による追試の結果、LK-99は超伝導物質ではないことがほぼ決まり、騒動は終息を見せるかとも思われたのですが。
 クオンタムエネルギーセンター側が「来年の3月、アメリカの物理学会で本当の常温超伝導物質を見せる」と言い出しました。
 それがちょっと前にも書いた、LK-99に硫黄を加えたものでその名も「PCPOS」。
 3月2日からはじまるAPSのマーチミーティングで披露されるそうです。

 あと高麗大学のクォン教授もLK-99に手を加えたものこそ本当の超伝導物質だとして、仮称「K直指」なるものを提唱しています。
 なんかこう……分裂を繰り返すプロレス団体か、テコンドーの競技団体みたいですね。

 「2ヶ月待ってくれ、本当のLK-99をあんたに見せてやる」ってアレですか。
 まあ、この騒動が続いてくれたほうがネタには困らないのですが。懲りませんね、ホント。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→


タマネギ男ことチョ・グクの支持者「インターン証明書の捏造なんて韓国では当たり前なのだから無罪!」との減刑嘆願書を書いてしまう

「証明書の捏造は一種の慣例」 曺国支持者が嘆願書に署名求める(朝鮮日報)
子どもの入試不正などで起訴された元法務部(省に相当)長官の曺国(チョ・グク)被告と、妻で元東洋大学教授の鄭慶心(チョン・ギョンシム)被告の控訴審判決を前に、「夫妻に対して善処してほしい」と裁判所に送る嘆願書への署名を支持者たちが集めていることが分かった。

 曺国被告夫妻の疑惑のうち、子どものインターン証明書捏造(ねつぞう)などは一種の「慣例」だったが、それは重刑に処せられなければならないほどの重罪ではないので、善処してほしいということだ。親・曺国派とされる崔康旭(チェ・ガンウク)元議員もこのような嘆願書への署名を促している。 (中略)

 また、曺国被告夫妻が過ちを犯したことは事実だが、その過ちの大きさに比べて社会的な非難が行き過ぎているとも述べている。子どもの入試のために文書を捏造するのは「慣例」だったという主張だ。

 嘆願書作成者たちは「両被告の容疑のうち、長女と長男の高等学校体験活動証明書については、大学入試を準備する過程において一種の『慣例』だった。模範にならなければならない知識人として、そのような慣例に無批判に倣ったことを非難するにしても、それが果たして重刑に処せられなければならないほどの重い犯罪なのか、よく分からない」と述べた。

 続けて、「何よりも被告たちの子ども2人は一審判決後、学位や医師免許を自主返納した。 通常の慣例だったとしても過ちを認め、証明書で得た利益や地位を捨てることで、青春のすべてをささげて得たあらゆるものを断念した。自分たちの行為で両親に重刑が言い渡されることになれば、それはあまりにも過度な刑罰だ」とも書いた。
(引用ここまで)


 タマネギ男ことチョ・グクの支持者が「あまりにも刑罰が重い」として裁判所に嘆願書を送るための署名活動をしているそうです。
 日本からしてみると「いまだにチョ・グクの支持者なんているの?」って感覚になりそうですが。
 かなりいます。
 なにしろ支持率40%をキープしたままで大統領を退任したムン・ジェインの正統後継者ですから。

 前回の総選挙でも「チョ・グクを支持する」とのワンイシューで打って出て、比例区で3議席を獲得した「開かれた民主党」なる政党があったくらいですからね。
 その後、共に民主党に吸収されはしましたが。

 さて、今回の嘆願書の主旨は「もうすでに社会的制裁を受けているのだから、刑を軽減してほしい」とするもの。減刑の嘆願書、ですね。
 「すでに子供たちは偽造証明書で得た学位や医師免許を返上した」「この上、両親が罰を受ける必要はない」等々、お題目を唱えています。
 ですが、楽韓Webで取り上げたいのはそこではなくて。


 「証明書の捏造は一種の慣例だ」とするもの。
 チョ・グク夫妻がやったのは息子、娘がボランティア活動に勤しんだとする表彰状の偽造、およびインターン活動の証明書を偽造して発給してもらったことなど。
 あと大学で2週間のインターンをしただけで論文の筆頭著者に記されるなんてのもありましたね。

 こうした証明書の偽造は慣習か、そうではないのかと問われたら。
 韓国のどこにでも蔓延している話ではあるでしょうとはいえるのではないでしょうか。

 たとえば「パラサイト 半地下の家族」でもすいすいと主人公の姉が延世大学の卒業証書を偽造していましたね。
 「証明書の偽造」に違和感があったら、あの描写にはなっていないわけです。
 いつでもどこでも誰でも「機会があれば」「必要があれば」、証明書の偽造は普遍的なものである……との認識があればこそ、「PC房(ネカフェ)のオープンスペースで(店員から見える場所で)偽造作業をする」という描写が成立するのです。

 たとえば捏造されたインターン証明書のひとつを発行したのはチョ・グクの知り合いの弁護士。彼が所属する法務事務所のインターン証明書をさくっと発行して、後に有罪判決を受けて国会議員資格を失っています。

元法相息子に虚偽のインターン証明書 最大野党議員の有罪確定=韓国(聯合ニュース)

 はっきり言って「こんな大事になるとは思わなかった」のでしょうね。いつものことだから。
 ウリ(我々の意。この場合は「仲間」の意味)から依頼される実態のないインターン証明書発行は日常茶飯事なのでしょう。

 まあ……慣習なんでしょうね。インターン証明書の偽造とか、捏造が。
 そういう社会であるものと認識をして韓国人と接するべき、です。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→

楽韓さん、本日の動向 - 「現政権は『自由で開かれたインド太平洋』を消した」ってほぼフェイクニュースだよね

【PR】Kindle Unlimitedが3ヶ月99円のキャンペーン中です

 なんかフジサンケイが「日本政府の方針から『自由で開かれたインド太平洋』との文言が消えた」キャンペーンをやっているのですが。

「自由で開かれたインド太平洋」なぜ消えた 産経コラムの真意 高橋洋一(週刊フジ)
安倍氏の「インド太平洋」を消した岸田首相 元内閣官房参与・谷口智彦(産経新聞)

 なんだかなってとこ。ほぼフェイクニュース。
 現政権を糾弾するネタのひとつにしたいようですが、現在でも普通に使われているしな。キャンペーンとしては弱いというか、産経新聞がフェイクニュースを広めているってだけの状況になりつつある。
 Twitterではコミュニティノートついてしまう始末。
 というかいまひとつ、こう……やろうとしていることの狙いが見えてこないなぁ。

  ーーーーー

 元寇を扱ったアンゴルモア、その続編のアンゴルモア 博多編がどちらも1巻が55円。
 KADOKAWAの50〜70円くらいのお試しセール(対象タイトル一覧)ですね。
 どちらも5巻まで半額。
 あとゆうきまさみ初期作品集が1巻55円、2巻は248円。OUTとかに載ってたのも収録されているヤツですね。1巻のヤマトタケルの冒険は「話が動かなくなったのでおしまい」だったらしいですけども。





 秋田書店もセールしてますね。
 片田舎のおっさん、剣聖になるは1巻が74%ポイント還元。2〜4巻が49%ポイント還元。
 まあ、読んでおいて損ないかと。



 あとコミカライズのオーバーロードが1巻110円。2〜9巻が半額。最新19巻が26%ポイント還元。



【PR】Amazon Music Unlimitedが3ヶ月無料のキャンペーン中!

 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。