来年3月、ソウルシリーズに日本選手が大挙出場するものと予想される中、サンディエゴ·パドレスのキム・ハソンのトレード説が提起されると、日本のマスコミも大きな関心を示している。
最近、米現地メディアはキム・ハソンのトレード説を絶えず提起している。 確かに金ハソンは最高の活躍を見せたが、サンディエゴ球団の劣悪な財政状況のためだ。
サンディエゴ球団のニュースを扱うメディア「フライヤーズ・オン・ベース」は、「金ハソンは昨年サンディエゴで大きく成長し、レベルの高い守備力を発揮した。 来年は比較的安い年俸700万ドルをもらう。 今年見せたパフォーマンスを考慮すれば、トレードで迎え入れる価値は十分ある」と評価した。
(引用ここまで)
おや、キム・ハソンにトレードの話が出ているそうです。
日本球界でもトレードについてそこまでネガティブでもない話になりつつありますが、アメリカではもっともっとドライ。
なんなら球団運営のためには必要不可欠だとしているところもあるくらい。
かつてオークランド・アスレチックスがクローザーを1年ごとにとっかえひっかえトレードで出して、他球団の有望な若手を受け取っていましたが。
あれは「クローザーは特別な役職じゃない、誰でもできる」ってセイバーメトリクスに基づく戦略だったとの話。
閑話休題。
でもって、来年の3月にソウルシリーズとして韓国ではじめてのメジャーリーグ公式戦が行われるそうなのですが。
例の高尺スカイドームでやるそうですね。あのクソ狭スタジアムでやるのか。
野球ではないのですが、このスタジアムの訪問記があるのでそちらもどうぞ。
さて、なんで韓国で「ロサンゼルスドジャース VS. サンディエゴパドレス」の試合が行われるかというと。
サンディエゴは上記の通りにキム・ハソンの所属チーム。トレードでいなくなるかもしれませんが。
そして、ドジャースは「韓国の国民的チーム」だからなのです。
いや、少なくとも韓国人はそのように認識しているんですよ。
パク・チャンホが在籍して「彼の登板日はソウルから人がいなくなった」とされるほどの人気を誇り、その後にもリュ・ヒョンジンが在籍し、あと今年高校卒業の有望株がドジャースと契約したとの話です。
そしてさらに一時期は韓国政府がドジャースの経営に参画しようとしたこともあるほど(後に参画の意向を撤回)。
というわけで韓国に来るのであればドジャース……といった部分も少なからずあったと思われます。
ところがドジャースに大谷が移籍し、さらに山本がポスティングで契約。
日本人の活躍を見せられることになってしまうわけです。大谷が3月の時点で出場するかどうかは分かりませんし、山本が投げるかどうかも微妙なところですが。
ま、韓国人が出ないソウルシリーズもありなんじゃないですかね。
韓国の場合、それで興行が成り立つかは微妙だとは思いますけども。
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