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2024年01月

韓国で「観光の切り札」として使われているモノレール、事故多発で4ヶ所にひとつは「休業」状態

カテゴリ:鉄道 コメント:(78)
いきなり事故も……モノレール4カ所に1カ所「休業」(文化日報・朝鮮語)
観光活性化の目的で地方自治体などが先を争って設置したモノレールの安全性問題が後を絶たない。 開通後、観光客が殺到してホットプレイスになったところもあるが、各種火災と事故で観光客の不安感を高めるところも少なくないのが実情だ。 昨年末基準で、全国に設置されたモノレール(65ヵ所)約4ヵ所のうち1ヵ所が機械の欠陥などで止まっており、一部は撤去されている。

31日、各自治体によると、慶尚北道蔚珍郡の「竹辺海岸スカイレール」は13日、乗降場に停車中だった電車の床に設置された補助バッテリーの過熱で火災が発生し、1週間運行が中断された。 このモノレールは蔚珍郡が民間企業に任せて運営しているが、昨年4月にも電源供給レールで炎が発生し、乗客約90人が避難した。 先立って全羅南道順天市順天湾国家庭園の小型無人軌道列車である「スカイキューブ」は昨年9月、電気ショートで38台中12台が止まり、搭乗客70人が空中に孤立し1時間後に待避した。 一部の乗客は呼吸困難の症状を見せ、病院に搬送されて治療を受けたりもした。

慶尚南道統営市の「欲知島モノレール」は2021年11月、50〜70代の搭乗客8人が骨折傷を負う恐ろしい脱線事故が発生して以来、2年以上運行できずにいる。 (中略)

山林庁国立自然休養林管理所が設置した蔚山蔚州郡「神仏山滝自然休養林モノレール」は2018年7月開通初日に機器故障を起こした以後「構造的に非常に危険な状態」という診断を受け、ただの一度もまともに運行できず今年中に撤去される。 事業費20億ウォンが投入されたこのモノレール撤去に4億ウォンが投入されるという。

韓国交通安全公団によると、昨年末基準で全国65ヵ所のモノレールのうち15ヵ所(23.0%)が機械の欠陥などで休止(休止)状態だ。 最近5年間(2019~2023年)、全国で計17件のモノレール事故が発生し、運行障害も52件だった。 また、この期間の事故で重傷8人、軽傷19人の計27人が負傷した。 韓国交通安全公団の関係者は「モノレールの場合、事業性が落ち、管理の疎かさで故障が発生する場合が多いが、収益性の有無を几帳面に確認して設置しなければならない」と話した。
(引用ここまで)


 なんでか分からないのですが、韓国では小さめの島とかで「観光の決め手」としてモノレールが採用されることがあるのです。
 ……いや、なんでですかね。
 こんな部分からも韓国における観光資産の少なさが伺えるわけですが。

 思えば楽韓Webでレポートした月尾銀河レールもモノレールで、当初は1編成70人が乗車するものでした。

楽韓さん、韓国を行く:月尾銀河レールはこうして廃墟になった(楽韓Web過去エントリ)

 その遺骸……じゃなくて、レールを利用して現在運行している月尾海列車は最大46人で運行しています。
 先日、400億ウォンを投じて造成されたテーマパーク(なお破綻済)でも小型モノレールが運用されていましたね。



 斯様に韓国では観光の切り札としてモノレールが採用されているのです。


 ですが、記事中にある欲知島モノレールですが、以前にもちらっと楽韓Webでピックアップしていましたね。

韓国で事故を起こした観光用モノレールが再運行へ……え、この角度で運行してたの?(楽韓Web過去エントリ)

 本当に角度が素晴らしいので映像もご覧ください(笑)。



 運行再開を目指していたそうですが、市がチェックしたところレールの強度が根本的に足りていなかったとのことで現状のレールを撤去し、再敷設が必要になっているそうですわ。

 これらも含めて65ヶ所のモノレールが韓国には存在して、うち15ヶ所が運行停止している状態。
 ……去年の5月の記事では62ヶ所のうち、14ヶ所が運行停止しているって話だったのですが。
 モノレール自体が3ヶ所増えて、運行停止が1ヶ所増えるっていう。
 さすがだ。ちゃんと確率を守っている。

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韓国メディアがTSMC熊本第2工場建設、さらにトヨタの経営参画を大きく報道……そこまで韓国には関係していないような……

「半導体大乱にもびくともしない」…台湾TSMCと提携したトヨタ(韓国経済新聞・朝鮮語)
グローバル完成車1位のトヨタが世界的な半導体企業である台湾TSMCと手を組んだ。 TSMCの日本工場運営会社に初出資することにした。 電気自動車、自動運転車など次世代自動車の半導体を安定的に調達することが目標だ。

6日、日本経済新聞によると、TSMCは同日、日本熊本工場の運営子会社であるJASMにトヨタが出資すると発表した。 TSMCは熊本に国内2番目の工場も設立する。 車両用半導体の需要を狙って、日本国内のサプライチェーンを拡大することだ。

JASMにはすでにソニーグループとデンソーが出資している。 両社はトヨタに合わせて追加出資することにした。 新しい持分率はTSMC86.5%、ソニーグループ6%、デンソー5.5%、トヨタ2%だ。

トヨタは今回の出資を通じて、電気自動車と自動運転車に欠かせない高性能半導体を安定的に調達する計画だ。 新型コロナウイルス感染症の事態で車両用半導体の供給に支障が発生し、完成車を生産できなかった経験を繰り返さないためと分析される。
(引用ここまで)


 トヨタ株が躍動してまして。
 株価は節目となる3000円のチャレンジを去年の9月、11月と何回か繰り返していたのですが、その度に不正やらなんやらで到達できず。
 取引中には到達しても終値で下落なんてこともやってました。
 1月末にどうにか3000円に到達し、以降やや下落はありましたが昨日今日になって一気にいわゆる「窓を開ける」形になって今日は3260円に到達。

 個人的な話ですが6400円くらいで100株買って、それが分割されて500株になっています(要は1株1280円くらい)。
 7年ほど前。
 当時、トヨタ悲観論がさかんに述べられていて完全に逆張りの形ではありましたが、あるていどの確信があって買ったものです。

 さて、その株価が伸びている原因のひとつが日本でのTSMCの第2工場へトヨタも投資に参画すると発表されたこと。



 この第2工場では最先端まではいかないものの、それなりに新しい6ナノプロセスのものとなるとされています(第1工場は12〜28ナノプロセス)。


 それ以外にもアメリカでEV生産開始することや、先日発表された決算から「実際にハイブリッド車が好調である」ことが材料視されていますね。
 ですが、最大の理由はTSMCの日本第2工場への参画ではないかと思われます。
 これで半導体不足での製造遅滞が避けられるのではないかと期待されているのでしょう。

 で、この工場建設の話題が韓国でもかなり強めに報道されていまして。
 強めというか……なんなら日本と同等かそれ以上に報道されています。

 別に韓国はTSMCのビジネスとそれほどかぶらないというか。

 サムスン電子は一応、ファウンドリビジネスで2位に位置してはいるものの、TSMCとのシェア差は5〜6倍(1Q23で60.9%対9.9%、2Q23で56.4%対11.7%、3Q23は57.9%対12.4%)。
 ライバル視することすらおこがましいというか。
 2022年の3Qで3.6倍差だったものからさらに差をつけられている状況。

韓国メディア「TSMCのライバルとしてサムスン電子を認めろ!」と叫ぶものの……そのシェア差は3.6倍に(楽韓Web過去エントリ)

 なにをそこまで意識しているのかって気もするんですけどね。

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アジアカップ:韓国代表、ヨルダンに2-0、枠内シュートゼロで完敗。念願の優勝はまたもお預け

<アジアカップ>「有効シュート0」の韓国、ヨルダンに0-2で完敗…決勝進出ならず(中央日報)
韓国サッカー代表チームがアジアサッカー連盟(AFC)アジアカップ決勝の敷居を越えることができなかった。64年ぶりのアジアの頂上の夢も破れた。

クリンスマン監督率いる韓国は7日、カタール・アルラヤンのアハマド・ビン・アリスタジアムで行われたヨルダンとの大会準決勝で、不振の末に0-2で完敗し「異変のスケープゴート」になった。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング23位の韓国は64段階も低い87位のヨルダンを相手に後半だけで2ゴールを入れられ力なく崩れた。 (中略)

韓国がヨルダンに敗れたのは今回が初めてだ。この日まで韓国は歴代戦績で3勝3分けと圧倒的優位を守っていた。この日の試合は韓国とヨルダンの「リターンマッチ」だった。両チームは今大会のグループリーグE組第2戦で対戦した。この時は2-2で引き分けた。韓国は勝ち点5でグループ2位、ヨルダンは勝ち点4で3位となり決勝トーナメントに進出した。 (中略)

金玟哉の空白は思ったより大きかった。試合序盤から波状攻勢を繰り広げるヨルダンの攻撃陣を相手に韓国守備陣は大きく揺れた。今大会で金玟哉を中心に後方ビルドアップを広げた韓国はこの日はパスミスを連発し一貫して不安な姿を見せた。ミスは相手のシュートチャンスにつながるケースが多かった。
(引用ここまで)


 準決勝、韓国−ヨルダン戦が昨日の夜にありました。
 開始5分で「あ、これはダメだ」ってなるくらいの出来でしたね。

 守備の要であるキム・ミンジェがオーストラリア戦のアディショナルタイムでイエローカードを得てしまい、累積で出場停止。
 結果、まったくといっていいほどにDFからのビルドアップができない状況に陥りました。
 ボール保持はできる……というかさせられていたのだけども、いわゆるアタッキングサードに全然ボールがこなかった。
 どこかでヨルダンにパスを遮られてロングボールでフィードされて、シュートまで持ちこまれるってパターンを繰り返してました。

 前半で得点されなかったのが不思議なくらいの出来。
 後半になって明らかに動きが悪くなり、バックパスをインターセプトされて得点。
 2点目のこのゴールはシュートが素晴らしいんだけど、そこまで運ばれる間に韓国の守備陣はなにもかもが間に合っていないっていう。



 リフレクションでボール奪われてってパターンをどれだけやったのやら。
 枠内シュートゼロは後ろからのフィードがまるで来ていない結果でしかなかった、ってところかな。


 サウジ戦、オーストラリア戦ともに後半アディショナルタイムでぎりぎり追いついて、延長戦をフルに戦って薄氷の勝利を2回。
 主力選手はグループリーグから見たら510分フル出場。そりゃ力尽きもするでしょうよ、といったところでした。
 連続してあんな戦いをしてはいけない、というお手本でもあったかな。

 日本もイラン戦は厳しい戦いになるのは予想通りでしたが。
 日本は下剋上はできるシステムでも、引き気味の相手がロングフィードを連発してきた時に対応できていないのではないか……っていう危惧は実は元日のタイ戦からあったのですよ。
 特にタイ戦の前半は「あれ、これやばいな」って不安があったのです。
 後半の選手交代で勝つことで「不安が払拭されてしまった」のですけどね。
 イラク戦でその不安が的中して、イラン戦でも対応しきれなかったって結果に終わりました。

 日本も韓国もワールドカップ出場自体は間違いないところ。というか、今回のシステムで出場できないわけがないのですが。
 とにかく日本はイチからビルドアップの見直しだわ。
 痛んでた板倉は交代させたらよかったのにね、とは思います。というか、あそこは前線の交代じゃないよなぁ……。

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楽韓さん、本日の動向 - 自分にもっとも影響を与えた映画、ってこれかも

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 STOP MAKING SENSEの4Kリストア版をIMAXで見てきましたわ。
 いや、いいわ。映画としてもっとも自分に影響を与えているものかもしれない。
 トーキングヘッズはスノッブ気味で好きじゃなかったんだけども、この映画で一気に好きになったんですよね。



 監督は後に羊たちの沈黙を撮るジョナサン・デミ。カットというか、構図の取りかたとかが共通している部分がある気がします。

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 むこうぶちの半ばやけくそなセール(50巻買っても全部でまだ500円台)が今日まで。
 まあ、これなら「持っておいていい」くらいですかね。



 講談社の電書FINALセール(対象タイトル一覧)で、いらない保険、マージナル・オペレーション(原作ラノベ)とかがセールに。
 いらない保険は一読しておいてよい本だと思います。データが豊富に示されているので、取捨選択ができるようになると思いますよ。




 SBクリエイティブのセール(対象タイトル一覧)からはうまい雑草、ヤバイ野草、温泉の科学なんかがセール。




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 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。
恋愛結婚の終焉 (光文社新書)
牛窪 恵
光文社
2023-09-13