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2024年01月

イ・ガンイン、「12億ウォンの広告を引っ張ってきた国内代理店」に対して「契約打ち切るわ。はい、経費50万ウォン」と言い渡していた……すげえヴィランだな

カテゴリ:サッカー コメント:(80)
[単独]イ・ガンイン側「スペインで『チェックスチョコ』買ってきてほしい」…出前までも頼んだ(マネートゥデイ・朝鮮語)
国家代表サッカー選手イ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)側が国内広告・協賛マーケティング活動を代行していたエージェンシーA社にシリアル使いまでさせたことが確認された。

イ・ガンイン側は、A社が国内エージェンシーではないと主張しているが、会議のためにスペインと韓国を行き来していたA社の職員に私的なお使いをさせることができたという点は、双方の関係が安定的な専属契約関係として確立されていたという間接証拠になりうるというのが法律専門家たちの判断だ。

18日、マネートゥデイが確保した資料によると、昨年5月末、イ・ガンインのマネージャーの役割をしている実姉のイ・ジョンウン氏などに会うためにスペインのマヨルカに行ったA社職員は、韓国で大容量「チェックスチョコ」1.2㎏容量2パックを買って渡した。もちろんこの過程でスペイン出張が予定されたA社職員がイ・ガンイン側に現地で必要な物品があるかを確認し、これに姉のイ氏がイ・ガンインが好きな「チェックスチョコ」を要請した。 (中略)

A社側はシリアルを直接買ってスペイン現地に渡したこと自体に対しては不満がないという立場だ。 シリアルと共に広告·協賛品であるアイウェアジェントルモンスターのメガネとサングラス3点も当日一緒に渡された。

当時、A社側が協賛品を用意しながら先に現地で追加で必要な物品を確認して伝達したので「パワハラ」とも考えもしなかったということだ。 ただし、イ・ガンイン側が14日、言論に配布した資料を通じて「脅迫」という表現まで使い、A社がイ・ガンイン側を苦しめたように描写したことに対しては怒りを表わした。

直接韓国マートで大容量「チェックスチョコ」2パックを買って現地に持って行ったA社職員は「イ・ガンイン選手が好きだと言って乙の立場だったので、スペインで何か必要なものはないかとチェックしてチェックスチョコまで購入して持っていくほどであり、あることを強権する立場ではなかった」として「徹底的にするしかないエージェンシーを犯罪者のように描写したことに対しては理解できない」と吐露した。

一方、A社との法的紛争を先に言論に知らせたイ・ガンイン側は、12億ウォン相当のモデル料で国内大型ゲーム会社ネクソンのオンラインサッカーゲーム広告プロジェクトを進行したA社に手数料として50万ウォンを提示した事実も明らかになった。 また、A社との広告·協賛マーケティング代行契約締結がなかったという主張とは異なり、昨年7月、パリ・サンジェルマン移籍直後の一方的な契約解約通知Eメールには「口頭契約」の存在を認めたことも確認された。

イ・ガンインの国内エージェンシーとして今年1月に新しく選任された「K10有限会社」は父親が代表を務め、母親が理事を一番上の姉であるイ氏が監査を引き受けた資本金1000万ウォンの家族法人だ。
(引用ここまで・太字引用者)


 いや、すごいなイ・ガンイン。
 パリ・サンジェルマンと契約するまでは韓国国内でエージェントをやっていた企業A、というものがあって。
 さまざまな国内での代理店業をやらせていたそうですわ。
 そこの担当者に打ち合わせのついでに韓国からチョコシリアルまで持ってこさせてきていたのだけども。
 「A社は代理店ではない」「A社に脅迫されている」とプレスリリースを出したとのこと。

 A社の担当者は「シリアルを持っていったことは、業務のついでだから構わない」とは述べているそうです。
 さらに「イ・ガンインのイメージが悪化する」として裁判には出たくないとしていたものの、イ・ガンイン側から「脅迫されている」として告訴されていると。
 さすがにこの脅迫扱いには怒り心頭の模様。そりゃそうだ。


 それよりもひどいのが、A社が持ってきたネクソンとの契約を「これからは(A社を介さず)直接契約に切り替える」って言い出して。
 かつ、12億ウォンの契約に対して「はい、がんばったね」って50万ウォン(今日のレートで約5万6300円)を渡そうとしたっていう。

 ちなみにこのA社はスペインのサッカークラブであるRCDマジョルカの韓国代理店であり、その縁でイ・ガンインの国内代理店も勤めることになったそうですが。
 家族が設立した代理店にすべて業務を移すってことで、このA社に対して後ろ足で砂をかけるようにして逃げていったと。
 ……いや、すげえなイ・ガンイン。

 なにがすごいって、「ソン・フンミンと諍いを起こした」として「国民の敵」くらいの扱いになっているのに、こうして強気に「我々はA社に脅迫されたのだ」って言い出せる強さよ。

 なお、ネクソン以外にもいくつか広告契約を結んでいるのですが。
 先日書いたようにKT(韓国でのNTTにあたる通信企業)はイ・ガンインのポスターを「ギャラクシーS24のキャンペーンが終わった」として下げて。
 5億ウォンを払って広告キャラになってもらったアラチチキンに対しては不買運動が行われているっていう(笑)。

「5億以上使ったのに」…イ·ガンインを前面に押し出したアラチチキン「困惑」(朝鮮BIZ・朝鮮語)

 冒頭記事にも1200を超えるコメントがついていて、この件を最初に報じた記事には2000ものコメントがついています。

[単独]「手数料は50万ウォン」ネクソン広告10億+aを受けたイ・ガンインの提案(マネートゥデイ・朝鮮語)

 ちょっとした大事件扱いですよ。  いや、それにしてもイ・ガンインはすげえな。ヴィランとして必要なものをすべて兼ね備えているわ。

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日本のトヨタ、台湾のTSMCに差をつけられたサムスン電子の株価、その背景にあるのは「財閥支配」による株価低迷?

日本・台湾の大型株が乱高下しているが、三星電子は?(イーデイリー・朝鮮語)
アジア時価総額ビッグ3の順位がひっくり返った。 1位の台湾TSMCが人工知能(AI)ブームを基に独走を続けている中、日本のトヨタ自動車が7年ぶりにサムスン電子を抜いて2位を奪還した。 史上最大の業績達成を狙うトヨタとは違って、サムスン電子はAIの薫風をまともに活用できずにいるというのが悲喜を分けたものと見られる。

日本経済新聞によると、15日の終値基準でアジア時価総額1位の企業はTSMC(円基準86兆8000円)だ。 TSMCは台湾証券市場で同日だけで7.9%上昇し、史上最高値を更新した。 取引中の一時は上昇幅が9.8%に達した。

TSMCはAI時代の核心恩恵株に挙げられている。 AI学習·駆動に必要な最先端半導体をTSMCで委託生産しようとする需要が増えているためだ。 TSMCはAI半導体を中心に今年の売上が昨年より20%以上上昇するものと予想している。 (中略)

同日、トヨタ(55兆1000億円)も三星(サムスン)電子(54兆9000億円)を抜いてアジア時価総額2位に上がった。 今月6日、日本企業としては初めて時価総額50兆円を突破してから9日ぶりのことだ。 サムスン電子は2016年8月以降、7年6ヵ月ぶりにトヨタに遅れをとる羽目になった。 (中略)

台湾と日本の大型株が高空行進を繰り返す状況で、サムスン電子の株価は不振な要因は何だろうか。 市場ではサムスン電子がAIの薫風にまともに乗れずにいるという指摘が出ている。 AI用高帯域幅メモリー(HBM)市場では、三星電子のシェアは38%で、トップのSKハイニックス(53%)に押されている。 ファウンドリー事業でもTSMCに45.5%pシェアの差で遅れを取っている。
(引用ここまで)


 TSMCが時価総額でアジア1位となって久しいです。
 ドル建ての時価総額にどれだけの意味があるのかという気分がないではないですが。
 それでもニューヨーク市場のADRで30ドル台の頃から見守っていた企業の株価が120ドルを超えるものになっているのはなかなか感慨があります。
 個人的な想定では今頃200ドルくらいにはなっている予定だったのですが、地政学リスクが思ったよりも大きく評価されている感じですかね。
 半導体関連ではTSMCとアプライドマテリアル、信越化学工業を持っているのですが、「あー、あそこでnVidiaかASMLを選択していたらなぁ」とか思わなくもないです。
 余談。

 ついでアジアでの2位はトヨタ。この数ヶ月で1000円近く株価を伸ばしていて2位だったサムスン電子を追い抜きました。
 電気自動車が減速し、実用車としてのハイブリッドが評価されていて実際に売れていることが決算でも確認されたことが大きいのでしょう。
 少なくとも2020年代はハイブリッドが主流になるのだろうなといったところ。

 相対的に地位が低下しているのがサムスン電子。
 韓国からは「コリアディスカウントが行われている」とされています。


[コラム]サムスン・ハンファが示した「コリアディスカウント」の原因(ハンギョレ)

 空売り禁止等の手段がすっかり滑った後に、日本の東証と同様の「PBRを1倍以上にすべき」との施策を導入したことで、年初から続いていた下落基調を反転させることに成功しています。
 とはいえ、年初来ではまだマイナス。
 ……というか、中国株の動きとシンクロしているんですけどね。

 ハンギョレの記事では株価低迷の原因として「財閥支配があり、オーナー一家がすべてを支配していて硬直しているから韓国の株価は伸びないのだ」と指摘しています。

 間違いなく理由のひとつとしてあるでしょうね。
 相続を有利にするためには株価が高くならないほうがいいのですから。
 オーナー一族にしてみれば株価を高くするという動機に欠けているのです。

 わざわざ手持ち現金を減らして株を買い入れる自社株会なんてもっての他、というわけです。
 サムスン電子の配当利回りは1.98%と、利益に比べると高くない水準。
 その背景には「財閥のオーナー一家支配」があるのは間違いないでしょう。

 結果、韓国人は情報や自国通貨で買えるなどアクセスしやすいはずの国内株が上昇しないとの「被害」を受けているともいえます。
 まあ、その財閥支配の下で経済成長を遂げてきたのだから、そのくらいの不自由は甘受せよってことなのかもしれない。

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韓国で「中国株は行ける!」として買った金融商品、元本の半分も戻ってこなくて顧客涙目。今年上半期だけで10兆ウォンが半分以下になる模様。中には違法な販売手段もあったとされるものの……

銀行圏、香港ELS損失6000億を超える…「今後急増の見通し」(ニューシス・朝鮮語)
銀行圏で香港H指数(ハンセン中国企業指数)を基礎資産とする株価連係証券(ELS)損失規模が億ウォンを越えた。 4月までに満期到来額が次第に増え、指数が現水準を維持する場合、商品に加入した投資家の元金損失額が急増する展望だ。

17日、金融界によればKB国民·新韓·ハナ·NH農協·SC第一など5ヶ銀行の香港ELS満期到来元金は1月から15日まで1兆1746億ウォンと集計された。 このうち5384億ウォンが償還され、6362億ウォンの損失を記録した。 確定損失率は平均54.2%だった。

今年上半期、香港H関連ELS満期返済金額は10兆ウォン以上集中している。 月別のH指数ELS満期償還金額は1月9172億ウォンから2月1兆6586億ウォン、3月1兆8170億ウォンに続き、4月2兆5553億ウォンに次第に増える。 5月には1兆5608億ウォン、6月には1兆5118億ウォンが予定されている。

金融監督院(金監院)は5つの銀行と6つの証券会社など計11のH指数ELS主要販売会社に対する2次現場点検に入った。 先立って金融監督院は先月、国民·新韓·ハナ·農協·SC第一など5ヶ銀行と韓国投資·未来アセット·サムスン·KB·NH·新韓など6ヶ証券会社を対象に現場検査を実施した経緯がある。 当初、金融監督院は今月初めに現場検査を終える予定だったが、一部捕捉された不法要因に対する追加確認が必要だという判断に従って、2次検査を進めることにした。

当局は1次現場検査で一部不完全販売事例を確認した。 高齢層の老後保障用資金と近日中に治療目的でお金が支出されなければならない癌保険金などに対して元金が保障されるように投資勧誘をして金融消費者法(金融消費者法)の販売原則の中で適合性原則と説明義務に違反した素地がある事例が捉えられた。

また、証券会社の場合、窓口を訪れた消費者に対する説明や録音義務を履行せず、オンラインで販売したかのように、スマートフォンを代わりに操作して販売した事例も確認された。 一部の銀行は金融危機直後の過去10年の収益率を基準に商品を案内し「20年基準」原則を守らなかった。
(引用ここまで)


 ほとんど「ギャンブル」と言っていい香港ハンセンH指数連動のELS商品についての続報。
 ELSのシステムについては以下のエントリにざっくりとまとめてありますので参考にしてください。

韓国で中国株連動の金融商品が暴落中……来年に満期を迎えて大損している消費者がいまさら「だまされた!」と大騒ぎ(楽韓Web過去エントリ)

 今年に入ってからわずか一ヶ月半で1兆1746億ウォンもの満期がきて、うち返済されたのが5384億ウォンに過ぎなかったそうです。
 償還率45%強。
 ざっくり元本の半額以下になったと考えればよさそうです。

 しかも、これはいわゆる五大都市銀行に限ったもの。
 ELSははそれ以外の貯蓄銀行(預金もできるサラ金のようなもの)や証券会社でも販売ができたため、実際の被害額はさらに大きなものになっていただろうと推測できます。


 「被害」と書きましたが、実際に問題のある販売手段が確認されています。
 元金保証があるかのように勧誘した事例や、説明の録音が必要となる販売事例でも説明の録音を行わずに顧客のスマホでオンライン受付(この場合は録音が必要ない)した例などが確認されているとのこと。

 ただ、そうした例があったとしても、それがすべてであるとは思えないんですよね。
 韓国ではELS投資はそれなりに知られた手段で、今回の香港ハンセンH指数連動ELSも、購入した顧客の9割がすでに同様の商品の購入経験があったとされています。
 中には本当に半ばだまされる形で手元資金を持っていかれたような「被害」もあるのでしょうけども。
 ほとんどの場合は納得ずくで買っているんじゃないかなぁ。

 んで、今年の上半期に満期が来るのが10兆ウォンをわずかに超えるくらいの額。
 2月までの償還額がそのまま適用されるとしたら、戻ってくるのは4兆5000億ウォン前後。
 正直、中国本土の株が香港市場に上場しているものをまとめた香港ハンセンH指数が戻ってくるとも思えないので、さらにひどいことになる可能性のほうが高いですかね。

 それにしても日本円にして1兆円を超える額が半年でノックインオプションのある商品に費やされるとか尋常じゃないなぁ……。
 韓国人の激しい上昇志向を示している、ともいえるか。よく言えば。

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楽韓さん、本日の動向 - H3の打ち上げ、久々に固唾を飲んで見守ってしまった

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 H3の打ち上げはこう久々に固唾を飲んで見守る気分を味わいました。
 試験1号機の当初予定打ち上げ日の2月17日になったのもなんかこう、ね。

H3ロケット打ち上げ成功 JAXA「計画通り飛行完了」(日経新聞)

 1号機はどうしても失敗が起きやすいのですが。
 「H2Aと同じ」まではいかないものの、かなり共通点は多い2段目だったのがやっぱり衝撃でしたから。
 逆にいえば新規開発の1段目は成功していたわけで。今回もそこは問題がなかったのがよかったですね。
 2ヶ月に1機打ち上げられるペースで製造できるというので、楽しみにしておきましょう。
 さあ、次でだいち3号の仇討ちだ。

ーーーーー

 KADOKAWAのウィンターセール(対象タイトル一覧)からいくつか。
 FX戦士くるみちゃん。FXやったことがある人はもう読むだけが胃が痛い作品。3巻まで半額。
 盾の勇者の成り上がりは1、2巻が61円。3〜12巻まで30%オフ+21%ポイント還元。リベンジものとして成立してた8巻の第1部まではかなり好み。以降は若干の垂れ感。でもまあ、読めはします。




 ダンジョン飯をはじめとしたKADOKAWAのポイント還元セールのほう(対象タイトル一覧)からは異世界のんびり農家と異世界迷宮でハーレムをにしておきましょうか。
 紹介がかぶってたらすまん。
 異世界のんびり農家はモノローグでお話の進む異色作。個人的には好き。コミカライズ担当も迷ったんでしょうね、どういう形にするのかっていうのを。最新巻以外50%ポイント還元。
 異世界迷宮でハーレムをは2〜8巻が43%前後のポイント還元。1巻はちょっと前に100円以下だったからかセール対象外。セール対象の8巻くらいまではまだピンク色は薄いですが、最新刊あたりはけっこうきています。
 異世界のシステムを解き明かすパズル的な面白さのある作品と言っていいのでは。




 あと以前に紹介したヤバい経済学、続編の超ヤバい経済学が50%ポイント還元。
 7勝7敗の関取は勝つことが多いことから「八百長はない、なんてことは絶対ない」とか、遅刻を罰金制にすると「罰金払えばいいや」ってなって遅刻が多くなるなんて話、聞いたことあると思うのですが、元ネタはここからきてます。
 経済学云々というよりは雑学的に読んでて面白い本ですね。

ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する
スティーヴン・D・レヴィット
東洋経済新報社
2016-07-01

超ヤバい経済学
スティーヴン・J・ダブナー
東洋経済新報社
2016-07-01


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 上野御徒町駅くらいにいたので、どこを選ぼうかと思ってナワブ湯島店。
 チャナマトン(ひよこ豆と羊肉のカレー)とチャパティ。
 たぶんチャナマトンははじめて頼むので「チャパティとライス、合うのはどっち?」って質問をしても「チャパティかライスがついてくるよ」ってしか返ってこない。
 しょうがないので英語で尋ねたらなんとか「チャパティです」とのこと。

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 まあ、本格的なお店ではよくあること。
 黒板メニューが鉄板のお店です。

 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。
プロレスラー夜明け前
瑞 佐富郎
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2023-11-25