カン・ドヒョン海洋水産部長官が、8年間漂流している韓日漁業協定の再開に向け、実務交渉の準備に入ったことを明らかにした。 最近、韓国と日本の遠洋船網漁業組合が史上初の共同建議文を採択(釜山日報2月5日付1面など報道)するなど、協定再開の動きが本格化すると、後続措置に乗り出したのだ。
18日、地域水産業界によると、カン長官は16日、釜山で水産業関係者らと懇談会を開き「韓日漁業協定再開のために海水部内の実務陣が動いている」と話した。 具体的な推進計画は言及しなかったが、協定再開の必要性に積極的に共感するという意を伝えた。 ただ、日本側が協定再開に消極的な姿を見せているとし、残念な気持ちを吐露したりもした。 国内大型船網水協と日本遠洋船網漁協は協定決裂長期化で被害が雪だるま式に増えているとし、5日協定再開建議文を両国政府に伝達した。
(引用ここまで)
またしても韓国側から「日韓漁業協定を再開するための準備に入った」とのニュース。
一応、日本の遠洋旋網漁業協同組合からも再開を望む共同建議書を提出したっていうのは本当のことらしいですね。
「韓日漁業協定の再開を」 両国業界団体が両政府に建議書(聯合ニュース)
ただ、何度も書いていることですが、日韓漁業協定は日本にメリットがほとんどない。
日韓漁業交渉が決裂 → そもそも日本側にまったく利点がなかった件(楽韓Web過去エントリ)
最終年で見ても韓国側は3万7000トンの漁獲量があったのに対して、日本側は4000トンに満たない。
10:1に近いくらいの数字ですよ。
ムン・ジェイン政権時代には「日本が協定を再開しないなら決断を下す」とか言ってましたが、その後は梨の礫。
どんな決断を下してくれるのか、すごく見たかったんですけどね。
韓国政府が「日韓漁業協定を締結しないのなら『決断』を下す」と強硬姿勢……韓国になにができるのやら(楽韓Web過去エントリ)
その後も「漁船の数を1/3にしてもいいので再開をしてもらえないか」とか言っていたのですが。
やっぱり音信なし。
今回も記事中に「日本側が消極的」ってあるので、その「音沙汰なし」のパターンでしょうね。
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