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2024年01月

韓国メディア、TSMC熊本第1工場の開所式から「取材お断り」を食らっていた

カテゴリ:半導体関連 コメント:(63)
「米·日·台湾三角同盟に韓国だけが『パン』」(韓国経済新聞・朝鮮語)
「韓国の半導体政策は数年後にどうなるか分かりませんが、自民党が長期政権を握る日本の半導体政策は変わらず続くでしょう。 この点が一番羨ましくて怖いです」

TSMCの熊本第1工場開所式を眺めた韓国半導体大手の日本支社長の言葉だ。 24日に開かれた開所式には日本と台湾のメディアだけが招待された。 半導体競争国という点を意識したためか、TSMC台湾本社は韓国マスコミの度重なる取材要請に応じなかった。 「米国、日本、台湾につながる半導体三角同盟が強くなる契機になる反面、韓国だけが膨張する絵も描かれる」というイ支社長の言葉が重なった。

2011年TSMCの日本進出と日本政府の支援策が発表された時には「外国企業の旧型半導体工場を祀るために血税を浪費している」という批判がなくはなかった。 しかし、今日の日本の半導体復活戦略は、思ったより状況を深く読んだという評価を受けている。

日本半導体産業復活の第一ボタンは経済産業省が2021年6月に出した「半導体・デジタル産業戦略」だ。

2022年5月、米国と日本は「半導体協力基本原則」に合意した。 2カ月後に開かれた日米経済政策協議委員会(経済版2+2)では、半導体関連の重要技術の育成と保護のため、両国が共同で研究開発に乗り出すことで合意した。

支援の方向もかなり精巧だ。 日本の生産能力は最下位クラスの汎用半導体(40ナノメートル以上)に止まっている。 TSMCを熊本に誘致することで、日本は空の先端半導体(12-28ナノメートル)生産能力を解決した。

日本政府が地政学的な状況と世界経済構造の変化を逃さない間、韓国はどうだったのか。 16日、サムスン電子の時価総額が7年ぶりに日本最大企業のトヨタ自動車に逆転された。 画像センサー半導体市場で競争するソニーグループには、昨年24年ぶりに初めて営業利益から逆転されることが確実になる。 23日基準でTSMCの時価総額は18兆台湾ドル(約758兆ウォン)で、487兆ウォンのサムスン電子より270兆ウォンほど多い。
(引用ここまで・太字引用者)


 記事中に「2011年にTSMC日本進出〜」とあるのは2021年のことでしょうね。
 民主党政権にそんな先見の明を持つものがいるわけもなく。
 2011年だとiPhone用のA5を試作させて採用しなかった頃(採用されたのはサムスン)なので、まだそこまでの独占企業ではなかったはず。

 さて、昨日にTSMCの日本工場である熊本第1工場の開所式がありまして。
 斉藤経産大臣、TSMCからは創業者であるモリス・チャン氏、会長、CEOらが出席、ソニーセミコンダクターのCEOを兼ねる清水照士社長、デンソーの林新之助社長、トヨタの豊田章夫会長らも出席したそうです。
 錚々たるメンバーですね。



 モリス・チャン氏、92歳になるはずですがしゃんとしているなぁ。


 TSMCの日本進出はソニーの要請からはじまったとされていましたが、朝日新聞の記事によると、TSMC側からソニーに「日本進出がしたいので協力をお願いできないか」との形で行われたそうです。

半導体の王者TSMCはなぜ熊本を選んだのか 政府支援は計1兆円超(朝日新聞)

 ちょっと興味深いところでもあるかな。
 現状で国外に進出をするなら日本、との意図がTSMCにあった……というわけか。

 さて、そのTSMCの日本法人であるJASMの熊本第1工場の開所式には日本と台湾のマスコミだけが招かれ、韓国メディアからの取材要請はTSMCに拒絶されたとのこと。
 たしかにYouTubeとかで「TSMC 日本」で韓国メディアによるニュース動画を探しても、テープカットのシーンくらいしかない。
 どうもこれは通信社からの配信映像ではないかなといった感じです。
 ……ガチで出禁かぁ。
 まあ、台湾にもいろいろと思うところあるのでしょうね(笑)。 

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韓国左派紙すらも「医療ストライキ」に対して冷ややかな視線、「医者を辞職したならすぐにでも兵役に行け」とまでいわれてしまう

【社説】「軍未了」専攻医、辞職届が受理されればすぐに軍隊に行かなければならない(ハンギョレ・朝鮮語)
政府の医学部増員計画に反発し、専攻医らが大量に辞職届を提出して勤務地を離脱した中で、「軍未必」専攻医らの兵役履行にも関心が集まっている。 彼らは修練過程を終えた後、軍医官として入隊することを条件に兵役を延期している。 一般的な状況なら「修練中断時」近いうちに入営しなければならない。

医学部を卒業して医師免許を取得した彼らの兵役履行方法は大きく2つだ。 免許取得後、修練過程を踏まずにすぐ公衆保健医に行ったり、修練過程を始めると同時に義務士官候補生に志願して抜擢されるのだ。 士官候補生になれば、専門医課程まで終えた後、軍医または公衆保健医として服務することになる。 現在、辞職届を提出して勤務地を離脱した軍未必専攻医は、すべて医務士官候補生だ。

問題は、修練機関を退職すれば、直ちに入隊しなければならないという点だ。 兵役法施行令は、修練機関を退職すれば、近くの入営日に現役将校または公衆保健医として入営しなければならないと規定する。

「辞職書提出および勤務地離脱」を「修練中断」と見なすかが争点だ。 兵務庁は辞職届が受理されていないため、修練中断とは見られないという立場だ。 政府の「集団辞職届受理禁止命令」が徴集を阻んでいるわけだ。 兵務庁関係者は25日、ハンギョレに「無断欠勤は(退職状態ではないため)修練中断理由に該当せず、入営対象者とはみなさない」と話した。

すぐに軍隊に行かなくてもいいからといって、ただ安心できるわけではない。 義務士官候補生の資格要件の一つは「33才まで修練過程を終えなければならない」だ。 専攻の課程を33歳まで終えることができない状況が発生すれば、候補生の資格を失うことになり、現役将校または公衆保健医として入営しなければならない。
(引用ここまで)


 普段、ハンギョレは左派紙として労働争議には同情的な記事を書くことが多数です。
 違法デモであってですら、擁護することがほとんどなのですね。
 下の動画のような暴動であってですらも擁護。2015年の11月の「暴動」です。



 ちなみにはしごで攻撃しているのは警察の護送車。大統領府へのデモ行進を妨げるために道を封鎖していたのですが、それを破壊しようとしています。

 それでもハンギョレは「彼らの主張にも耳を傾けるべきだ」としていたのですが。
 今回の医療ストライキについてはかなり冷淡な扱いになっています。
 「医療資料を破壊しろ!」と煽ったコミュニティに家宅捜索が入っています。

韓国警察、専攻医に「業務妨害」あおった医師コミュニティー本社を家宅捜索(ハンギョレ)

 普段のハンギョレならこうした行為を「政府の強硬姿勢が問われる」くらいのことは最低限述べるのですが。
 事実を淡々と記事にするだけ。


 今回の社説も「辞表を出して、受理されたら即座に兵役に行け」とするもので。
 そうそう、医者になる利点のひとつに「兵役がない」まではいきませんが、かなり軽く済ませることができるというものがあります。
 シンシアリーさんも「歯科医として基礎軍事訓練と36ヶ月の公衆保険医勤務(地方の保健所などで勤務する)で済ませることができた」としていましたね。
 この公衆保険医(軍医)を流動的に使うことで、初期のコロナ禍で防疫をうまくやりくりしていることが伝えられていました。

 現在のところ、まだ「辞職届を出しただけで退職していないから医師であると認識されている」ことから、兵役義務を果たせとの話にはなっていませんが。
 政府に圧力を加えるために辞職をして患者を投げ出しているのであれば、そうした医師のメリットを享受すべきではないというのは当然の話。
 ちょっと前にあった「辞職したから日本に観光旅行に行こう」として出国禁止になっていた専攻医も「兵役逃れを阻止するため」になっていた、というわけです。

 世論から完全に乖離した状況ですが、まだ医師会は強硬姿勢のまま。
 ジュネーブ宣言すら守れない輩なら、普通に兵役などの国民の義務を果たせって話になるのでしょうね。

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韓国の鉄道職員「33万ウォンの横領で解雇は無効だ」と裁判に訴えるものの敗訴……ここで10年前の大規模地下鉄横領事件を見てみましょう

カテゴリ:鉄道 コメント:(43)
タグ: 鉄道関連 KORAIL
「33万ウォンのせいで解雇、ひどい」…コレイル職員訴訟の結末(韓国経済新聞・朝鮮語)
Aは2003年8月に入社し、駅を転々としながら切符の業務を遂行してきた。

2020年、全羅北道(チョンラブクド)地方KTX駅のある切符窓口に発令されたAは、2020年7月、経路運賃の適用を受ける高齢者に龍山(ヨンサン)行きKTX列車の切符を購入し、運賃の50%が割引される重度障害者乗車券(1万9600ウォン)を発売した。 しかし、顧客には30%が割引された経路割引運賃2万7400ウォンを現金で受け取った。 差額7800ウォンを本人が手にしたのだ。 該当駅から龍山までの基本運賃は3万9200ウォンだ。

列車利用途中に変に感じた老人顧客が「なぜ私が障害者乗車券になっているのか」と抗議し、Aの行為が明らかになった。 抗議を受けた乗務員は顧客を落ち着かせるために顧客の要請により7800ウォンを「払い戻し」し、Aからお金を口座振替を受けたりもした。

このようなことは10日後にも起きた。 Aは63歳の顧客に龍山行きの一般乗車券を発売し、基本運賃3万9200ウォンを現金で受け取った。 しかし、発売40秒後にスキャナーを利用して乗車券「旅行変更」を通じて50%割引される「重症障害者」チケットで再発売した。

駅員がかけたスキャナーを通じて乗車券旅行を変更する場合、本来の乗車券が無効になるが、外観上表示されない点を悪用したのだ。 顧客は無効になった一般旅行券で搭乗し、Aは変更された重度障害者乗車券を廃棄する方式で1万9600ウォンを横領したのだ。 このような事実は顧客がマイレージ積立額が半分であることを抗議して明らかになった。

公社の調査結果、Aは同じ方式で2016年にも計8回にわたって10万1200ウォンを着服した事実が明らかになり、新しい役に発令された2020年にも同じ方式で7ヶ月間20回にわたって23万1400ウォンを横領した事実が明らかになった。

Aは3回にわたって反省文と事実確認書も提出した。 監査過程で自分にも盗癖症、衝動調節があると主張し、過去に自分が機械故障によって相当な金額を自分のお金で埋めて損害を被ったことが発生し、これを補償を受けようとする心理のために不正行為を犯したと主張した。 (中略)

だが、公社懲戒委員会は2020年12月Aに罷免を議決し、公社はこれに伴い翌年2月に解雇を通知した。 以後、Aは無念な気持ちで全北地方労働委と中央労働委に救済申請を出したが棄却され、結局中労委を相手に訴訟を提起したのだ。 (中略)

不正の程度も軽く、故意ではないとし、解雇懲戒が懲戒裁量権を乱用したものだと主張した。 Aはこの過程で、一部の被害苦情者や同僚、地域住民が作成した嘆願書も提出し、公社社長や国土海洋部長官、以前の歴史の郡守などから受け取った表彰内訳も一緒に提出した。

しかし、裁判所は公社側の手をあげた。 裁判所は「不当発券による行為は運賃差額を横領したもの」とし、「差額を横取りした時点で横領犯行はすでに期首」と指摘した。 続けて「お釣り交付エラーではなく意図的に運賃差額を着服するために不当発券をした点を見れば横領ではないというAの主張は受け入れられない」と指摘した。
(引用ここまで)


 KORAIL、韓国鉄道公社の職員が「33万ウォンほど横領したけど、33万ウォンで懲戒解雇されるのはあんまりだ」として訴えていた裁判で負けた、とのニュース。

 KORAILの年収って低いわけじゃないんですよね。
 平均年収で7000万ウォンに達するとの話。
 新入社員で3000万ウォン半ば。
 この事件の場合は2003年入社で発覚が2020年ってことですから40歳前後。
 5000万ウォンはもらってた……って感じかなぁ。

 これ以外にもこうした現金のからむ鉄道関連にはけっこうこうした横領のニュースがあります。
 地下鉄用の「1回用交通カード」と呼ばれるものがありまして。
 切符の代わりに日本でいうところのSuicaとかのICカードを買うのですが、保証金として500ウォンを取られます。んで、出たあとに払い戻し機で保証金を取り戻すのですが。
 外国人観光客にとっては小銭よりも時間のほうが大事なので、保証金を取り戻さずに改札のところに置いていくなんてパターンがけっこう多いのです。
 そもそも運賃が10km以内なら1500ウォン、それに保証金を足しても2000ウォンとかですからね。

 で、駅職員がこのカードを集めて、保証金を自分のポケットに入れる。さらに機械からカードを取り出してまた保証金をがめる……なんてことがあって600万ウォンを横領したことがあります。


500ウォンの地下鉄カード払い戻し金を1万回入れた減算式でお金を取った地下鉄副駅長(京郷新聞・朝鮮語)

 で、これきっかけで監査に入ったらソウル地下鉄全体で112人が3000万ウォンを横領していたことが判明したっていう。

ソウルメトロ、使い捨て交通カードデポジット3000万ウォン横領「ソウル駅・蚕室駅・弘大入口駅順」(ヘラルドポップ・朝鮮語)

 実行犯の112人、管理監督者の70人が懲戒されたのですが、89%の162人が警告処分だけで終わったとの話。
 それ以前からやっていたのだろうなと推測できますけどね。
 これが2014年の出来事です。

 前例に照らすと33万ウォンで懲戒解雇はきついかな、とも思えるのですが。
 この10年で韓国の規律も少しは厳しくなったのかな、と感じる事例だったのさ。

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楽韓さん、本日の動向 - 北朝鮮戦はホントいつ見てもアレ

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 なでしこジャパンが北朝鮮とサウジアラビアでアウェイ試合を戦うことになって、スコアレスドロー。


なでしこ、崩れたプラン パリ五輪アジア最終予選、北朝鮮と引き分け(朝日新聞)

 ほぼ無観客試合。なんかもう、本当にグダグダ。AFCにいるのが嫌になるわ。
 とりあえずドローには持ち込めましたが、日本ホームでなんとかできるんですかね、あれ。
 ワールドカップ二次予選も北朝鮮とのアウェイがどうなることやら。平壌でやるって話にはなってはいるのですが。

ーーーーー

 エルブリッジ・コルビー氏による「拒否戦略」が50%ポイント還元。
 簡単にいえば「侵略側の目的達成を拒否することに注力する」戦略を敷くにはどのようにすべきか、といったことを説いた書籍。侵略側にコストをかけさせること意識させ、そのコストが目的達成に見合わないと思わせることが重要であるとの話。
 ウォールストリートジャーナルで2021年の書籍トップ10に選ばれたそうです。
 サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠も50%ポイント還元。20世紀最後のソニーが失敗し、アップルの隆盛を許した原因のひとつでもありますね。
 ソニーの元CEOであったストリンガーが「サイロが、サイロが」と念仏のように唱えていたのですが、けっきょくはその解消戦略自体が間違っていたとしか思えないんだよな……。
 ただ、人は無意識にサイロを作るものなので、その実態を記したこの本を読むことでその造成の構造を見るだけでもけっこう異なってくるとは思います。




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 世界の終わりに柴犬とや異世界薬局も対象。世界の終わりに〜は1巻が101円+45%ポイント還元。2巻は半額+45%ポイント還元。
 異世界薬局は1巻が66円、4巻まで半額+26%ポイント還元。

世界の終わりに柴犬と (MFC)
石原 雄
KADOKAWA
2018-11-21

異世界薬局(1) (MFC)
高野 聖
KADOKAWA
2017-03-23


 あとフリーズする脳、脳が冴える15の習慣がどちらも300円台。「脳の衰え」を気にする人に読んでおいてもらって損がない本だと思います。
 まずちゃんと睡眠時間取ろう。




 ナンディニ虎ノ門店でダル(豆)スープ、マトンワルワルフライ、マサラドーサ。

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 ドーサはインドのクレープのようなもので軽食にあたりますかね。
 微発行させた米粉のクレープ。中にはスパイスで味付けされたポテトが入っています。
 適当にガワと混ぜたり混ぜなかったりして食べます。豆と野菜のカレーであるサンバール、グリーンチャトニとオレンジのチャトニがついてきます。オレンジのはトマト?
 わりと初心者にもおすすめのお店。ランチが入りやすいと思います。

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 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。