夫が土曜日に働く職業を持っているため、毎週土曜日に4人の子供たちを一人で世話するのに面倒でも、できれば4人の子供たちを連れて必ず外出に行く方だ。 ただ家にいては、平穏な週末の階間騒音の加害者(!)になりかねないからだ。 先週末には近くの山に行ってきた。 最近は子供たちも歩けるように道がよくできてる低い山々が多い。
普通、ハイキングでは登るところと降りるところの位置が違うので、公共交通機関を利用する。 その日も行き来しながら地下鉄に乗ったが、天気が良かったためか優先席はもちろん一般座席まで空席が一ヶ所もなかった。 それでも一番目は頭の上の取っ手に手が触れたが、二番目から四番目までは地下鉄が出発、停止する度にふらつく体をお互いに頼って支えるしかなかった。
このように30分余り地下鉄に乗るのに幼い子供たちに「来て座れ」と声をかける乗客は一人もいなかった。 甚だしくは子供たちの前の一般座席にはこのような文句がついていた。 「ここの7つの座席は体の不自由な方、子供を抱いていらっしゃる方のための席です。譲ってください」譲歩が強制ではなく、席に座っていた若者たちにもそれぞれ事情があると思おうとしても、率直に言って苦々しい気持ちを隠すことができなかった。
先日、子供たちを育てる知人に会ってこの話をしたところ、むしろ彼は記者が世間を知らないかのように大したことではないように話した。 「席の譲歩を期待した? 子供を多数連れて公共交通機関に乗ったら『迷惑だ』という声さえ聞かなかったら幸いだ」と言いながら、本人が先日子供3人を連れて出て外食しようとして入場を拒否された経験を付け加えた。 「幼い子供たちは連れてくることができない」と言ったというのだ。 (中略)
2014年頃からメディアに登場し始めたノーキッズゾーンは、文字通り子供が入れない区域、子供の出入りを制限した商業施設だ。 最初は「子供が獣でもなく最初から入れないようにするなんて話になるか」と言ったが、嫌だから差別だという論難の中でも徐々に増え、現在公式的に全国数百ヶ所に達した。 2023年、済州研究院の社会福祉研究センターの発表によると、全国にノーキッズゾーンの売り場は542ヵ所、ネチズンが直接グーグル地図に表示した売り場は459ヵ所だという。
(引用ここまで)
韓国のレストランで「ノーキッズゾーン」なるものがありまして。
要するに子供連れ立入禁止を宣言しているお店。
韓国において、子供が忌避されている証拠のひとつとして挙げられることが多いですね。
ただ、店側にもいくらかの言い分はある模様。
子連れ客「辛さ控えめで」「卵焼きをタダで」…済州の有名飲食店がノーキッズゾーン宣言、その理由とは(朝鮮日報)
辛いタレの料理のお店で「子供用に特別料理を無料で出せ」とか言われるので、子供連れ入店禁止ってなったっていう。
まあ、どっちもどっち。
ただ、実際の子連れにはきついよねっていう。
少子化が喫緊の課題になっている韓国社会ですが、子供の立つ瀬がないんですよね。
合計特殊出生率が0.72っていう、ほぼ国としてはあり得ない数字にまで達しているのに「子供は邪魔」くらいの扱いになっているっていう。
おまけに将来は一芸がないかぎりは受験地獄、資格取得地獄、就職地獄が続いている。
もしかして、この社会に子供っていらないのでは?
必要としていない、されていないからこその合計特殊出生率が0.72。
収入がない家庭は教育を受けさせることができないから子供を持つことを自粛。
あるていど以上の収入があっても、「成功するのにあそこまでの努力をさせたくない」として自粛。
……財閥の経営者家族か、公務員以外に子供を作る環境にないのかもしれませんね。
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