昨年旋風的な人気を集めた「タンフル専門店」廃業が増える傾向だ。
先月21日、自営業者オンラインコミュニティ「痛いから社長だ」に「タンフル売り場家賃500万ウォン持ちこたえてついに投げました」という題名の文が上がってきた。 著者は「昨年、タンフル売り場を探して家賃500万ウォンを払って2ヶ月だけお金を稼ぎ、残りは全て赤字だった」とし、「さらに稼いだのも家賃のせいで完全に失敗した」と明らかにした。 (中略)
一部では、特定の食べ物、特にデザート類が旋風的な人気を集め、店舗が飽和状態に達し、相次ぐ廃業に至る過去の行動が繰り返されるのではないかという懸念が出ている。 2012年には「コーヒーパン」が、2014年には「蜂の巣アイスクリーム」が、また2016年には台湾カステラも似たような現象を経験した。
(引用ここまで)
韓国で去年からフルーツ飴なるものが流行りまして。
もともとは中国のもので、串に刺した山査子とかに飴をかけていたものをフルーツに置き換えたもの。
韓国でもタンフルと呼ばれていますが、元は中国語。
中華街で飴がけのフルーツ串をよく見ると思いますが、あれのアレンジバージョン。
原宿の竹下通りで明治通り側からちょっと入ったところに、これのいちごバージョンを売っている店がありますね。
子供がそれを持って全力で走って女性にぶつかって飴がべっとりかかるという悲劇のすぐそばにいたことがあります。
いやな事件だったね……。
そのタンフルが異常なくらいに韓国で流行していたのですが。
「映える」とのことで。
だいたい3000ウォンから4000ウォンくらい。
夏の終わりくらいから流行りはじめて、2ヶ月くらいで終息しました。
まあ、何年だったか前にも似たようなものが流行したのですけどね。
記事にもあるように、以前にもメロンパンのクッキー部分がコーヒー味の「コーヒーパン」、映画「半地下の家族」の父親が屋台をやっていたとの設定だった「台湾カステラ」がアホほど流行したのですが。
すぐに終息しました。台湾カステラは「小麦子と卵黄、砂糖以外にはなにも使ってません」って設定だったのが、大嘘だったのが
なんかこう不思議なんですが、なんで韓国の屋台とか小規模店舗は単体メニューでやってるんでしょうかね。
たとえば現状でチーズドッグを売っているのはほとんどがケバブ屋で、あくまでもメニューのひとつとして扱っている感じ。なので延命できている。「もうチーズドッグなんて頼む人がほとんどいない」状態でも他に売るものがあるから。
メインのものがあって、サブを固めるものみたいな感じで営業すればまだ寿命が延ばせると思うのですけどね。
これは日本でも同じパターンが「白い鯛焼き」にオールインして破滅する人もいましたね。
「ひとつのバスケットに卵を詰めこむな」は金言なのですよ。
まあ、そこにフォーカスすると儲けが太いのでしょうが。
下火になればなにも残らないのですから。
チキン屋も似たようなもんですよね。
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