衝撃的なニュースだ。 フランス・パリ・サンジェルマン(PSG)の裏切りだ。 イ・ガンインがPSGの「犠牲者」に転落する恐れがあるという報道が出てきた。
今シーズンを最後にPSGのエース、キリアン・エムバペが離脱する。 事実上、スペインのレアル・マドリードへの移籍が確定した。 PSGは焦っている。 エースの空白を埋めなければならないからだ。 PSGがもっとも希望する代替者は、イタリア・セリエAナポリの看板FWビクター・オシメンだ。
オシメンは今季限りでナポリを離れる可能性が高い。 ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長も、「オシメンの移籍を阻止できない」と明らかにしている。 PSGがこうしたオシメンを積極的に追い上げている。 問題はオシメンの高い移籍金だ。 ナポリはオシメンのバイアウトを望んでいる。 金額は1億2000万ユーロ(1768億ウォン)だ。
PSGはオシメンを獲得したいが、現金は節約したい。そのため、無理をしたものと見られる。オシメンの年俸を下げるためにPSG選手を手放すという計画を立てた。 つまり、バイアウト全体を払わず、足りない移籍料をPSG選手として支払うという意味だ。 この取引を成功させるためにPSGは4人の選手を準備した。 その中にイ・ガンインの名前が含まれた。 イ・ガンインと共にカルロス・ソレール、ルーカス・ベラウド、マルコ・アセンシオが身代金引き下げの「犠牲者」として名指しされた。
(引用ここまで)
キム・ミンジェのバイエルン・ミュンヘンからの放出報道に続いて、イ・ガンインにもパリ・サンジェルマンからの放出報道。
分からないでもないというか。
イ・ガンインはアジアカップ前の4戦だけなぜか連続でフル出場を続けていたのですが、クラブに戻ってからこっちはフル出場は1試合だけ。75分以上の出場もその1試合だけかな。
リーグアンの8試合で先発4、フル出場1、途中出場3、ベンチ外1。
CLだとアジアカップ後の3試合でベンチ外、後半のみ出場、先発で後半61分に交代。
カップ戦だと直近2試合でフル出場、先発で84分に交代。
んー、ターンオーバー要員まではいかないものの、絶対のレギュラーというわけでもなく。
カップ要員+リーグアンでも出場する、みたいな扱いですかね。
まあ、ファーストチョイスではないから放出に回ってもらってもそこまで懐は痛まない、くらいのクラブ内ポジションではないでしょうか。
バイエルン・ミュンヘンでアジアカップ後にポジションを失ったキム・ミンジェと同じですね。
ちなみにキムはいまプレイ中のケルン戦でもベンチでした。
ラツィオの鎌田大地が監督交代でレギュラーをつかみかけている(ここ3戦で80分、フル出場、フル出場)のとは対照的といえるかな。
微妙な立ち位置の選手は出ていって出場機会を求めたほうがいいと思うのですが。
韓国的にはそれは認められないことなのでしょうね。
韓国では「ブンデスリーガの絶対王者であるバイエルン・ミュンヘンに乞われて加入したキム・ミンジェ」や、「あのエムバペがおり、ネイマールも前シーズンまでいたPSGに入ったイ・ガンイン」っていう筋立てが好まれるのです。
かつての「バルサ三銃士」なんかと同じです。
なお、3人のうちひとりは韓国でプレイ、ひとりはイングランド2部、ひとりは引退で指導者の道に。
冒頭記事のタイトルもすごいの一言。
「衝撃!」「裏切り!」「犠牲者!!」ですから。ワイドショーかな。
サッカー選手である以上、移籍は常につきまとう話でしかないのですが。
韓国的には「ビッグクラブに後頭部を殴られた!」って感覚になるんでしょうね。
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