29日、韓国経済新聞が韓国銀行の経済統計システムと経済協力開発機構(OECD)、国際通貨基金(IMF)などの資料を分析した結果によると、昨年の韓国の名目GDPは1兆7128億ドル(OECD基準)と集計された。 22年の1兆6739億ドルから2.3%成長したが、順位は13位から14位へと一段階下がった。
韓国のGDP順位が14位を記録したのは2012年以後初めてだ。 2018年に10位を記録してトップ10に進入したが、2022年の13位に続き、昨年14位で2年連続下落するなど、最近不振が現れている。
韓国の座はメキシコが占めた。 メキシコの昨年の名目GDPは1兆7889億ドルと集計された。 1年1兆4633億ドルに比べて22%以上増加し、13位を記録した。
米国(27兆3480億ドル)、中国(17兆7948億ドル)が最上位圏を占め、ドイツ(4兆4561億ドル)は日本(4兆2129億ドル)と位置を変えた。 (中略)
韓国のGDP順位は今後さらに下がる可能性が高いというのが国際機関の分析だ。 IMFは最近発表した4月の経済展望で、2029年インドネシアが韓国のGDPを追い越すだろうと展望した。 順位は15位までさらに一段階下がると予想した。
ただ、今年第1四半期のGDP成長率が予想外の上昇傾向を示し、反騰に対する期待感も一部現れている。 今年2.1%と予想していた成長率が2%台半ばなどに上方修正される可能性があるということだ。 韓国銀行関係者は「今年の成長率展望は第1四半期の結果を反映して高くなりうる」として「消費増加が持続するか否かを綿密にチェックする必要がある」と話した。
今年に予定されたGDP基準年度の改編も変数だ。 これまで捕捉できなかった生産部門が多数含まれれば、GDPが相当幅増加する可能性があるためだ。
(引用ここまで)
「日本は今年、インドにもGDPが抜かれて世界5位になる」とのニュースがありまして。
なぜか韓国が嬉々として報じていたりもしました。
「円安の逆襲…」日本のGDP、来年のインドに押されて世界5位に墜落」(ニュース1・朝鮮語)
タイトルの「墜落」って物言いがすでにアレ。
楽韓Webではずーっと「ドル建てのGDPなんて気にしたってしかたない」って話をしています。
為替によって10%くらいはすっと変わりますしね変わるし、なんなら韓国なんて2007年から2009年にかけての2年で20%減ってますからね。
もちろん、一定の目安にはなるでしょうし、ランキングにまったく意味がないとも思いませんが。
自国通貨建てのほうを気にしたほうがよっぽど健全じゃないですかね。
というわけで、そんな話がブーメランになり、2023年のドル建てGDPランキングで韓国がメキシコに追い抜かれて14位になったとの話。
いつだったか、念願の10位になったことがあるのですが。
そこから4ランクダウン。
インドネシアにも早々に抜かれるのではないかとの話。
あれやこれやで「東南アジアの韓国」として楽韓Webでは知られているインドネシアですが、それでも人口2億8000万人に届こうかという地域大国ですからね。
というかまあ、今回の通貨安はアメリカが政策金利をさらに上げるのではないかとの危惧からのものでドル全面高。
そんな中でドル建てのGDP比較してもね……って感じですか。
個人的にはiPhoneやらなんやらが輸入品が高くなるのがきついくらいかな。
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