現在まで原因不明の急性疾患で動物保護団体に申告された猫は493匹、このうち176匹が死にました。
足を引きずっている神経症状や、血便や血尿、そして腎臓の数値の低下や高い肝臓の数値まで。
被害猫たちに現れた症状です。
農林畜産食品部がこの3週間にわたり亡くなった猫たちが食べた飼料と死体を精密調査しましたが、ついに原因を見つけられなかったことが確認されました。
一部の飼料から少量の毒性物質が検出されたが、猫の死と因果関係が不明なことが分かりました。
2015年、原因不明の膀胱炎で猫たちが集団死亡した時と似た状況です。
当時も100人近い被害者が飼料会社を相手に集団訴訟を準備しましたが、飼料には問題がないという結論が出てきて、むしろ逆に訴訟を起こされたりもしました。
2015年ペットの猫死亡被害者「因果関係を検査する限界があるんだな、もどかしかったです。 (9年前と)同じことが繰り返されるのではないかと、ちょっと心配です」
農林畜産食品部は近いうちに検査結果を公開する予定ですが、むしろ混乱だけが加わるだろうという懸念が出てきます。
(引用ここまで)
ちょっと前に話題になった、韓国で連続して猫が亡くなる事態。
4月19日時点で80匹が亡くなったとされていました。
韓国で連続して猫がなくなる事態に……動物愛護団体が「ペットフードが原因ではないか」とするものの(楽韓Web過去エントリ)
亡くなった猫に共通しているのは某社が1〜4月期に製造したペットフードを食べているということ。
このペットフード製造会社はOEMで20種ほどのペットフードに供給されていて、そのリストが韓国の愛猫家の間で出回っているとのことですが。
「本当にこれで全部なのか」って疑心暗鬼にもなっているとのこと。
まあ……ねぇ。
んで、記事中にもあるように2015年の際には、当該企業が「被害があった」としている人々を個別に訴訟することで、ネットでの被害報告を抑えこんだとの実績があります。
結果、当該企業の餌は韓国のネット上では名前を呼んではいけない「ヴォルデモート餌」とされています。
で、当該飼料を韓国政府が検査していまして。
中間報告では「餌に問題なし」(ただし一部のみの検査)とされていました。
で、冒頭記事では「すべての飼料に問題がなかった」との結果が出たとのこと。
そんなことをしている間にも被害は512件、亡くなった猫は181匹になったそうです。
まあ……お気をつけください。
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