2020年、本・ジュノ監督の「パラサイト半地下の家族」が作品賞、監督賞など4冠王を獲得し、韓国だけでなく世界映画史の歴史を書き直した米国アカデミー(オスカー)授賞式のグローバル視聴者が急減している中で、アカデミーが5億ドル(約6862億ウォン)規模の募金キャンペーンを始めた。 オスカーは米国の映画人だけでなく、世界の映画人なら誰でも一度受賞を夢見るうえに、1年に一度開かれるこの授賞式が開かれる日は世界人が生中継を見守った。
10日(現地時間)、AFP通信と英紙フィナンシャルタイムズ(FT)はアカデミー授賞式を主管する米国映画芸術科学アカデミー(AMPAS)は2028年の授賞式100周年を控え、「アカデミー100」と命名した募金キャンペーンを始めたと報道した。
これは映画産業と新しい映画製作者を育成する責務があるアカデミーの財政を多角化し、年次授賞式を持続的に開催するためのもので、アカデミーと米国ABC放送との長年の授賞式中継権契約がほとんど終わっていく時点に出てきた。
アカデミーのビル・クレイマー最高経営者(CEO)は声明で「アカデミーはまもなく2回目の100年を迎えることになるが、私たちは引き続き国際映画界の卓越したリーダーになろうと思う」と話した。
それと共に「すべての健康な組織のようにアカデミーも多様で持続可能な支援基盤が必要だ」と強調した。
授賞式の中継料は、これまでアカデミーの収益の大半を占めてきた。
しかし、授賞式の視聴率が最近急落傾向を示し、中継権契約も調整が避けられない状況であるものと分析される。
リサーチ専門機関のスタティスタ(Statista)によると、授賞式の全世界のテレビ視聴者数は2014年の4千400万人から今年は1千950万人に減少した。
アカデミーは後援者たちがすでに1億ドル(約1372億ウォン)以上を寄付したと明らかにした。
(引用ここまで)
「アカデミー賞の授賞式中継が見られなくなってしまった、なぜだ!」
……ポリコレ棒を振りかざしすぎたからじゃないですかね。
というか、パラサイト 半地下の家族についても作品賞を取らせたのは明らかに「多様性」に考慮した結果でしかない。
米アカデミー賞、作品賞に「多様性」の条件設置へ(BBC)
これが2020年のこと。
2025年からと施行の猶予はあったものの基本的な考えかたは通底していたわけで。
この方向性がパラサイト 半地下の家族の受賞に影響を及ぼしたのは間違いないでしょう。
っていうか、作品賞、監督賞、脚本賞はやりすぎなんだよなぁ。
「この方針で行きます」ってアナウンスするために便利に使われたってことなんでしょうが。
で、授賞式の視聴者数が少なくなって、懐事情が厳しくなっているっていう。
「アカデミー」賞だからエンタメ系の映画が入りづらいのは分かるけども。
「あー、これ見た!」ってならない、なれないんだったらそりゃ見なくなるよね。
エンタメ方面から離れて、高尚になってポリコレにおもねるんだから、客も離れるでしょ。
ま、寄付でがんばってくださいな。
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