今日から病院などの医療機関で診療を受ける際、住民登録証などの身分証を必ず持参しなければならない。 これまでは名前や住民登録番号だけを提示しても診療を受けることができたが、これからは患者本人確認手続きが強化される。
20日、保健福祉部と国民健康保険公団によると、この日から「療養機関本人確認強化制度」が施行される。 他人の名義で健康保険を貸与·盗用する不正受給事例が持続的に発生しており、これを予防しようとする趣旨だ。 健康保険の財政漏れを防ぎ、他人名義の身分証明書などを活用した薬物誤用·乱用と麻薬類事故を防止するという目的もある。 今後、健康保険で診療を受けるためには、住民登録証、運転免許証など本人確認が可能な身分証明書を持参しなければならない。 健康保険証、パスポート、国家報勲登録証、障害者登録証、外国人登録証なども含まれる。
行政機関や公共機関が発行した証明書で写真が貼られており、住民登録番号または外国人登録番号が含まれて本人であることを確認できる証明書または書類でなければならない。 身分証明書の写しは認めない。 共同認証書、金融認証書、デジタルワンパス、簡便認証など電子署名認証書や通信会社およびクレジットカード会社、銀行など本人確認サービスも認めてくれる。 また、モバイル健康保険証やQRコードを提示する場合も、便利に本人確認が可能だ。 身分証明書を持参しなければ、健康保険の適用を受けることができず、患者が診療費の全額を負担しなければならない。 ただし、14日以内に身分証と診療費領収書など、その他の療養機関が要求した書類を持参すれば、健康保険が適用された金額で精算される。 (中略)
健康保険の資格を不正に使用する場合、貸与した人と貸与された人はいずれも2年以下の懲役または2000万ウォン以下の罰金刑に処されることがある。
(引用ここまで)
韓国で医者にかかる際には保険証の他に身分証明書が必要になることになりました。
これまで国民番号だけでも診療を受けることはできていたのですが、他人名義の健康保険を悪用することが多数あったとのことで。
このようにシステムが改正されたとのことです。
国民番号でカルテも共有されているので「どう考えても怪しい」ってパターンがあっても、別にそれが証拠になるわけでもないですからね。
というわけで、国民番号とは別になんらかのIDが必要になったと。
これ、実は外国人に医療ただ乗りされていたことが大きな原因です。
患者側の不正診療の60%が外国人ともされています。
医療福祉予算の圧迫原因のひとつにもなっていました。
それでなくとも韓国は少子高齢化が進んでいるのに、国家予算は逼迫している状況。
まあ、やむを得ないところですかね。
それを考えると「身分証明書と保険証を兼ねている」マイナンバーカードは合理的な判断であるといえますか。
でも、知り合いの薬剤師の話だと、なぜか「マイナンバーカードをご提示ください」って話に「義務じゃないですよね!」って食ってかかってくる客がいるんですって。
不思議ですねー。
韓国の場合、身分証明書を持ってこないと全額自己負担になりました。
身分証明書を忘れた場合は期限内に持ってくれば自己負担3割以外は返金(実際には医院、病院のランクで自己負担率に違いあり)とのシステム。
なるほど、日本でも同じことができそうですね?
Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex