「吉田松陰は日本ではソクラテスに匹敵する人物」
それにしても、「ライズ オブ ザ ローニン」をグローバル発売日前から熱く盛り上げたディレクターの発言は、韓国国内での正式発売の予定はなかったということで、国内コミュニティを沸かせました。 そこに伊藤博文が仲間として参加するというニュースが発売直前に加わり、発表当時から期待されていたチーム・ニンジャの新作が国内で歓迎される可能性はほぼゼロに近づきました。
とはいえ、一方でこんな考えもありました。国内だけ発売されないだけで、すでに作られたゲームであれば、褒めたり、批判したりする前に、実際にプレイしてみる機会が与えられるべきではないのかかと。皆が懸念しているように、周辺諸国に傷を与えた彼の思想が「美化」されているのであれば、それを自分の目で確かめて知ってもらうのが正しいと思ったのです。
プレイしてみて、自分で判断し、そして伊藤博文をコロせるかどうかを確かめるために。 (中略)
伊藤博文をコロそうといろいろやりましたが、結局ダメでした。 (中略)
今となってはかなり昔の話ですが、UBIソフトの「アサシン クリード」シリーズの身代金が高騰していた頃、国内コミュニティでは、韓国を舞台にしたオープンワールドゲームが出たらいいなという声が多く聞かれました。 日帝強占期を背景に暗殺者たちが汎世界的な権力に立ち向かうという話は、聞くだけでも面白そうで、今でも記憶に残っています。
(引用ここまで)
コーエーテクモのTeam Ninjaが開発したオープンワールドゲーム。
とりあえずトレーラーでも見てもらいましょうかね。
明治維新前後を扱ったストーリーをベースにしていて、無名の素浪人が主人公(プレイヤー)。
坂本竜馬や新撰組といったおなじみの面々も出てくるとのこと。
3月末に発売されました。
韓国ではTeamNinjaのプロデューサーインタビューが話題になったりもしていました。
日本のゲーム会社、明治維新を扱ったゲームで「征韓論」思想家美化論議(聯合ニュース・朝鮮語)
吉田松陰の思想を「日本におけるソクラテス」と評したことで「通信社である聯合ニュース」がこんな記事を配信するほどでした。
3分30秒過ぎくらいから。
さらに「伊藤博文が仲間になる」との話題で(韓国国内でだけ)炎上しまして。
「ライズ オブ ザ ローニン」、味方が伊藤博文……「キャンセルに値するね」(GAMEPLE・朝鮮語)
で、韓国国内では発売されないとのアナウンスが出ました。
ま、そりゃそうです。ゴジラ-1.0すら公開できなかった国ですから。
発売時のゲームメディアからのレビューではメタスコア72。
高いとはいえないかな。「良作だけども欠けているところがある」とする評価が主。
ですが、ユーザーレビューはわりと好評。
これだったら続編もあるかな、といったところ。
で、冒頭の記事は「韓国では『おま国』となったライズ・オブ・ローニンをプレイしてみた」といった主旨のもの。
まあ、「とりあえずプレイしてみてからいろんなことは言おう」って態度は尊重したいところ。
主目的が「伊藤博文をコロしたいから」っていうのは韓国人スピリットに溢れているなぁ……。
最後の「アサシンクリードの世界観で韓国が舞台になる」っていうのもかなり草。
そんなゲームが出たらいいですね。やっぱり「サウラビ」が主人公になるのかな(笑)。
あ、サウラビ関連の小ネタもあるのだけどどうしたものか。まあ、明日の一本目を小ネタにしてしまってもいいか。
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