人工知能(AI)でiPhoneに通話録音機能を提供し「大当たり」を出したSKテレコムがIT若い現職者の間でも高い評価を受けている。
若いIT現職者たちが挙げるAI転換先導企業に名前を上げた。
就職専門プラットフォームのリメンバーによると、SKTはIT職群在職者を対象にした調査で、AI転換先導企業2位を占めた。 AI転換に一番先んじていると思われる企業3社を選択してほしいという質問に、回答者の70.3%がサムスン電子を挙げ、SKTが62.6%でその後に続いた。 (中略)
特に、AI個人秘書「エイダット」はiPhoneに通話録音および要約機能を提供し、利用者から好評を受けたりもした。 サムスン電子とは異なりアップルは通話録音を支援しないが、SKTがAI技術を通じてアプリで録音、要約、スパム表示、通訳などの機能を具現した。
(引用ここまで)
SKテレコムは韓国の通信キャリア大手です。
最大手のKTをNTTドコモだとすると、SKテレコムはauに相当するってところかな。
そのSKテレコムが自社販売分のiPhoneに通話録音機能をつけたってことで、大当たりしたとのニュース。
アップルはiPhoneに通話録音機能をつけていないのですね。
韓国で販売されているAndroid端末はすべてといってデフォルトで対応アプリが搭載されているのですが。
これは韓国のお国柄の問題で。
通話録音機能が必須なのです。
言った言わないを防ぐための自己防衛手段として、韓国では通話録音機能が重宝されているのですね。
ドライブレコーダーのように「常に録音」しておいて、必要のないものは削除するといったやりかたです。
一度、録音機能を違法化しようとしたことがあるのですが世論調査で指示を得られずに廃案になったなんてこともありました。
「弱者の対抗手段」として扱われているわけです。
で、韓国はアップルから「iPhone3次発売国」扱いされていたのですが、ここのところシェアは上がり気味(といっても20%ていど)。
しかし、若者ではかなり圧倒的なシェアを持っています。
20代では2/3がiPhoneユーザーであるともされています。
そこに追い風になりそうなのが、このSKテレコム製のiPhoneアプリってことだそうです。
なんというか……うん、それぞれのお国柄で必要な機能って違っているんですね。
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