未発表のGalaxyシリーズなどについて非常に確度の高いリーク情報を提供し続けるIce Universe氏によると、「Galaxy S25 Ultra」のメインカメラには「ISOCELL HP2」センサーが続投されるそうです。
ISOCELL HP2はGalaxy S23 UltraとS24 Ultraに搭載されている、Samsung自社製のカメラセンサー。2億画素を誇ることから発表当時は大きく注目されていましたが、すでに3年前の代物です。 (中略)
今年の「iPhone 16 Pro」では、よりセンサーサイズが大きくなった最新の「IMX903」を搭載しさらに画質が向上すると目されています。
この状況についてIce Universe氏は、Galaxy S25 Ultraに対し以下のようにコメント。かなり手厳しい内容です。
・ハードウェアの面では本当に意地悪 ・ソフトウェアアップグレードで消費者を欺いている ・コストを大幅に削減し、より多くの利益を上げることができる ・消費者のユーザーエクスペリエンスに関して一切無視している
(引用ここまで)
来年発売予定のサムスン電子のフラグシップスマートフォン、Galaxy S25 Ultraでもイメージセンサーは変更なしであると著名リーカーのICE UNIVERSE氏がコメント。
U23、U24、U25と3世代に渡って2億画素イメージセンサーであるISOCELL HP2を搭載。
Samsung is the only brand in the smart phone industry that has used the same camera continuously for three years. It's really mean in terms of hardware,It can always find some so-called software upgrades to trick consumers into buying, thus saving hardware costs.… pic.twitter.com/sz63RJbAgY
— ICE UNIVERSE (@UniverseIce) June 8, 2024
2年前は「2億画素!」って売りがありましたが、3世代使い回し。
イメージセンサは日進月歩の世界なので、3年前のセンサーはさすがに……。
iPhone 15 Proでは新規開発された2層トランジスタで取り込める光量が増加しています。
次のiPhone 16 Pro MAXに搭載が噂されているIMX903はセンサーサイズが大きくなってさらに高画質化が期待されています。
ただまあ、サムスンのように3年前のセンサーを使い回すことには大きな利点がありまして。
「センサーを新規開発しなくて済む」のですね。
イメージセンサーも半導体ですから、新規開発には多大なコストがかかります。
新しいパターンを起こすだけでだいぶお金かかります。
IMX903のように独自技術を開発する必要もない。
開発費用をゼロにできる。しかも3世代に渡って。
ICE UNIVERSE氏が語るように、ユーザーエクスペリエンスが損なわれることが問題になるくらいですかね。
もはやカメラ機能くらいしか差別要素がないのに、その開発をなおざりにして戦っていると。
ま、それでスマートフォンのシェアトップをアップルと競い合うくらいまで戦えているのだから企業としては正解の行動方針なのでしょう。
Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex