日本の新紙幣に日本植民地時代に日本の銀行を朝鮮に進出させ、植民地政策を主導した渋沢栄一(1840~1931)の顔が入るというニュースに光復会が強い遺憾を表明し、直ちに撤回を要求した。
光復会は1日、声明を出し「日帝侵奪張本人の貨幣人物決定は植民支配を正当化しようとする欺瞞的行為」としてこのように明らかにした。
光復会は「渋沢栄一は我が民族を経済的に収奪するのに尖兵の役割をした第一銀行の所有者で、鉄道を敷設して韓国の資本を収奪し、利権侵奪のために第一銀行の紙幣発生を主導しながら貨幣に自身の肖像画を描き入れ、私たちに恥辱を抱かせた張本人」と指摘した。
光復会は「帝国主義時代の植民地収奪の象徴的な人物を国際的に通用する日本の公式貨幣に使うことは、韓日関係を改善しようとする韓国政府の努力にも水を差す行為」とし「特に来年の韓日国交正常化60年を控えて関係正常化を望む両国間にも役に立たない処置」と明らかにした。
続けて「過去の誤った行動を反省するどころか帝国主義蛮行を連想させる人物を使う日本政府の底意が何か」として「本当に私たちとの関係改善のためならば問題人物の貨幣人物使用を直ちに中断することを願う」と書いた。
(引用ここまで)
新紙幣の一万円札に渋沢栄一の肖像画が描かれることについて、以前から韓国では不満の声が上がっていました。
まあ、その言い分も分からないでもないのですが。
けっきょくのところは「日本から卒業できない韓国の姿」を露わにしただけなのですね。
韓国は「日本が利益を得る」「外交的に世界に認められる」といった「韓国の意にそぐわない日本の行動」を極端に嫌います。
そしてそれをやめさせることができると考えています。
安倍総理(当時)がアメリカ議会で演説することが決まればなんとかしてやめさせようと国会議長が訪米するし、外交部報道官(すなわち韓国政府)は「議会演説では歴史に反省を示せ」とか言い出してしまう。
挙げ句の果てにはメディアが「鼻輪を付けられた牛(日本)も、手綱を緩めれば勝手に動き回る」とか言い出す始末。
逆にオバマ大統領が広島を訪問するとなった時も、「日本に免罪符を渡すつもりか!!」と大騒ぎしていました。
日本は永遠に反省を続けるべきで、その象徴である広島をアメリカの大統領が訪問するとはなにごとかとメディアの左右を問わずに非難していたのですね。
んで、渋沢栄一が新紙幣の肖像画になることも同様に左右の区別なく反対だとしています。
冒頭記事は左派紙であるハンギョレのものですが、保守紙も同様に反対意見を述べています。
今回の記事は新札発行をやめろと光復会が言い出している、との報道ですが。
コラムであったり、社説であったり形態は様々ですが、一様に反対です。
日本離れができていない、とでもいうべきか。
これも「用日」の一種なのです。
韓国社会が成熟すれば、もしかして……そんなふうに考えていた時期がわたしにもありました。
「反日」で社会をまとめてきた結果、反日なしでまとまらなくなっている。
なので、こうして時折ブーストをかけることも必要になるのです。
ま、知らんがなってところです。
ポーランドボールの「Japan, I hate you!」「I know」ってヤツですね。
まさに「You hate me,I know, I know.」ですわ。
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