ドイツ・ベルリン平和の少女像(以下、少女像)管轄の行政区役所であるミッテ区役所が少女像を建てた市民団体コリア協議会に、9月までに銅像を撤去しなければ過料を賦課する方針を直接明らかにしたことが21日(現地時間)伝えられた。 ミッテ区では市民社会と区議会次元で何度も少女像存置決議案を出すなどの努力があったが、区庁は既存方針を固守するという立場であり葛藤は増幅するものと見られる。
19日、ミッテ区のシュテファニー・レムリンガー区長と面談した独韓市民団体コリア協議会の説明を総合すると、レムリンガー区長は少女像の設置期限が終わる9月28日までにコリア協議会が少女像を撤去しなければ過料を賦課する予定だと通知した。 区役所は人材を動員して強制撤去をせず、コリア協議会が少女像を移すまで繰り返し過料を賦課できるということだ。 (中略)
区議会は2020年9月、少女像が初めて設置された後、少女像の永久存置を促す決議案を数回通過した。 特に区議会分科委員会である文化教育委員会は10日、ミッテ区に少女像の存置のためにベルリン市当局と対話に乗り出すよう促す決議案を本会議に上程した。 にもかかわらず、ミッテ区役所は立場に変化がなかった。 12日、日本の岸田文雄首相がドイツを訪問してオラフ・ショルツ首相と首脳会談をする前に、ミッテ区庁は日本共同通信の質問に少女像の撤去をコリア協議会に要求すると答えた経緯がある。 岸田総理は2022年にショルツ総理が日本を訪問した時にも少女像撤去を直接要求したと伝えられた。 日本は2020年に少女像が設置された直後から強く抗議するなど、4年間圧迫を続けている。
(引用ここまで)
じわりじわりと撤去への道筋が進んでいるベルリンの少女像ネタ。
先日、設置を続ける法的根拠がないので9月までに撤去をすべしと、ミッテ区から設置元のコリア協議会に通達があったとのニュースがありました。
ベルリンに韓国の市民団体が設置した「少女像」、当局が「設置を続ける法的根拠がない」と撤去を要請へ(楽韓Web過去エントリ)
ベルリン、およびミッテ区から「設置に対する法的根拠」がないとされている。
もともと1年、その後は1年の許可延長をもぎとって、あくまでも期間限定で公共施設の土地を借りて展示する、との話だったのですが。
それを有耶無耶にする形で4年に渡って展示している状況が続いています。
いうてみれば群馬の追悼碑と同じですね。
群馬の追悼碑については最高裁判所からも設置許可取消の合法性について「問題ない」との判断が下されています。
それに付随して県当局から幾度となく撤去要請があったのですが、設置した市民団体が拒否。
撤去は行政代執行で行われたわけです。
一方、ベルリンの少女像に対しては「9月以降も撤去しないのなら過料を科す」と言い渡し済。
まあ、一番いい方法ではありますかね。
それがなぜか韓国人の中では「撤去への圧力を加えられている」ことになっているようですが。
なんならクラウドファンディングとかして、過料を払い続けて展示するなんてことすら選びそうだな……。
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