「キャプテン」孫興慜(ソン・フンミン、トッテナム)と「次世代エース」李康仁(イ・ガンイン、パリ・サンジェルマン)が崖っぷちのサッカー韓国代表を救う。 (中略)
主将の孫興慜とプレーメーカーの李康仁は変わりなく攻撃を引っ張る。パレスチナ戦で128回目のAマッチ出場となり、韓国男子サッカー選手の歴代最多出場部門で単独4位になったベテランの孫興慜は存在感だけでも相手の守備に大きな負担を与える選手だ。同僚にパスを出して攻撃チャンスを作ったパレスチナ戦とは違い、オマーン戦では積極的にシュートする可能性が高い。 (中略)
幸い、アルシブスタジアムは洪監督にとって「約束の地」だ。韓国オリンピック(五輪)代表を率いた2012年2月、ここでオマーンを3-0で撃破し、同年のロンドン五輪進出を確定した。そしてロンドン五輪で「銅メダル神話」を築いた。一方、韓国代表サポーター「レッドデビルズ」はオマーン戦ではブーイングを自制することにした。
(引用ここまで)
韓国代表にはソン・フンミンがいる。だから大丈夫……みたいな言い方をやめたほうがいいと思うんだ。真面目な話。
何度か話しているように、ソン・フンミンは足元にボールを運んでくれる周囲のプレイヤーがいてこそ輝く選手。
だからブンデスリーガにいた時はさほどの輝きを見せることができなかったし、韓国代表でもいうほどゴールを記録できていない。
逆にいうとその適性をしっかりと引き出せたトットナムがすごいんですが。
ソンはメッシでもクリロナでもないのだから「戦術ソン・フンミン」は成立しないんですよ。
イ・ガンインが代表に入ってきた際に「これでソン・フンミンを活かせるかな」とも思ったのですが、それほどの役割をできていない。
というか、むしろ感情的には敵対している状況。
アジアカップ準決勝前日、韓国代表のソン・フンミンとイ・ガンインの間で諍い、ソンは指を脱臼したまま出場して敗退していた(楽韓Web過去エントリ)
表面的には「和解した」ことになっていますけどね。
韓国代表には後ろに入って「水を運ぶ」役割をする選手がいないんですよ。
ボランチの人材不足というべきか。
イ・ガンインやソン・フンミンがハーフウェイラインの下にきたりすることもあるのですが、そうなると今度は前線で張れる選手がいなくなる。
悪循環なんだよなー。
結果、ソン・フンミンのドッカンミドルしか得点の機会がなくなる。
それは相手チームもよく分かっているから、ミドルでシュートを打たせないようにケアするようになる。
おっといまやっているオマーン戦でファン・フィチャンがやっぱりミドルで勝負して先制しました。
こうやって他の選手が得点する機会があれば別なんですけどね。
あ、ソン・フンミンがコーナーキック蹴ってるわ。なにやらせてんだかな。
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