2025学年度の随時受付が完了した中で、医大の随時志願者数が史上初めて7万人を突破した。 いわゆる「SKY(ソウル大・高麗大・延世大)」競争率も上がった。 最上位圏の学生たちの医学部志願が予想され、SKYに上層の志願が集中したものと分析される。
医学部の志願者数が大幅に増えたが、定員増加で競争率は例年より下落した。 入試業界では医学部間、理工系など重複合格が増え、連鎖作用があるものと予想している。
15日、鐘路学院(訳注・予備校のひとつ)によると、全国39の医大の随時志願者数は7万368人と集計された。 前年(5万7192人)より約1万3000人が増えたもので歴代最大値だ。 以前の最大値は2022学年度6万5000人余りだった。 これさえも地方圏14ヶ大学は最終志願者数を発表せず、13日午後1~3時基準で合算した数字だ。 したがって、最後の志願者を勘案すれば、志願者数が数千人さらに増える可能性がある。 定員がそのままのソウル圏は志願者数が減ったが、京仁(キョンイン)、地方に志願者が大挙殺到した。 ただ、定員が増えただけに競争率はむしろ下落した。
ソウルの8つの医学部の志願者数は1万6671人で、前年比8.9%減少した。 平均競争率も41.19倍から35.77倍に下落した。
(引用ここまで)
今年の修能試験(日本での共通テストにあたる)から、医大・医学部の定員増が行われます。
韓国政府は当初から2000人増を目指していましたが、大学側の都合や医師側の反対もあって1509人増となりました。
とはいえ、前年までの3058人に比べればざっくり1.5倍。
これまで医学部のハードルの高さに弾かれてた受験生も「今回は行けるはず!」となって受験生が医学部に殺到しているそうです。
その一方で上位成績者がこぞって医学部受験を目指しているため、上位大学の象徴であるSKY(ソウル大学・高麗大学・延世大学)の理系への応募者が少なめでハードルが下がるのかもしれない、とされています。
まあ、可能性が1.5倍になったのであればかなり希望は見えてきます。
それでなくても試験の上位って「難問部分で得意な問題が出たか否か」でけっこう変わってきちゃいますからね。
偏差値70アップの世界だとけっこうそんなことも起きがち。
かつ、去年の修能試験から「予備校に行っていないと解けないレベルの突飛な問題」が少なくなったこともありまして。
よけいに医学部への集中度合いが高まっているとのこと。
なんかねぇ……。
韓国の大学受験ってまずソウル大学の医学部が埋まって、次に高麗大学、延世大学の医学部が埋まります。
ついでソウルにキャンパスのある大学の医学部が埋まって……ってなるのですね。
で、歯学部、薬学部、韓医部が埋まるって順番。
そこから理系が埋まるって感じです。
去年の修能試験での満点、標準偏差1位のどちらも医学部に入ってましたしね。なんなら標準偏差1位のほうは他の大学の医学部から仮面浪人でソウル大学医学部に入るっていう。
それくらいに韓国では「優秀ならまず医者になる」のが当然なんですよね。
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