「読みにくい漢字ではなく、私たちの美しいハングルで堂々と丁寧に書いたK書道を一緒に分かち合いたいです」
一生を政治・行政家の人生を生きてきたソン・ハジン前全羅北道知事(72)が墨香をいっぱい含んだ書道家として世の中と疎通に乗り出す。
ソン前知事は自身初の招待展である「躊躇なく書く、青い石・翠石ソン・ハジン招待展」を開く。 招待展は今月25日から10月1日までソウル仁寺洞の韓国美術館で、10月11日から11月10日まで全州現代美術館で開催される。 招待展では計105点の作品を見ることができる。
ソン・ハジン前道知事は、韓国の書道界ではよく知られている人物だ。 彼は幼い頃から祖父の柳在、宋基面先生と父親のカンアム、ソン・ソンヨン先生の影響を受け、目が覚めると筆跡を書いてきた書道愛好家だ。 (中略)
ソン前知事は「大衆が書道に接する度に漢字のために当惑しているのを見て、書道をより簡単に楽しめる芸術にすることはできないかと悩むようになった」として「芸術は全て社会的機能を持っているが、書道はその部分が弱いのではないかという考えをした。 そこで下した結論が、ハングルが主となる韓国書道への変化が必要だという考えに至った」と説明した。
続けて「ピカソと言えばスペインを思い浮かべるように、すべての芸術は国籍がある」として「ところで書道は漢文漢字を使うので韓国人が書いたのか中国、日本人が書いたのか分からない」と指摘した。
(引用ここまで)
漢字関連ニュース2本ほど。
韓国にはハングル書道、なるものがありまして。
まあ、あまり迫力とかを感じないものとなっています。
漢字は書きかたに流れがあるので書道として成り立っている部分があるのですが、ハングルって記号ですからね。
○とかあるし。
結果、書道ではなくどこかカリグラフィー的なものになっていたりします。
なんというか、細部をごまかしたものになってしまっているのですね。
最終的にはこうした形でやるしかない、と。
「すべての芸術には国籍がある」って(笑)。しかも「ピカソといえばスペイン」とか、もうピカソが抜け出したかったのがそうした「型」なんだけどね。
もうひとつこちら。
「今後公告」に「どこの工業高校?」…笑ってばかりはいられない「識字力低下」(TV朝鮮・朝鮮語)
ある大学のコミュニティに「今後の工業高校はどこか」という質問が上がってきました。
「事が過ぎ去った後」という意味の「今後」と「広く知らせる」という「公告」の言葉の意味が分からなくてできた現象です。
コメディアンのキム・デヒ氏のユーチューブでは「友人の娘の結婚式の祝辞をしに行く」と言うと、ゲストが「祝辞は牛を育てるとのことではないか」というとんでもない質問をして話題になっています。
識字力の低下がますます深刻になるのです。
「退屈な謝罪」と「武運を祈る」の意味を知っている人がどれくらいいるのか直接聞いてみます。
ハム・ドンチャン / 京畿道安山市 「(退屈とはどういう意味だと思いますか?)お見舞いの言葉を伝えるという感じだと思いますが」
シン・ソンウク / 京畿道利川市 「『武運』は正直よく分かりません。 私たちももう少し勉強してみる必要があると思います」。
教育部によると、国内成人の3%を超える146万人は、小学校1、2年生レベルの識字力に過ぎず、基本的な読み書きも難しい水準でした。
これ以上笑って済ますことはできない状況だという嘆きが出てきます。
(引用ここまで)
「今後公告します」と書かれたものに対して、「今後の工業高校とはどこか?」となってしまうギャグ的な光景。
「公告」が「工高」のハングルと同じなのですね。
先日の「対辺」と「大便」が同じってパターンと一緒。
「公告」なんて難しい言い回しではなく「今後知らせます」くらいにしておかないとダメってことです。
「肩甲骨」を「かたのほね」ってしないと理解できないのと同じですね。
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