韓国人で初めてのノーベル文学賞受賞者になった小説家、韓江(ハンガン)シンドロームが激しい。彼女の作品が書店で飛ぶように売れ、印刷所は週末も24時間フル稼動している。韓国文学に対する自負心を高揚する一方、韓国文化の国際的地位を向上した快挙だ。 (中略)
私たちはまだ物足りない。特に科学分野の受賞者がまだ1人も出ていないことはこの上なく残念だ。科学分野で日本は1949年に初めての受賞者(物理学賞)が出てきてから25人もノーベル賞受賞の栄誉を授かった。中国も3人の受賞者を輩出した。 (中略)
ノーベル科学賞に韓国が名刺を差し出すことができないのは貧弱な研究環境と風土に起因するところが大きい。韓国研究財団によると、核心研究を始めてノーベル賞受賞までに必要とされる期間は平均31.4年だ。これを後押しするのに韓国の現実はあまりにもかけ離れている。基礎科学よりは商用化に必要な応用研究に集中している上に、いわゆる「お金にならない」長期研究を冷遇してきたため短期成果に集中するほかない。このため水準の高い研究を長く進めて深さを積み上げていかなくてはならない「蓄積の時間」が不足する。理工系忌避と医大選好による優秀人材の離脱、科学技術予算不足なども問題と指摘される。
(引用ここまで)
いまだにノーベル文学賞ネタで盛り上がる韓国。
「韓国文化の国際的地位が上昇したのだ」ってヤツ、延々とやってます。
ただ、日にちが経つにつれてだんだんと「文学賞受賞はめでたいけども、今年も自然科学系のノーベル賞ダメだったし、将来的にもダメそう」って記事も出てきています。
やっぱそっちが気になっちゃう感じ?
中央日報のこの記事みたいに「文学賞受賞を自然科学系受賞につなげよう」なんてのもぽつぽつとあります。
……どうやってよ。
自然科学関連とどうリンクさせるのやら。
日本が25人でも30人でもええやん……とはならないんだろうなぁ。
こちらの記事でも同様に「日本は25個、中国は3個、韓国はいまだにゼロ」みたいなことが書かれています。
もう先進国のはずなのに、ノーベル科学賞は「0」…なぜ?(京郷新聞・朝鮮語)
さらに「インドは2人、パキスタンからもひとり」って続くんですけどね。
台湾のひとりを無視しているのもなんだかな。
まあ、左派紙である京郷新聞なので、この記事はノーベル賞云々をダシにした政権批判でもあるんですけどね。
韓国が基礎科学に取り組んでいないのなんて、どの政権でも同じことなんだけども。
イ・ミョンバク政権で進められてた基礎科学研究が、ムン・ジェイン政権で潰されたなんてこともありましたし。完全に易姓革命の一貫でした。
こんなことをやっているんですから、そりゃ遠くて当然よ。
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