大韓サッカー協会の労組は31日、鄭夢奎(チョン・モンギュ)サッカー協会長の当選4回を阻止する方法は弾劾しかないとし、重大な決断を促した。
サッカー協会労組はこの日声明を出し「大韓体育会公正委員会と文化体育観光部はチョン会長を引き下ろす『合法的な手段』がない」とし、「世論と政府の圧力にも気にしないチョン会長の4選を阻止するためには代議員総会を通じた弾劾の道しかない」と話した。
労組は「チョン会長は現在『心理的弾劾』にあった状態だ。 しかし、彼の最近の歩みを見ると、彼が4選出馬の意志をくじいたとは言い難い」とし、「10月に開かれたW杯予選ヨルダン戦、イラク戦2連勝、AFCアワーズの成功的開催、訪韓したインファンティーノFIFA会長の『リップサービス』などを基盤に4選挑戦の歩みをさらに果敢にする可能性もある」と話した。 (中略)
さらに、「協会の定款によると、代議員34人のうち18人以上が同意すれば、鄭会長の解任(弾劾)案件を発議でき、23人以上が同意すれば、鄭会長を解任することができる」とし、「鄭会長のリーダーシップはすでに破綻しており、彼がいる限り、韓国サッカーに希望がないという事実も大韓サッカー協会の代議員たちが本人の歴史的責務を悟って賢明に行動してくれることを丁重にお願いする」と強調した。
(引用ここまで)
大韓サッカー協会の会長であるチョン・モンギュが会長職4選を狙っているのは(韓国内では)周知の事実です。
ただ、国民の多くはそれを望んでいない。
……いや、さすがに「国民の多く」は盛ったな。韓国人サッカーファンの多くは望んでいません。
さらにサッカー協会労組から「もう会長を弾劾するしかない!」って声が出はじめたとのニュース。
チョン・モンギュはこれまで3選、12年に渡って会長をしてきています。
そりゃ組織的にも膠着することでしょうよ。
部長以上とかもイエスマンになりがちでしょう。
まあ、いとこであるチョン・モンジュンは4期やっているんですけどね(笑)。
ここのところ韓国代表はあまりうまくいっていないこともあって、チョン・モンギュに降りてもらって組織をリフレッシュしてほしいって要望があるのです。
U-23でパリオリンピックの出場に失敗して、フル代表はタイ代表、パレスチナ代表に引き分け。
しかもどちらもホーム。どちらもワールドカップ予選。突破が決定していて、なにかをテストしていたってわけでもない。
ほぼフルメンバー揃っていた。
おまけにクリンスマンを解雇した後のホン・ミョンボ監督選定が不透明であるとして叩かれている。
普通の感覚なら次期会長選挙には出られないのでしょうが……。
でもまあ、本人は4選に向けて「FIFA会長に(監督選定を)支持してもらった」として嬉々としています。
代表監督選出巡る疑惑に大韓サッカー協会会長「FIFA会長に支持してもらった」(朝鮮日報)
最大の問題である監督選定についても「問題なかった」で押し通るつもりのようです。
……まあ、韓国でトップにいる人間っていうのはこのくらいの図々しさがないとやってらんないんだろうなぁ。
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