韓国でカフェを経営している20代女性が、オンラインコミュニティで、恋人の母親から「水商売」と言われたことに不快感を示した。
女性は10月初め、5年前から交際している同い年の公務員男性との結婚を前提に彼の実家を訪れた。その際、母親は「カフェ経営より安定した職業が良いのではないか」と発言。さらに「息子が大企業に入っていれば、あなたのような人とは交際させなかった」と言った。
失礼だと感じたが、女性は「両親が風光明媚な場所にカフェを建ててくれ、多くの客が訪れる。収入は固定していないが、従業員の給与や運営費を除いても会社員以上の収入がある」と説明し、食事を終えるまで我慢した。
だが、相手男性が黙って聞いている姿に女性は失望し、けんかになった。男性は「年配者ならそう思うかもしれない」と軽く流そうとした。女性が別れを切り出すと、彼は「5年も付き合ったのにそんなことで別れるのか」と引き留めたという。
(引用ここまで)
韓国の就職について一般的な考えがすごくよく分かる記事ですわ。
20代女性がカフェ経営をしている、っていうのは「水商売」扱い。
で、つきあっていた男性側は公務員。
母親は「この子が大企業に受かっていたら、こんなのとはつきあわせなかった」と言い捨てる。
実際には女性のほうはけっこうな資本のある家に生まれた感じで、一等地にカフェを出店できていて、けっこう儲けることができている。
で、なにもフォローしてくれなかった男と別れたと。
この母親の意識、一般的な韓国人のそれです。
大企業(財閥レベル)>公務員>>>中小企業>>>自営業
って感じ。なかなか味わい深い。
自営業の地位って本当に低いんですよ。特に飲食系。
医者や弁護士も「自営業」の範疇に入っているので、統計がぐちゃぐちゃになったりもするんですよね。
なので「自営業上位は高収入」ってなっているんですが、その上位はほとんど医者とかだったりします。
20代の親だと世代的には50歳以下45歳以上ってところでしょうか。
50歳前後の韓国人だと、旧来の価値観のままかなぁ。
「若い自営業は就職できなかった負け組」って感覚です。
それがうまく紹介できたのはちょっとうれしかったですわ。
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