来月、スウェーデンで開かれるノーベル賞授賞式の際、ノーベル文学賞を受賞した作家、ハンガンが韓国語で紹介される。 ノーベル文学賞選定機関であるスウェーデン翰林院は受賞者をスウェーデン語で紹介した後、名前を呼ぶ時は作家母国語にする慣行がある。
10日、連合ニュースによると、漢江(ハンガン)の作品をスウェーデン語に移したパク・オクギョン翻訳家は、来月10日に開かれるノーベル賞授賞式で、受賞者を紹介する演説の最後の一文を韓国語に翻訳してほしいという要請を受けたという。 (中略)
紹介する方式は年によって異なるが、スウェーデン語にした後、授賞のために受賞者を呼ぶ時は母国語にする場合が多かった。 (中略)
ノーベル賞受賞者の演説は長い間多くの人々に語られ、書籍として出版されたりもする。
(引用ここまで)
来月10日にノーベル文学賞の授賞式がスウェーデンで行われます。
で、その場のアナウンスで「韓国語が使われるかも!」と韓国メディアが妙に浮き足立っているのですね。
どのくらい浮き足立っているかというと、この「韓国語が使われる可能性が高い」って記事が30以上あるくらいです。
もう本当に浮き足立ってますね。
先日、「ノーベル賞の賞金は無税なんだって!」っていう記事でも同様でしたが、ものすごい勢いで報道しているんですよ。
……日本も湯川秀樹氏がはじめて受賞したときはこんなんだったのかな。
なんというか、ちょっと微笑ましいですわ。
ちょっと今回のノーベル賞関連の面白かった記事を集めておきましょうか。
・韓国メディア「K-POP、Kムービー等に続いてノーベル文学賞受賞で韓国文学まで注目され、世界が韓国とKカルチャーに憧れている」→翻訳担当外国人「韓国の課題は精神面の健康だ」(楽韓Web過去エントリ)
・韓国メディア「ハン・ガンのノーベル文学賞受賞は村上春樹の受賞をはるか先に追いやった」「映画、ドラマ、ポップスに続いて文学でも西洋の作家を追い抜いたのだ」……すごいルサンチマンを感じる文章だ。とんでもないコンプレックスを日本に抱えていたんですね(楽韓Web過去エントリ)
・韓国メディア「日本は韓国がノーベル文学賞を受賞し、村上春樹が受賞できなかったことに悔しがっている。平静を装っているが内心は悔しくてしかたないのだ!」……そんなこと言われてもどうすりゃいいのさ(楽韓Web過去エントリ)
この3つはかなり面映ゆかったですね。
どれだけノーベル賞に渇望感を抱いていたのかがよく分かってもらえるのではないでしょうか。
「ノーベル賞の授賞式で韓国語が!」っていうのも、なかなか。
韓国ウォッチャーにとっては甘露ですわ。
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