ハン・ガン作家のノーベル賞受賞後、出版大国という日本でもハン・ガンブームが起きています。
ハン・ガンの作品を通じて5·18民主化運動や済州4·3事件に触れ、韓国の現代史に関心を持つ人も増えています。
(引用ここまで)
韓国で「日本でもハン・ガン氏の著作が流行している」とのニュースがけっこうな頻度で出ています。
まあ、どの年でもノーベル文学賞受賞者の作品は流行するわな……ってだけの話なのですが。
最近だとカズオ・イシグロ氏の作品とかかなり流行りましたしね。
でもまぁ、イギリスで「日本でカズオ・イシグロの作品が売れている」みたいなニュースはなかったんじゃないかな。
それだけ韓国ではハン・ガン氏の受賞がめでたいことだとされていて、かつ「日本に認められている」感が強いのでしょうね。
「ついにノーベル賞作家を輩出して、日本に認めさせてやったんだ!」といった気持ちを強く感じます。
どれほど韓国がノーベル賞を(たとえ望んでいた自然科学部門のものでないにしても)渇望していたのか、よく分かる記事ではないかなと感じられます。
わざわざ書店に取材して、ですからね。
新宿の紀伊國屋書店、あとは神田の古書店街かぁ。
古書店街のほうは「ハン・ガンをはじめとした韓国文学が大流行り」の絵面ではない感じですけども(笑)。
いや、今回の受賞劇は本当に面白かった。
韓国がノーベル賞に対してどれだけコンプレックスを持っていたのか、ルサンチマンを溜めこんでいたのかがよく分かりました。
知ってはいたんですけどね。どれほどのものだったかを思い知らされた感じです。
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