ネイバーコンテンツ事業の核心に挙げられる「ネイバーウェブトゥーン」利用者数が日本を除いて継続的に減少している。
専門家たちはネイバーウェブトゥーンがロマンスなど特定のジャンル作品を主に供給しながら斬新性が落ち、世界各国の現地に合ったサービス戦略と作品がなく、利用者数の減少が避けられないと見込んだ。
19日、関連業界取材を総合すれば、ネイバーウェブトゥーンの世界利用者指標が下落傾向を免れずにいる。
ネイバーウェブトゥーンの米国本社ウェブトゥーンエンターテイメントが去る7日(現地時間)第3四半期実績発表時に公開した利用者指標によると、世界月間活動利用者数(MAU)は1億6690万人で昨年同期比4.9%減少した。同期間の月間有料利用者数(MPU)も1.1%減った790万人を記録し、下落傾向を見せた。
地域別では日本が唯一増加傾向を示した。日本の第3四半期MAUは2250万人、MPUは230万人で、前年同期比それぞれ4.3%、15%増えた。
(引用ここまで)
11月頭頃に発表された7〜9月期のウェブトゥーン社の決算。
悪い決算か、と問われたらそこまででもなく。
その一方でよい決算だったか……と問われたらまあ、そうとも言いがたい。
ただ、将来の伸びに期待していた投資家にとっては「これはないんじゃないの?」って感じの決算でした。
株価もそれを反映した形で、11ドル前後を行ったり来たり。
「反応しようがないわな」ってところですかね。
まさに「ぱっとしない」ってとこ。
特に悪材料として挙げられるのが、お膝元の韓国、そして世界での有料利用者数が減っていること。
それをなんとか日本の伸びで糊塗している状況です。
ところが日本での事業は多くが日本のマンガを掲載してるからこそ伸びているですね。
LINEマンガのストア(要するに有料コンテンツ)の総合人気ランキングをぽつぽつと見ているのですが、日本のマンガ以外が1位……どころか、ランキング上位になったことを見たことがないですね。
まあ、うちが見ていないところでウェブトゥーンものが1位になってたりするのかもしれませんが。
ちなみに今日のストア総合ランキングこれで、1位から講談社、講談社、講談社、コアミックス、講談社、講談社。
日本のマンガを売って手数料を稼ぐのはよい手法じゃないですかね。
本当に売りたいウェブトゥーンは「ジャンルが偏りすぎ」「ローカライズできてない」って判断されている。
まあ……北米ではアニメ、マンガユーザーがいてもアクション系が好まれているのはNARUTOやらドラゴンボールのヒットでよく分かるところ。
NYのスタバの店員さんに「Do you know'bout NARUTO?」って聞かれた話しましたっけ? ふたりいてふたりともNARUTO大好き店員だったんですよね(笑)。
それなのにやっているのは「ぶぉんじゅーる」とかすっかすかの異世界ものとかですからね。アクションとかほぼない。
……あれは受けないよなぁ。
Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex