14日に予定された尹錫悦大統領弾劾訴追案国会本会議2次表決を控え、与党内部で「弾劾案通過を果たしていつまで防ぐことができるのか」という疑問が大きくなっている。 12・3非常戒厳事態の余波で与党が根こそぎ揺れるが、弾劾に対する対応として出した「秩序ある退陣」方案は何日も実体さえ不明なためだ。
国民の力は9日、最高位・重鎮会議・議員総会などを相次いで開いた。 衆知を集めるという趣旨だったが、ユン大統領の退陣時期や方法などについて、すっきりとした答えを出す人はいなかった。 最高委と5時間の議員総会の後、政局安定と法令検討などを担当する議員タスクフォース(TF)を構成することにしたが、「時間単位で戒厳事態関連者が緊急逮捕され、尹大統領が出国禁止されるなど政局が動揺しているのに、わが党はあまりにも暇なのではないか」(初当選議員)という反応が出た。 (中略)
党がこのような状況に追い込まれると「弾劾防御線が開通するのは時間の問題」という憂慮があふれている。 この日の議員総会で複数の議員たちは「集団退場するのではなく反対票を投じても表決は参加しなければならない」という趣旨で主張したという。 弾劾案が否決された7日とは気流が変わったのだ。 匿名を望んだある与党の初当選議員は電話取材に対し、「国民世論が痛いということを肌で感じる。 次の採決では賛成票を投じるかどうか深刻に悩んでいる」と述べた。 別の議員は「1·2次までは阻止しても3次、4次、5次弾劾表決まで継続阻止できるか疑問」と話した。
(引用ここまで)
明日10日に韓国の通常国会は終了します。
で、11日から臨時国会を召集して、即座に弾劾可決案を再提出。
14日には採決ってスケジュールになるそうです。
大統領への弾劾決議案は、1回の国会会期中に1度だけしか出せません。
というわけで天の利が野党にあるわけです。現在が通常国会のはじまった9月頃だったら、通常国会終了まで待たなければならなかったのですが。
通常国会終了後であれば「毎週繰り返し弾劾決議案が提出できるドン!」って状況。
共に民主党の弾劾攻勢に国民の力が耐えられるのかどうか。
……難しいかな。
国民は明白に弾劾を要求しています。
韓国ギャロップが行った6、7日の世論調査では「弾劾に賛成する」との回答が74%。
戒厳令発令に厳しい意見も多いですね。
国民10人中7人「戒厳は内乱‥弾劾賛成」‥支持率も11%(MBC・朝鮮語)
もはや「がちがちの保守岩盤層」しか反対していない。
この世論の大波にどこまで国会議員が耐えられるのか。
「責任首相性」にするんだか「挙国内閣制」にするんだかいまだに決めることすらできていない。
明日で戒厳令発令されてから1週間。このままでは身内からの脱落を防げないでしょうね。
アン・チョルスはすでに造反しているので、弾劾可決に必要な200票まであと7票。
14日の採決前の12日にチョ・グクへの有罪判決が確定した場合は国会議員職を喪失するので、比例繰り上げ当選が認められるまで8票が必要。
どっちにしてもハードルは低め。
無記名投票でかつ、投票用紙記入の際は中が見えないようにカーテンのあるボックス席で。
出席さえ認められたら「可」と書くことはそんなに難しくない。
いつまでも本会議場から退出し続けることもできないと思いますよ。
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