79人の命を奪った済州航空惨事と関連し、事故場所である務安空港に設置されたローカライザーアンテナ「コンクリートの丘」が被害をさらに拡大したという指摘が提起されている中、国内地方空港の相当数に「コントリートローカライザー」構造物が設置されていることが分かった。
専門家たちは「犯罪に近い」として危険性を警告している反面、国土交通部は「安全距離は勧告基準に合うが、高さや材質に対する別途規定はない」という立場だ。
31日、国土交通部などによると、韓国空港公社が管理している国内14の空港のうち、強化コンクリート方式のローカライザーアンテナが設置されたところは少なくとも6ヵ所に上る。
事故が起きた務安空港には高さ2mのコンクリートの丘が設置されており、光州空港には高さ70㎝のコンクリート構造物で作られている。 麗水空港にもローカライザー施設はコンクリート構造物になっている。
光州・全羅南道にあるすべての空港がコンクリート方式だ。
済州空港は丘のないコンクリートとHビーム複合構造物であり、清州空港は一般コンクリート構造物だ。 泗川空港は材質未詳の50㎝高さの構造物で建てられ、国内最大空港である仁川空港は丘のない切妻構造物で作られた。
(引用ここまで)
韓国には国際空港が8つ、ローカルの国内空港が7つあります。
韓国空港公社が管理しているのが14。仁川国際空港のみ仁川国際空港公社が管理しています。
余談。
で、そのうち今回の事故が起きた務安国際空港を含めた6つの空港で「コンクリートの基礎を持つローカライザーがある」と判明したとのこと。
……なんというかさ。
煽りもなんも抜きで「勝てねえな」って思います。
「国内の他の空港にもコンクリートで固められたローカライザーがある」って聞いた時は、務安国際空港以外にひとつ、あってふたつくらいだろうって思ってたのですが。
約半数にあるとは。
衝突時に壊れる、クラッシャブルな構造を持っているアンテナはどうしても弱く、耐用年数も少ないのでしょう。
「脆弱性があるなら硬くしておけばいいんじゃね?」ってことなんでしょうね。
どこが最初にはじめたのかは分かりませんが、「お、これいいじゃん」ってなって拡がったのでしょう。
なお、構造はこんなふうになっているとのこと。
(画像引用元・毎日経済記事から画面キャプチャ)
高さ2メートルのコンクリートが地面に埋められていた……か。
そりゃ無理だわ。
台風対策も万全ですね。
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