2014年に初めて発表して以来、11年間、韓国は5等級を外れたことがない。 これはしばしば国内で大韓民国を労働後進国と批判する根拠になる。 ムン・ジェイン政権時代にカン·ギョンファ前外交部長官がILO事務総長に立候補した時も「労働権指数最下位国家で?」という皮肉を受けた。 また、労働権指数が発表された12日、韓国が国連傘下の国際労働機構であるILO理事会の議長国に内定されたが、毎日労働ニュースは「(ILO議長国なのに)韓国国際労働権指数11年連続最下位等級」という記事を出した。
(引用ここまで)
「韓国の成熟した民主主義」(笑)で思い出したことがありまして。
ITUC、国際労働組合総連合から出されている「労働権利指数」って数字があるのですね。
まあ、その組織の名の通りに「労働者、労働組合側から見た指数」が記されています。
労働組合大国である韓国の場合、政府から優遇措置が取られていたりなんだりで上位にランキングされていると思われるかたも少なくないでしょう
Global Rights Index 2024(ITUC・英語)
実際には11年連続でランキング下位です。
1〜5、5+って形でランキングが行われていまして、11年連続でレーティング5。
これより下の5+にはアフガニスタンとかスーダン、リビア、ミャンマーみたいな国しかない。
実質的に最下位ランクです。
ロシア、中国、イラン、イラク、インドネシア、韓国あたりがレーティング5。
なお、北朝鮮は調査外。
毎年6月にこのレーティングが発表されるのですが、毎度毎度韓国政府は苦虫をかみつぶしたかのようにして論評しています。
あのムン・ジェイン政権時代でも変わらなかったんですから、なんらかの評価で失敗しているんでしょうね。
まあ、「世界最悪の労働組合」って呼ばれている時点で終わっている感じはかなりしますけどね。「そんな暴れなくちゃいけない国なんだ」ってことで。
ちなみに日本は同レーティングで2。アジアでレーティング2以上は日本、台湾、シンガポールだけ。
韓国の場合、「民主主義が成熟している」というよりは「民衆が時には前に出て政府の横暴を阻止しないと民主主義を保つことが難しい」ってところかな。
それだけ労働組合が暴れなければならない国でもある、ってことです。少なくとも国際的な認識としては。
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