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2025年01月

韓国メディア「日本で大きなシンクホールができて10日、なぜ対応ができていないのかミステリーだ」……そりゃあ韓国みたいにいつでもどこでも道路陥没がある国とは違うよ

カテゴリ:韓国社会 コメント:(59)
10日以上閉じ込められたドライバー…日本シンクホールミステリー(SBS・朝鮮語)
事故当時、70代の運転手が運転していた2トントラックが道路を通る途中に墜落したが、事件発生から10日が過ぎても運転手を救助できずにいます。

発生当時、幅5m、深さ10m程度だったシンクホールは、救助作業が行われる間にできた他の穴と合わさって幅40m、深さ15mで規模がさらに大きくなるまでしたのですが。

どうして状況がここまで悪化したのか、疑問を生んでいます。

現在、日本当局は陥没現場付近で救助や復旧作業の進行と中断を繰り返しているのですが。

事故12日目の昨日(9日)も土砂崩れなど2次被害の恐れから30分で救助活動を中断しました。

シンクホールに落ちたトラックの運転手は、墜落した当時、消防士と会話した後、これまで連絡が途絶え、生死を把握するのが難しい状況です。
(引用ここまで)


 八潮市で生じた道路陥没について、韓国メディアから「なぜ復旧できないのか」といったニュースが出ています。
 このあたりの八潮市での事情は全然見ていないのでなんともいえないのですが。

 韓国から見たら「シンクホールミステリー」になる理由はちょっと理解できます。
 つまり、韓国ではシンクホール、道路陥没は日常なのですよ。
 ちょっとした舗装道路の穴はそこらへんに空いているし、人や車が落ちるレベルの穴もそこまで珍しくない。
 そもそも道路舗装なんかも「てきとー」に行われていますし、点字ブロックがこんな風にぽつんとあるのも日常茶飯事。

点字ブロック.jpg

 なので、復旧作業も迅速にできるんですよ。


 韓国であればいつでも対応ができる。準備が整っているわけです。
 翻って日本ですが、そんなことになる事態そのものが珍しい。
 福岡駅前の大規模陥没なんかも事前に地下鉄工事の関係者から「陥没の予兆がある」って通報があって通行止めをしたので被害者はゼロでした。

 こうした大規模の陥没で被害者が出てしまい、救助が必要になる事態に慣れていないのですよ。
 じゃあ、韓国がうらやましいかというとまったくもってそんなことはないのですけどね。

 といった経緯で道路陥没に対して日本が対応ができていない姿が、韓国にとっては「シンクホールミステリー」になるわけです。
 いつでもどこでもシンクホールができてる韓国側の視点では、ってことですね。

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韓国メディア「日本のエンゲル係数が28.3%にもなっている。後進国でもないのに」……いや、君のところのエンゲル係数、見直したほうがいいと思うぞ?

「後進国でもないのに」初の事態…日本で何が(韓国経済新聞・朝鮮語)
日本のエンゲル指数が43年ぶりの最高水準を示した。 総務省が発表した統計によると、昨年、日本のエンゲル指数は28.3%で、1981年以降最も高かった。 00年代初めまで下落傾向を見せていた同数値は、05年を底に右肩上がりの曲線を描いている。 日本経済新聞は「食料品価格急騰が個人消費の荷物になっている」と話した。

エンゲル指数が上昇したということは、日本国民の体感景気が厳しくなったという意味と解釈できる。 特に、昨年はコメ価格などの上昇がエンゲル指数を押し上げたものと分析された。 新潟産コシヒカリ米の卸売り価格は1ヵ月間で35%も急騰した。

日本経済はいわゆる「失われた30年」と呼ばれる長期低迷に悩まされてきた。 所得が増えず、消費も増えず、物価も上がらない悪循環に陥っていた。 中央銀行が「マイナス基準金利」という極端な景気浮揚策を使うかと思えば、政府と財界が力を合わせて企業の賃金引き上げを督励するほどだった。 このような努力が功を奏し、最近日本は低物価から抜け出す兆しを見せている。 昨年、日本の消費者物価上昇率は2.5%を記録し、3年連続で中央銀行の管理目標値(2%)を上回った。

だが、景気が完璧に回復しなかったのに物価からうごめくために日本人は「生活が苦しくなった」と訴えている。 名目賃金は35ヵ月連続で増加傾向だが、実質賃金は4ヵ月連続で後退している。 月給袋が表向きには厚くなったように見えるが、実際の購買力は小さくなったという話だ。
(引用ここまで)


 韓国メディアが「日本のエンゲル係数が28.3%になった!」と嬉々として報じています。
 「後進国でもないのに」って記事タイトルがもうね。
 どんだけ嬉しいんだって話ですけども。

 以前もちらと語りましたが、韓国のエンゲル係数は12%ていどとの公式統計があります。
 もっとも、これは「外食費、アルコール購入費を除いた」数字となっています。
 エンゲル係数の大元の考えかた ── 「収入が増えれば相対的に食料費が減る」って考えかたには外食費やアルコール購入費用は入っていないだろと言われればその通りなのですが。
 でもまあ、数字を揃えることができていないのでそれらを加えた数字を足すと、だいたい28.9%になるそうですよ(笑)。
 後進国でもあるま……いや、うーん。
 前回同様、まだ韓国のほうがエンゲル係数高かったりするってオチなのでした。


 そもそもの問題としてエンゲル係数が21世紀の日本を語るのにふさわしい数字なのか、って部分もあります。
 ミシュランガイドの星を持っている店が東京だけで170軒ある国ですからね。
 ちなみにソウルは31軒、星3つなし(1軒あるけど休業中)。

 エンゲル係数自体が19世紀のヨーロッパにおける食うや食わずの労働者階級を見て作られたものです。
 端的に「家計に占める食費割合が高いから貧乏だ」って考えがもはや通用してないというか。
 アメリカみたいに医療費が高すぎて相対的にエンゲル係数が低くなるパターンとかもありますしね。

 日本についていえば超高齢社会となってからこっち、「年金以外の収入がない世帯」が多くなったために見た目の食費割合が上昇したのが実際でしょう。
 以前にもピックアップしたニッセイ基礎研究所のこちらの記事をごらんください。

エンゲル係数の上昇を考える(ニッセイ基礎研究所)

 この7年前のレポートで「高齢化がエンゲル係数を押し上げる圧力となっている以上、これからもそのように動くはずだ」とされていて、そのように情勢は動いています。
 これを覆す考えかたが現在のところ見当たらないので、つまりはそういうことなのでしょう。

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韓国人大卒29歳男性「コロナ禍が明けて就職しようとしたら最低賃金のくせに経験を要求してきた。貯めたお金で投資して休んでいる」……こんな「ただ休んでいる20代」が41万人、20代人口の6.7%にもなってしまう

カテゴリ:経済 コメント:(66)
タグ: 韓国経済
「働いてみたら休む方がまし」…こうして1年休む韓国の青年たち(中央日報)
「大学校を卒業してすぐコロナ禍になった。宅配、引越し、デリバリー、駐車案内の仕事をした。改めてまともに就職しようと調べてみたら最低賃金なのに関連経験を要求された。懸命に生きてきたがちょっと虚しい。これまで貯めたお金で投資して休んでいる」(29歳イさん)

最近労働市場に不安なシグナルが感知されている。昨年の青年雇用率は46.1%で2000年以降過去3番目に高いのに対し「休んだ」青年が着実に増加している現象だ。

韓国統計庁が9日に明らかにしたところによると、経済活動人口調査で就職や進学の準備をせずただ休んでいると答えた青年は昨年41万1000人を記録した。1年前より12.3%急増した。コロナ禍の時期の44万8000人から減っていたが再び増加傾向に転じた。青年のうち「休んだ」と答えた割合は5.3%で過去最大だ。

担当官庁である雇用労働部が最も注意深く見ている統計のひとつは休んでいる青年の「学歴」だ。統計庁のマイクロデータによると、休んでいる青年のうち高卒以下の割合は57.6%で大卒以上の42.4%より15ポイント高かった。

高卒以下で休んでいる青年が多いのは、弱い部分から揺れているという意味だ。漢城(ハンソン)大学経済学科のパク・ヨンボム名誉教授は「大卒者が労働市場で先に消化できず高卒の雇用に下りてきて高卒以下の青年就業者を押し出した結果とみられる」と話した。

専門家らは長期的には「休んでいる期間」が長くなるのが問題だと懸念する。雇用労働部のイ・ジョンハン雇用政策室長は「高卒以下の青年はどうしても人的・社会的資本が比較的不足する。休んでいる期間が長期化すれば大卒よりも脱出するのが難しくなるとみており政策的に関心を傾けている」と説明した。

雇用労働部の分析によると、昨年12月基準で青年層の労働市場進入期間は11.5カ月と1年近くまで長くなった。前年より1.1カ月増えた。過去1年間に求職活動をしなかった青年も53.4%と半分以上だった。韓国労働研究院のキム・ユビン動向分析室長は「長期化するほど再就職は当然難しくなる。長期ニートや求職断念者になる」と指摘した。
(引用ここまで)


 去年1月の時点で韓国の20代人口は620万人であったとされています。
 今年1月の時点ではおそらく600万人前後。
 うち、41万人ちょいが「ただ休んでいるだけ」の人生を送っています。


 率にしてだいたい6.7%。
 けっこうきついな。
 冒頭記事の最初に出てくる例は「29歳にしてはじめて就職活動してみたけども、最低賃金のところでしか採用されない」って話ですね。

 具体的な出身大学が書かれていないのは、「そういうこと」だからでしょう。
 彼の世代の大学進学率は70%くらい。
 年齢的に兵役も終えたものの、思っていたような就職口がない。
 「最低賃金なのに経験を要求する企業ばかり(でも入れなかった)」のです。


 結果、こうして「休むだけ」の20代が6.7%にもなっていると。
 20代の間、なにひとつ会社員としての経験を積めないままに、自称「投資で食べてます」みたいな人口が増えつつある。
 冒頭記事の人物も29歳。
 「大卒の自分にふさわしい職がないから、いまはただ休んでいる」のだそうですわ。
 最悪です。
 韓国では就職浪人にはあるていど理解があるのですが、それにしても限度ってもんがあるでしょうよと。

 こうしたケースがコロナ禍よりも増えている、かつ20代の人口が減少しているにもかかわらず続いてるわけです。
 彼らが30代になったところで、就職できるかといったらだいぶ疑問。
 韓国の不況がどれだけ深いものなのか、ちょっと理解してもらえるんじゃないでしょうか。
 政治ってもんはまず経済、まず景気ってことなんだよなぁ……。

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楽韓さん、本日の動向 - 中国が広大な「戦時司令部」を建造か、との話題

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 中国が「戦時司令部」を建造中か、と豊島晋作のワールドポリティクス。



 今回は8分ほどの短い動画なのでざっくりと見ておいたほうがいいかな。
 あとドムドムハンバーガーがちょっと気になっている今日この頃。



 KERも絶賛しているかりんとうまんじゅう、食べてみたいんだがいかんせん近隣に店舗が。
 あ、それとちょっと更新時間がずれてます。今週まででなんとかフィクスする予定。なんか作業していると深夜になってる感じ。よろしくない。

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 「ラブホの上野さん」が1巻56円。4巻まで半額。
 もうタイトルでダメって人もいると思うのですが、なんというか恋愛心理を煮詰めたような作品です。原案というか、中の人というか、あの人がだいぶスマートなんだろうなぁ……と感じられます。まあ、56円なので1冊だけでも。



 「信長の忍び」が5巻まで51%ポイント還元。最新22巻まで30%ポイント還元。
 基本、重野なおき好きなのですが、これは代表作といってもいい出来になってます。歴史をちゃんと勉強して描いているな、って分かると思います。
 外伝の「信長の忍び外伝 尾張統一記」は全巻50%ポイント還元。
 「明智光秀放浪記」は61%ポイント還元

信長の忍び 1 (ジェッツコミックス)
重野なおき
白泉社
2013-06-10




 飛鳥新社の70%セールで「はじめての地政学」が出てますね。
 小中学生にも分かるように、とイラストで見せてるもの。70%オフ+30%ポイント還元。これはあとで買ってみてみよう。



 「今日もカレーですか?」が1巻11円、2巻110円、7巻まで半額。当初はいわゆるカレーライスメインですが、ちょいちょいスパイスカレー、インド料理も出てきます。



 「帰ってきた元勇者」が2巻まで無料配布、5巻まで99円+30%ポイント還元。8巻まで半額+30%ポイント還元。10巻まで30%ポイント還元。
 異世界ハーレムものですがまあ読めます。無料配布分はもらっておいてもいいかな。

帰ってきた元勇者 (1)
米白粕
マンガボックス
2020-07-22


 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。