2018年10月、(中略)日本が激しく反発して韓日関係が荒波にのまれた。外交・安保・経済から民間交流にいたるまで両国関係は破局に近い状況を迎えた。相手に対する両国国民の心は冷めた。その後、和解に向けたいくつかの案が提示されたものの成果はなく、結局、文在寅(ムン・ジェイン)政権は難題を残して退陣した。
2022年5月に発足した尹錫悦政権は韓日関係を改善する意志を明らかにした。(中略)政府は公開討論会と賢人会議を経て、尹大統領の決断で2023年3月に「第三者弁済」を公式案として公表し、韓日関係の改善のために再び動き出した。効果は速くて大きかった。各分野の冷え込んだ関係が急速に解け始め、冷めた両国国民の心も温もり始めた。 (中略)
この時点で注目すべき点がある。尹錫悦政権が解決策を用意して実行に移す過程で表れた否定的な側面を振り返らなければいけない。少なくない人たちが尹錫悦政権の対日政策と日本の態度に反発したり懸念を表明したりしながら忍耐した。韓国政府はコップの残り半分を日本が満たすことを期待した。しかし日本は全く呼応せず譲歩しなかった。 (中略)
強要された和解は持続せず、遅滞した和解の時期に回帰してもならない。健全な韓日関係のためには遅滞した和解と強要された和解を越えて前進しなければいけない。 (中略)
もしかすると日本は甘かった尹政権のロマンスを忘れられず、新政権と向き合うことを避けたいのかもしれない。しかし日本はそのような消極的な姿勢から抜け出す必要がある。韓国イニシアチブで推進された韓日関係改善の動力が戒厳と弾劾で消耗した状況で、今は日本が動き出さなければいけない。政権が交代するかどうかに関係なく、日本が先に手を差し出して韓日和解の進展に向けた誠意を見せる時だ。
(引用ここまで)
出た出た。
「韓国はコップを半分まで水を注いだのに、日本は呼応しなかった」ってアレ。
なんか勘違いしているんですよね。
もうとうの昔に日本は水を満たしたコップを何杯も韓国に渡しているんですよ。
その水を好き勝手に飲み干したのは韓国政府で、こっちの知ったこっちゃないんですよね。
で、その飲み干したコップのひとつを拾ってきて、ちょろっと新しく水を入れて「はい、半分入ったから残り半分また入れておいてね」って言い出してる。
アホかと。
「日韓友好のためには〜」みたいな話をしていますが、基本条約も守れないんだったら友好なんてあり得ないんですよね。
すでに日本は日韓請求権協定で義務を果たしている。
それに対しておわかりをすること自体が、もはや友好的態度じゃないんだわ。
「日本側にこの件でなにも求めるな」が現実なんですよ。
それができないなら友好もくそもない。
ひとつ危険性があるとしたらこちら。
戦後80年談話、謝罪外交逆戻り警戒 石破首相は発出に意欲か 夏の参院選控え神経戦(産経新聞)
安倍元総理が終わらせたものを蘇らせようとするのか。
これ、本気でやったら保守層は完全にそっぽを向きますが……。
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