共に民主党が40%、国民の力は34%の政党支持率を記録したという世論調査結果が21日に出た。 先週は民主党38%、国民の力39%とほぼ同じだったが、格差が広がった。 誤差範囲内の格差ではあるが、中道層で国民の力の支持率が10%p下がり、民主党の支持率が5%p上がったことが原因と分析される。 (中略)
ギャラップによると、12·3非常戒厳事態以後、昨年12月第3週の民主党(48%)と国民の力(24%)の支持率格差が最も大きかった。 その後は1月第2週(民主党36%、国民の力34%)から2月第2週(民主党38%、国民の力39%)まで両党の支持率は1~3%の格差を見せ、非常戒厳事態以前の水準に回復した。 ところが、同日の調査結果では、民主党が国民の力を6%リードしていることが分かった。
これに対してギャラップは「両党の格差は依然として誤差範囲(最大6%p)を超えない水準だが、今年に入って総選挙・大統領選挙直前ほど熱い中勢だった両大政党構図に現れたある種の亀裂」とし「与党支持率だけでなく、次の大統領選挙結果期待、大統領弾劾賛否などでも中道層を中心に与党支持勢が小幅に弱まった」と分析した。 中道層の国民の支持率は、先週の32%から今週は22%へと10%p下がり、民主党は37%から42%へと5%p上がった。 (中略)
将来の政治指導者の選好度は、イ・ジェミョン民主党代表34%、キム・ムンス雇用労働部長官9%、ホン・ジュンピョ大邱市長5%、ハン・ドンフン元国民の力代表とオ・セフンソウル市長各4%、チョ・グク元祖国革新党代表とイ・ジュンソク改革新党議員各2%、アン・チョルス国民の力議員と柳承敏元議員が各1%だった。
(引用ここまで)
今年5月頃にあると思われている大統領選挙に向けて、与野党の支持率をチェックしています。
今回の支持率調査でちょっと大きめの差がついたのでピックアップ。
与党・国民の力への支持率が34%、野党・共に民主党への支持率が40%。
まだ誤差範囲内ではありますが、国民の力の支持率が下落基調に乗った感じがします。
大きな原因がふたつありまして。
ひとつは共に民主党の党代表であるイ・ジェミョンが微妙に「右クリック」と呼ばれる中道派に向けての発言を重ねていること。
「イ・ジェミョンはなぁ……」ってなっている中道層がそれらの発言で惹きつけられたってところです。
もうひとつの理由が国民の力がユン大統領の弾劾に反対の立場であり、大統領選に向けての動きを見せていないこと。
これが大きいかな、という気はしています。
政権を取るつもりがないように見えてしまっているんですよね。
せっかくイ・ジェミョンが(いつものように)舌禍を起こして与野党が均衡するまで支持率回復したのに、そこからの動きがなにもない。
まあ、建前上動けないのは理解できないでもないですが、それにしたってねぇ。
そんなわけで現状では共に民主党、イ・ジェミョンやや有利に情勢が変化してきたってところです。
このままイ・ジェミョンがなにも舌禍を起こさなければ、そして大統領選挙前に公職選挙法違反の判決が確定しなければイ・ジェミョン政権かなぁ。
「舌禍を起こさないイ・ジェミョン」とかあり得ない気もしますけどね。
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