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2025年02月

「いずれ世界を席巻する」「スマホ向きはマンガよりもこちら」だったはずの韓国ウェブトゥーン、すでに韓国国内で息切れ。タイトル数は減少をはじめ、半数以上が成人向けだった

「縮小したウェブトゥーン市場」昨年の作品数6.7%減……流通作の半分が「18禁」(聯合ニュース・朝鮮語)
最近ウェブトゥーン産業が沈滞し、国内プラットフォームに登録された作品数が1年ぶりに7%近く減ったことが分かった。

12日、韓国漫画映像振興院が発刊した「2024年漫画·ウェブトゥーン流通統計資料」によると、昨年登録された作品数は計1万8792本で、前年度(2万141本)対比6.7%減少した。

プラットフォーム別にはカカオエンターテインメントの主力プラットフォームであるカカオページの流通作品が2023年1401本から昨年1176本に16.1%減少し、カカオウェブトゥーンの作品は計486本から379本に22.0%減った。

反面、ネイバーウェブトゥーン流通作は353本から424本に20.1%増えた。 ネイバーシリーズの場合、2304本から2775本へと20.4%増加した。

全般的には新作ウェブトゥーンの減少傾向が目立った。

各プラットフォームに登録された全体新作数は2023年1万7245個だったが、昨年14.6%減った1万4723個に止まった。 (中略)

昨年登録されたウェブトゥーンの中で「18才以上利用可」、いわゆる成人ウェブトゥーンに分類される作品の比重は57.7%に達した。 (中略)

大型プラットフォームの中ではネイバーシリーズ内の「18才以上」ウェブトゥーン比重が48.6%で相対的に高く、カカオページは17.0%、カカオウェブトゥーンとネイバーウェブトゥーンは各々6.6%、5.2%に止まった。
(引用ここまで)


 「いずれ世界を席巻することになる」
 「日本のマンガを超えていく」
 「日本市場にもしっかりと食らいついている」  「将来の市場規模は4兆円」

 etc.etc...
 ウェブトゥーンの将来はとてつもなく明るいとされていたのですが。
 2023年と2024年の作品数を調べたところ、2万141本から1万8792本と6.7%減。
 これは掲載本数でしょうね。1日あたりの掲載数が55本→51本。

 唯一、ネイバー傘下のウェブトゥーンだけは増えているものの、他のプラットフォームでは減少傾向。
 新作数も同様に14.6%減。


 日本の場合、23年から24年の市場動向としては前年比1.5%増。
 電子コミックについては6%増。
 紙市場が壍減、電子市場はまだ伸びてはいるものの、だいぶ伸び率は縮小しましたね。
 この電子の伸び率がまだ余裕のあるうちに次の手、具体的には海外市場に向けての手を打ちたいところ。

 あ、ウェブトゥーンでしたっけ?
 んー、まあ……こんなもんじゃないですかね。
 韓国市場はコロナ禍での先取りが完全に終わってしまって、読者に飽きられている。
 北米ではいくら経っても課金文化が拡がらない。あまりにも拡がらないので、どうしようもなくなって欧米ではウェブトゥーンを刷って紙の本を出版しているほどです。

「最近、誰が紙の本を? あれ、これができるんだ」…···米国で逆発想で大ヒットしたKウェブトゥーン(毎日経済・朝鮮語)

 窮余の一策ではありましたが、そこそこ売れている模様。

 そしてリリースされているタイトルの半分以上がアダルト作品。
 なんかよく分からない絵柄のしょーもないR18コミックが広告で出てきたりしますが、あれの大半がウェブトゥーンです。
 まあ、そっちの市場もあるのは間違いないのでそのあたりを重点的にして戦ってみるのはよいんじゃないでしょうかね。

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かつてムン・ジェインに表彰された太陽光発電施行企業、詐欺企業と成り下がる……韓国ではよくある光景です

文在寅政権時代に大統領表彰を受けた太陽光施工業者、偽造書類で900億ウォン詐取【独自】(朝鮮日報)
 工事代金の名目で900億ウォン(現在のレートで約92億円。以下同じ)台の融資金をだまし取り、会社の資金80億ウォン(約8億1000万円)を横領した容疑で裁判にかけられた太陽光発電所施工会社代表が、かつて文在寅(ムン・ジェイン)政権時代に大統領表彰を受けていたことが11日までに分かった。

 本紙の取材を総合すると、11日に詐欺・私文書偽造・横領などの容疑で在宅起訴された44歳の被告が営む太陽光発電所施工会社のA社は、2019年の中小企業人大会で当時の文在寅大統領から「優秀中小企業」として表彰されていた。当時、A社は技術および研究開発、地域の雇用創出、奨学金寄付など社会的貢献を実践した功績を認められた。20年までに売り上げは1000億ウォン(約102億円)を超え、急激に企業規模を拡大したが、翌21年に460億ウォン(約47億円)の損失を出したという。

 被告は施工会社と発電実施会社を実質的に併せて営み、ファンドの運営会社をだまして20年6月から21年12月にかけておよそ911億ウォン(約92億円)の融資を受けた疑いが持たれている。また、21年2月から同年11月にかけて法人名義の口座にあった資金およそ80億ウォンを私的に流用した状況も検察の調べによって摘発された。部門別の事業拡張と新型コロナなどによる工事遅延が重なって会社の財政状態が悪化するや、下請け企業に工事代金が支払えなかったり個人投資家から資金を借りたりして会社の債務が増大したが、そうした状況でも被告は会社の資金およそ80億ウォンを自分の口座に移して暗号資産を買うなど、会社の資金を個人的に使用したという。
(引用ここまで)


 ムン・ジェイン前大統領による再生可能エネルギーへの執心具合はとてつもないものがありました。
 執心していたのは「再生可能エネルギー」に対してではないかな。
 いわば「キレイナ韓国」として諸外国から見られることに執心していたというべきかも知れません。

 ムン・ジェイン大統領になる前、2015年時点の電力構成はこんなところ。

・石炭火力 38.7%
・ガス火力 19.1%
・石油火力 6.0%
・原子力 31.2%
・水力 1.1%
・再生可エネ 3.1%

 石炭火力と原子力が約70% を占めるツートップ。
 この石炭火力と原子力を減らそうとしたのです。
 で、その代替として用いようとしたのがLNG火力と再生可能エネルギー。

 「パルリパルリ(早く早く)」が国是である韓国ですので、不法であろうとなんだろうと構うことなく原発を廃炉にし、多少の無理があっても石炭火力をガス火力に切り替えようとしてきたのです。
 月城1号機はまだ改装したばかりで充分に経済性があったにもかかわらず、無理矢理廃炉にされ、計画中の石炭火力はほぼLNG火力に切り替えられました。

 2024年の電力構成はこのように変化しています。括弧内は2015年のもの。

・原子力 32.5%(31.2%)
・ガス火力 29.8%(19.1%)
・石炭火力 29.4%(38.7%)
・再生可能エネルギー(水力を含む) 6.9%(4.2%)
・その他(石油火力など) 1.4%

 原子力増えちゃいました。


 ま、それもそのはず。ベース電源としての原発は失いがたい。新たに発電を開始した原発もいくつかあります。
 石炭火力も下げたのですが10%ポイントがやっと。
 再生可能エネルギーはかけ声ほどには伸びていません。

 大規模太陽光発電とかやっているのですけどね。
 渡り鳥のいる干拓地に設置したために、糞害でまったく発電できなくなるなんて事態もありました。

韓国の干拓地メガソーラー、糞害対策で猛禽類の描かれたタコを飛ばそうとする……なお、数万枚のタコが必要になる模様(楽韓Web過去エントリ)

 で、中小企業の太陽光発電設置業者を表彰したりして再生可能エネルギーを増やそうとしていたのですが。
 その表彰業者が詐欺業者になってしまいました、とさ。

 とてもとても韓国らしいオチでなんというか……うん。
 韓国ではよくある光景です。
 いや、ホントに。

 かつてイ・ミョンバク大統領の号令で行われていた資源外交で「ダイヤモンド鉱山を確保した」ってニュースが、インサイダー取引のための完全な嘘とかありましたからね。
 大統領の号令で行われた事業ですらこの体たらくなんですから、表彰された民間企業が詐欺するなんてごくごく普通のことなのです。

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韓国国内で高まる「核武装論」……「核兵器保有がなければどのような約束も守られはしない」と有力議員やソウル市長からも発信が

ナ・ギョンウォン議員「核武装準備を始めなければならない」「トランプ−ゼレンスキー破綻」の所感(デイリーアン・朝鮮語)
国民の力の大統領候補である羅卿 나경원(ナ·ギョンウォン)議員が、ドナルド·トランプ米大統領とウォロディミル・ゼレンスキーウクライナ大統領が公開舌戦を経て破局を迎える光景を眺めながら、韓国の独自の核武装の準備は国家生存の次元でもこれ以上先送りできない課題になったという所感を明らかにした。

ナ・ギョンウォン国民の力議員は2日フェイスブックで「1994年ブダペスト了解覚書を結んだ当時、世界3位の核保有国だったウクライナは今どんな境遇なのか」として「核を放棄する代価として米国・英国・ロシアから領土保障を受けたが、クリミア半島を強奪され国土20%が戦場になり、ホワイトハウスにすら無視された」と見通した。

そして、「独自の核武装の準備を始めなければならない。 各自図生の時代、自主国防の道にさらに果敢に進まなければならない」とし、「核武装は単なる軍事的選択ではなく、もはや国家生存の問題」と傍点を打った。
(引用ここまで)


 アメリカ−ウクライナの交渉が決裂したのを受けて、韓国国内で核武装論が頭をもたげつつあります。
 冒頭記事は次期大統領(泡沫)候補のひとり、ナ・ギョンウォン議員が「核武装論議をしなければならない」と言い出した、とのもの。

 それ以外にもオ・セフンソウル市長が「日本と同じレベルで核潜在力を保持しなければならない」なんて言っていたこともがありますね。

ソウル市長「少なくとも日本と同等の『核潜在力』が必要だ」……韓国人、核兵器開発への熱情をさらっと口にしすぎな件(楽韓Web過去エントリ)

 今回もオ・セフン市長はその持論を述べています。

続く「核の潜在力」論議···呉世勲「日本の水準に備えなければならない」(韓国経済新聞・朝鮮語)

 どちらも与党・国民の力所属。
 原則として核武装論は保守派が唱えてきたものが主流となります。
 アメリカとのつきあいを大事にしながら、独自の核武装を主張するのはねじれている感じがしなくもないのですが。

 一方、左派は左派で独自国防論を唱えています。
 ほとんど言明はしてはいないのですが、この「独自国防」はアメリカの核の傘から離脱して独自の核武装をすることも含めての話になります。
 ムン・ジェイン政権時代に原潜を欲しがっていたのですが、あれは核武装宣言と見なしてもいいものです。核弾頭搭載のSLBMなしなら原潜にする意味がほぼないですからね。
 あと北朝鮮の核武装を「民族の核」とか言っている層もいますが……まあ、そんな従北層もいるってくらいに理解をしておけばよいと思われます。

 根本的には思想の違いはあれども、韓国に核武装論は常にあったと考えてよいでしょう。


 ユン大統領が「アメリカが核共有しないなら独自核武装するかもよ?」って言った際に、アメリカがワシントン宣言を出したことがありましたね。
 韓国側は必死になって「これは事実上の核共有」とか言ってましたが、実際には「核共有も核武装も絶対に許さない」って宣言でした。

韓国ユン大統領「核共有してくれないなら独自の核開発とかしちゃうかも」→アメリカ「は?」(楽韓Web過去エントリ)

 まあ、これはバイデン政権下のものであって、トランプ政権がどのように対応するかはなんとも見えていない。
 そのうち語りますが、トランプとイ・ジェミョンがうまくスウィングしてしまったら、米韓軍事同盟破棄まであり得ます。
 東アジア情勢は一気に不安定化しかねないのですね。

 「アメリカからの離脱の度合いを測る」意味で韓国における核武装論の高まりは中止すべき項目のひとつなのですが。
 明白に高まりつつある、ってところです。

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楽韓さん、本日の動向 - 中国の若者が競争をやめて「ゆる人生」を歩みはじめようとしているそうな

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 中国の若者が「自由な生き方」を求めはじめた、との報道。



 で、共産党がそれを「危険思想」として取り締まろうとしている……か。
 現在の中国にとっては危険思想なんだろうな。「働こうとしない人民」ってのは。特に現役世代で。

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 「新九郎、奔る」19巻が今日発売。
 かなり1巻冒頭に近づきつつある。



 「残り一日で破滅フラグ全部へし折ります ざまぁRTA記録24Hr. 」が全3巻半額。
 タイトルですべてを語っている気もしますが、まあそんなお話です。
 速度感あるのでおすすめ。



 「生徒会にも穴はある!」は2巻まで半額+23%ポイント還元。
 そっすね……いろいろと説明しがたいので、同時にブラウザでの無料試し読みもやっててそっちで読んでもらえたらいいのでは(説明破棄)。



 「カワセミさんの釣りごはん」は6巻まで半額。最近、わりと釣りマンガが多いような。
 個人的にはけっこうおすすめしたいタイトルのひとつ。



 そういえば「釣って食べたいギャル澤さん」の2巻も出てたのだった。
 こちらは「釣り+食べる+お酒」の合わせ技。



 そうだ、「スローループ」も1巻215円、2〜3巻半額、4〜5巻が30%オフなのだった。
 「ゆるキャン△」も1巻215円、5巻まで半額、10巻まで30%オフ。
 どちらも新刊発売セール。




 「仮面ライダークウガ」のコミカライズが1〜10巻まで25円。20巻まで半額。
 紙のほうで読んだ覚えはあるんだけど……。1巻の発売10年前か。「ちゃんとしたコミカライズだなぁ」と思った記憶はあります。



 昨日は練馬のケララバワンで夕食。週替わりの限定メニューをよくやってまして、こちらの南インド野菜定食とでもいえるメニューでした。

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 左が全粒粉の野菜ビリヤニ。右がインドの豆ご飯。つけあわせにライタ(ヨーグルトサラダ)と豆のカレーがついてきてかけたりかけなかったりして食べます。
 右上はデザート。いつものシロップべっとり系かと思ったら軽いマドレーヌっぽい口当たりでした。

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 消費税入れて3080円。ちょい高いかなーって気はしますが、食事そのものへの満足度は高かったですかね。
 でも、この後に「ごはんお代わりいる? サンバールもつくよ」って言われて「じゃあちょっとだけください」って言ったら明らかにお茶碗1杯分のバスマティライスとそこそこ大きいサンバールが届けられたのだった……。
 野菜尽くしではある。

 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。
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2024-12-24