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2025年02月

韓国の高齢者、引退後の選択肢は不況がひどすぎてチキン屋を選べない! なんと「個人タクシー営業証」を買い取って個人タクシーの開業ブームに。営業証は最大2億ウォンで売買されることも

カテゴリ:経済 コメント:(72)
「チキン屋さんよりずっといいね」···高スペックの60〜70代が集まる場所(韓国経済新聞・朝鮮語)
17日、韓国交通安全公団によると、2021年から昨年まで個人タクシー免許を譲り受けた65歳以上の高齢者が1375人から1621人に増えた。 この4年間で17.8%増加した。 全体譲受者対比比重も2021年14.1%から15.7%に1.6%ポイント増加した。

タクシー運転手を辞めても免許を市場で転売する過程を通じて初期投資費用を回収することができる。 業界によると、ソウル個人タクシー免許(ナンバープレート)は現在、1億2000万ウォン台で取り引きされている。 車の購入費用まで考慮すれば、個人タクシーの創業に1億6000万ウォンほどかかる。

66㎡面積の有名チキンブランド売り場を出そうとすれば賃借料を除いて1億2000万ウォン程度がかかる。 売り場のインテリア費用だけで1億ウォンがかかる。 事業をたたむと回収しにくい費用だ。

60〜70世代の間で個人タクシーが人気のある理由は、投資価値もあるからだ。 約5年前に8000万ウォン水準だったソウルタクシー免許価格は2023年頃に1億ウォンを越えた後、持続的に上がっている。 京畿道楊州、華城など都市と農村が混在した地域の免許相場は1億ウォン台後半から2億ウォンまでも呼び値がつく。

退職金など大金で個人タクシーを始めた大企業出身の「高スペックタクシー運転手」も登場している。 ソウル城北区に居住する60代個人タクシー運転手クォン某氏は「製薬会社で定年退職した後、昨年末にタクシー免許を譲り受けた」とし、「希望する時間帯に仕事ができ比較的自由だ」と説明した。 クォン氏は「周辺で校長出身、中小企業役員出身のタクシー運転手も多数見た」と話した。

専門家たちは、個人タクシーの創業が人気を集める理由として、引退した60〜70世代が年齢の制約なしに勤労活動を続ける働き口がない現実が反映されたと分析する。 忠南大学校のチョン・セウン経済学科教授は「高学歴の高熟練技術を浪費しているかを調べなければならない」と話した。
(引用ここまで)


 韓国で60〜70代の引退世代で「個人タクシー」として創業ことがじわりと増えているとのこと。
 なんでもチキン店などの自営業ははじめる時に多額の経費がかかるのに、やめる時は什器を二足三文で売らなければならないなど回収が難しい。
 でも、個人タクシーは営業許可を売り払うことができるので回収が可能……とのことです。

 個人タクシー、営業許可制なんだ。
 しかも、個人で売買できるんだ。
 さすがにそこまでの知識はなかったなぁ……。で、その許可証が1億2000万ウォンで売買されているんですって。
 すごいな、韓国。


 日本だと個人タクシーは企業に属していた人が10年以上勤めたら独立する形で個人タクシーを開業するってパターンですが。
 韓国ではゴルフ会員権みたいに営業証売買するとのこと。
 借家権も売買することができる(いい場所で商売していたら、その借家権を売り買いして儲けるなんてことも可能)なので、その乗りなんでしょう。
 モノポリーの世界だな。

 タクシー運転手って基本、かなり韓国ではランクが低い商売です。現在では底辺に近い人々が雇われている。
 他になににもなれない人が運転免許を持っていたら最終的に流れ着く、くらいのイメージの職業です。いや、そんなんばっかりじゃないのはもちろんですけども。
 でも社会的なイメージはよろしくない。
 だからこそ、女子大生がタクシー乗った後に違う方向に走り出したのを見て、走行中に飛び出すなんて事故があったわけですね。

 そもそも全体の運転が荒い。
 動画のリンクはしませんが、ちょっと前に「韓国の運転は本当に荒いのか検証してみた!」って動画を見てたら、動画撮影開始と同時に事故起きてて草生えました。
 あと「模範タクシー」も普通に信号無視してますね。

 企業役員や校長からタクシー運転手に転じる人も、ってありますが。
 あの韓国で企業役員として勤めていた人が……タクシー運転手に?
 そこまで不況ってことなんでしょう。自営業でチキン屋とかもはや選択肢にならないくらいに。

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韓国憲法裁、「弾劾への判断」はいつになるのか。今週末か、それとも月を超えるのか……どちらにせよ社会の分断は深まり、混沌となっていく模様

韓国憲法裁の熟考の中、「尹大統領宣告日」推測が乱舞…与党「4月初め」 野党「今週」(中央日報)
憲法裁判所が尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領弾劾事件に対して歴代最長期間の熟考を繰り返しながら、法曹界と政界では宣告日をめぐる各種推測が乱舞している。16日基準で尹大統領弾劾審判は昨年12月14日の訴追から93日目となり、従来の最長期間である盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の弾劾審判期間(91日)を超え、連日記録を更新している。先月25日の弁論終結以降、裁判官の評議だけで4週目に入った。

共に民主党など野党は「今週中の宣告」を予想している。当初の3月上旬・中旬という予想が外れたものの、憲法裁が「最優先審理」という立場を明らかにしただけに速度を出すと期待している。今週中に出る場合、通常2、3日前に期日を指定した慣例からみて19-21日中の宣告が有力だ。18日には朴性載(パク・ソンジェ)法務部長官の弾劾審判弁論期日が予定されている。

A裁判官が知人との約束を23日以降に延期したという「噂」も根拠に提示された。野党および法曹界に詳しいある関係者は「A裁判官が知人と当初13日だった約束を取り消して『23日(日曜日)以降に会おう』と話した」とし、この伝言を根拠に「宣告は来週に持ち越されるだろう」と推測した。この関係者は「尹大統領の拘束取り消しが変数になったが、ひとまず1週ほどだけ延期した」とし「23日前の今週中に宣告が出るようだ」と話した。ただ、A裁判官の23日以降の約束延期が事実だとしても、追加で延期する可能性もあるため宣告日と見ることはできない。

与党側は宣告日がさらに遅れるとみている。保守陣営は弾劾審判初期から「5(認容)対3(棄却)」を主張してきたが、「実際に棄却される可能性が可視化すると、文炯培(ムン・ヒョンベ)憲法裁判所長権限代行が認容票を増やす馬恩赫(マ・ウンヒョク)裁判官候補の任命のまでひたすら待っている」というのが主張の骨子だ。弾劾審判は6人以上の裁判官が認容側に立ってこそ罷免される。
(引用ここまで)


 ユン大統領に対する憲法裁の弾劾認容・棄却がいつ言い渡されるのか、ちょっと紛糾しています。
 当初は14日前後ではないかとされていました。
 これはパク・クネ大統領の弾劾案可決から91日であったこと前例を考慮して、90日前後で判断が下されるのではないかとの憶測があったためです。
 実際にはその直前にユン大統領の釈放もあって実現せず。

 次には今週の20、21日頃ではないかともされています。
 ただ、ユン大統領以外のハン・ドクス首相等への弾劾案も可決されており、それらの審議もあるために長引くのではないかとの憶測も流れています。
 どちらにせよ最大で180日以内に判断が下されることが決まっています。6月よりも前には結果が出るのは間違いない。
 イ・ジェミョンに対する公職選挙法違反の高裁判決(26日予定)よりも前なのか後なのかもポイントになると思われます。


 あ、中央日報は「ノ・ムヒョン元大統領の弾劾審判期間(91日)」としていますが、翻訳ミスか大元が間違っているかしていますね。ノ・ムヒョンのそれは60日ほどでした。
 91日なのはパク・クネのはず。

 どちらにせよ結果は「認容(ユン大統領の失職)」となるでしょう。
 ユン大統領の戒厳令発令は憲法違反であり、もはや大統領職を続けるべきではないと判断されるはずです。
 現在、大法官(最高裁判官に相当)は8名で、このうち6名以上が弾劾に賛成すれば失職となります。
 大法官には中道派や保守派もいますが、今回の国政混乱は座視できないとの判断になるでしょう。

 ただ、宣告が長引いているのは全員賛成ではないからかもしれません。
 前回のパク・クネ弾劾は国民含めて大多数が「これ以上大統領職を続けさせるべきではない」との認識だったのですが。
 今回は党支持率を見てもそこまで一色に染まっているわけではありません。

韓国政党支持率 与党39.0%・最大野党44.3%(聯合ニュース)

 前週は与党が上となっていましたが、今回はまた再逆転。
 ちょっとしたきっかけでいくらでも与野党への支持率が変わりうる状況にあるのです。あくまでもどちらかに一辺倒って状況ではありません。
 認容、棄却のどちらの結果となってもさらに分断は深まり、韓国社会は混乱の度合いを増すでしょうね。

 前回のパク・クネ失職の際にはデモなどで4人が亡くなりましたが、今回はどうなることやら……。

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韓国、アメリカからの「センシティブ国家」指定は1月に行われていたのに気づくことすらできなかった……米韓関係は終わりに向かっているのでは?

韓国「センシティブ国指定」2カ月知らなかった…「鈍感政府」の不安な情報収集能力(中央日報)
米エネルギー省は14日(現地時間)、中央日報の関連の質疑に対して韓国が「センシティブ国およびその他指定国目録」(SCL・Sensitive and Other Designated Countries List)に含まれたことを確認した。「前任(ジョー・バイデン)政府は1月初めに韓国をSCLの最下位範疇である『その他指定国』に追加した」としながらだ。同省は「現在、韓国との両者間の科学技術協力に対して新たな制限はない」としつつも、該当国家の国民の「訪問と協力が必要な場合、事前に内部検討を経る」と明らかにした。 (中略)

該当の研究所には「訪問6週間前の事前承認」が必要なセンシティブ国に韓国が含まれたとすでに公示されていた。韓国政府はこのような決定をやや衝撃として受け入れる雰囲気だ。同盟を重視していたバイデン政府のときに決定していたためだ。決定が1月初めなら、すでに昨年相当期間検討作業が進められていた可能性が高いが、関連の気配にさえ気づくことができなかった。 (中略)

2カ月以上前にセンシティブ国に分類された事実さえ知らなかった韓国政府のこのような反応は安易に映る余地が大きいという指摘もある。 (中略)

一部では韓国水力原子力(韓水原)と韓国電力(韓電)が米国ウェスチングハウスと大型原発基礎固有技術侵害問題で知識財産権の侵害訴訟に巻き込まれたことが影響を与えたかもしれないという見方がある。 (中略)

韓国で公然と自己核武装議論が出てくることが米国の核拡散懸念に火をつけたという意見もある。昨年6月、朝ロが事実上軍事同盟に準ずる条約を結んでから、韓国内で核武装論が再び出てき始めた。
(引用ここまで)


 韓国人の自尊心を大いに損ねている「センシティブ国家」指定問題。
 すでにエネルギー省傘下の研究所などでは「韓国人が入館する場合は6週間前に事前承認が必要」との掲示があったとのこと。
 まあ、でしょうね。

 以前から韓国メディアではAUKUSへの韓国の加入は事実上、認められたも同然みたいな言論が多数を占めていたのです。
 特に先端技術分野での協力を行うピラー2については加入を誘われている。
 これをテコにして原潜関連の技術供与のあるピラー1にも入って、アメリカから原潜の関連技術を入手したり、米韓原子力協定を改定することもできるはずだ、とかなんとか。

韓国20年来の念願、「原潜保有」にメディアからは「技術に問題はない。外交問題があるだけだがAUKUSに加入さえすればすべて解決だ」と語り始める……おまえがそう思うんならそうなんだろ(楽韓Web過去エントリ)

 実際の韓国の地位は「センシティブ国家」でしたとさ。
 具体的な問題点はふたつ。

・バイデン政権下、すなわち同盟関係の維持に積極的な関係でも指定が行われていたこと。
・韓国政府がその動きをまったく知ることができず、メディアからの問い合わせで判明したこと。

 韓国の情報収集はできていても「上には知りたいと思っているであろう情報しか報告しない」体制ができているようで。
 GSOMIA破棄なんかもその文脈で行われていた感じです。


 特に衝撃的なのはこの決定がバイデン政権下で行われていたってこと。
 比較的、同盟関係に積極的だったバイデン−ユン政権での間でもこのような扱いであったってことですからね。
 それだけ核不拡散を踏みにじろうとする韓国側の態度に、アメリカは警戒心を高くしているってことでもあるのです。

 もうひとつ米韓関係のニュース。

米国防長官の初のインド太平洋歴訪、韓国には来ない…「コリアパッシング」憂慮(中央日報)

 「トランプ大統領からの電話が鳴らなくて……」の続編。国防長官が韓国に来なくて。
 あと2ヶ月かそこらで消滅する政権の閣僚に会いに行くほど暇じゃないってことでしょう。会ったところで「がんばれ」以上のことを言えるわけでもないし。
 すべての外交関係者が韓国に対して同じ気分を抱えていると思いますよ。

 おまけに2ヶ月経ったらすべてが台無しになるのもまた目に見えてますからね。
 これはnoteのほうで詳細を書く予定ですが、イ・ジェミョンの外交メンターはあのキム・ヒョンジョンです。
 ムン・ジェイン政権下でGSOMIA破棄宣言を主導したなのですよ。もう日韓関係も米韓関係も終わりです。

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楽韓さん、本日の動向 - noteの記事、そこそこ好評なようでよかったです

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 週末までに確定申告を済ませました。やっぱり忘れている数字あったわ。
 前年までの減価償却費が引き継げてなかった。忘れがちよな。
 あとガチャであたった端数株売り払ったんだけど、一般口座めんどくさっ。

 noteの記事、好評いただけているようでよかった → ユン大統領はなぜ戒厳令を発令するに至ったのか
 1年分のnoteのプレミアム代に届くようならプレミアムで有料マガジンにしてみようと思ってたので、そうしてみましょう。
 週イチで記事をお届けすると思います。4回目まではネタがある。それ以降はどうなるかな。
 2回目は1回目の後半、3回目は「2022年の大統領選挙で超接近戦になると予測できたネタばらし」、4回目は「イ・ジェミョンが大統領になるならば(予測記事)」を予定。4回目も前後編になるかも。

ーーーーー

 「となりのフィギュア原型師」の1巻が77円、2、3巻が半額のセールが明後日まで。
 実は楽韓さん、浜松町でやってた頃のワンフェスにディーラー出展してました。いまほどハードルが高くなかったんだよね……。なのでわりと親しみを感じています。
 同じ著者の「牧場OL」も1巻77円、2〜3巻が半額(完結済)。




 KADOKAWAの1巻110円セール(対象タイトル一覧)からは三大陸英雄期が1巻110円、4巻まで半額(完結作)。
 プレ異世界建国記って感じだなぁ。そこそこ読めます。



 学研のひみつしりーずが何冊か440円でセールされています。
 子供の頃の自分にこれのシリーズを渡した親はなかなかのセンスがあったと思う。





 あと山崎元氏の遺書ともいえる「経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて」が半額。山崎氏の目から見た世界の成り立ち、みたいな部分があって興味深いです。
 お金と人生の指南書ですね。



 日露戦争物語が1巻1円、最後まで99円。
 当初は面白かったんだけど、最後は「終わらせたのは英断」になっちゃったあれですね。
 坂の上の雲と差別化できなかったわな。

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