ボイスフィッシング組織に加担した疑いなどで今月初め、ソウル南部地裁で裁判を受けた30代女性A氏は、一部疑惑に対して1審で無罪判決を受けた。「判決を終えて無罪判決を公示するか」という裁判所の言葉に、しばらく黙っていたA氏は、やがて首を横に振った。
裁判を終えて法廷を出たA氏に「公示しなかった理由があるのか」と尋ねると「公示とはなんですか」と問い返した。 無罪判決の要旨を伝え、悔しさを解消しようとする趣旨だ」と説明すると、A氏は、「法廷であまりにも緊張したあまり、裁判所の説明すらまともに聞けなかった」と明らかにした。
刑事補償法によれば無罪を宣告された被告人は望む場合、自身を起訴した検察庁の「名誉回復審議委員会」に広告を請求することができる。 捜査から裁判に至るまで刑事訴訟手続きで被疑者・被告人の失墜した名誉を回復しようという趣旨からだ。
審議委が請求を引用すれば、該当検察庁の本庁所在地で発行される日刊紙に無罪判決要旨を一度広告することができる。 広告には事件番号、事件名、被告人、起訴日、無罪理由などが盛り込まれる。
ただ、A氏のように判決当時、裁判所の言葉をきちんと理解できず、刑事補償の機会を逃す事例が少なくない。 さらに、宣告期日には弁護人が同席しない場合が多いため、助力を受けることも容易ではない状況だ。
法曹人ではない一般人が判決文の内容を理解することはさらに難しい。 漢字語や外来語で構成された法律用語、日本語翻訳などが依然として慣習的に使われているためだ。 一つの文章が一つの段落を構成するほど長すぎる文壇は読解の難易度を高める。 (中略)
「このような問題を改善するために最近外来語や漢字語を純化してハングルに変える努力が続いており、判決文や各種法律文書もより簡単に作成しようという動きが次第に広がっている」と指摘した。
「依然として一般国民には馴染みのない漢字語や外来語に基づいた法律用語が多く残っている」として、代表的な例として「公示」「授権」「査証」「堪航能力」などを挙げた。
(引用ここまで)
詐欺グループの一員として裁判を受けていた人物が無罪判決を受け、「無罪を受けたことを公示しますか?」と裁判長から問われて断った。
その理由が「公示」の意味が分からなかったから。
……なるほど。
記事でも「法律用語であったとしても公示などという難しい言葉を使うべきではない」との論調になっていますが。
うん、まあ……漢字を捨てた弊害だなぁ。
「公示」がわからない。
「肩甲骨」が難解な暗号扱いになって、「かたのほね」と言い換える。
かつての韓国人であればそれなりに受け入れられていたのですよ。
漢字を使ってはいましたからね。
でも、いまは漢字の読みだけをハングルで利用している。
なので──
「肩甲骨」は「かたのほね」
「食事代」は「ごはんのねだん」
そして、中3が「首都」を理解できず、高3が「風力」を理解できない。
「公示」は意味不明な裁判用語 ← NEW!
……PIAACの点数だってそりゃ悪いわ。
読解力については漢字を使っていた世代のほうが悪いって話にもなっているんですが。
それはそれで「漢字を使っていた世代が無理矢理ハングルを使わされている」って理由もありそうだよなぁ。「肩甲骨」ってやっていたものが、いまじゃ「かたのほね」なんですから。
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中味は長編記事。最新の記事は「イ・ジェミョンの「嘘つき」実績、晒します」となっています。
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