ソウル下水管の約3割が50年を超えた「老朽化」した下水管であることが分かった。老朽化した下水管は、最近ソウル都心で相次いで発生しているシンクホールの主な原因として指摘されている。
15日、共に民主党のチン・ソンミ議員にソウル市が提出した資料によると、2023年12月基準でソウル下水管路総延長1万866キロのうち、50年以上になった下水管路は3300キロ(30.4%)だ。
30年を超えた下水管路は6028キロ(55.5%)に達する。一般的に経過年数が30年以上経てば老朽下水管に分類される。 (中略)
老朽化した下水管はシンクホールの主な原因に挙げられる。下水管の穴と割れた隙間から漏れた水が地中の土を掃きながら空いた空間ができて地面が崩落する原理だ。
国土交通部の資料によると、最近5年間(2020~2024年)、全国で発生した地盤沈下計867件のうち、下水管損傷が原因になったケースが394件(45.4%)で最も多かった。
(引用ここまで)
韓国で頻発しているシンクホール問題。
一昨日、釜山で横断歩道に5メートル×3メートルの大きな穴が空きましたね。
そのすぐ近くでまたシンクホール発生。
発生時の映像があるのでごらんくださいな。
電信柱くん、没シュートです(ちゃらっちゃっちゃっちゃらー)。
んでもって、ソウルでもまた小さいながらも発生しています。
こちらは今日発生。
今度は中浪区庁近くのシンクホール···「正確な原因を把握中」(国民日報・朝鮮語)
それから光州広域市でも発生。
光州東区地山交差点で深さ1.7メートルのシンクホールが発生(聯合ニュースTV・朝鮮語)
今年は当たり年かなー。
その原因を中央日報では「下水管の老朽化だ」としています。
まあ……うん。基本はそうなんだろうね。こうして温度がそこそこ高くなってきて、凍結していた漏水部分が溶けるようになった。
で、漏水によって土砂が流れてしまってシンクホールが発生する。
それに加えて地下鉄とか建物の工事で振動があればブーストされる。
東京とかも老朽化度合いは似たようなもんなんですよね。
ただ、東京の場合はなんでも交換せずに内側を腐食に強い材質で補強する技術があるらしいので、それでさくさく強度を高めているって話なんですが。
韓国の場合、そうした技術もないわけで。
かつ水資源公社はイ・ミョンバク政権の頃から赤字体質になってて、14兆ウォンほどの負債を抱えています。
ユニバーサルスタジオコリアの誘致が決裂したのは、この巨額負債が原因ではないかとも思われます。
まあ……韓国は韓国でがんばってくださいな。
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中味は長編記事。最新の記事は「イ・ジェミョンとトランプがぶつかり、米韓同盟が消滅する日 」となっています。
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