韓国は予想を上回る総合8位を記録したが、金メダル13個のうち77%の10個が射撃・フェンシング・アーチェリーに偏った。これに対し総合3位を占めた日本の金メダル20個は7つの種目にわたった。特に陸上やり投げで金を取り、球技種目である男子バスケットボールとバレーボールでも強国と肩を並べた。2015年にスポーツ庁を作りエリートスポーツ政策を積極的に広げたのが光を放った。だがこれがすべてではない。
20年ほど前に相手チームの投手は「部活」をしながら野球にはまったと話した。1880年代に始まった部活はいわゆる「草の根スポーツ」だ。調査によると、日本の中学生の70.6%が運動部で活動をする。高校生も半分以上の52.7%が運動部で汗を流す。彼らは授業を終えてから1~4時間練習し、週末には練習試合や地域大会に出て行く。
それなら勉強は? 20年ほど前の日本人投手は「勉強と部活は互いに良い関係」と話した。運動が勉強の妨げになるのではなく、むしろ役に立つという言葉だった。ソウル大学体育教育科のキム・ユギョム教授は「部活は勝利におごることなく敗北を認める人間性教育から始める。大谷翔平のようなスター選手も部活で性格を育てた」と説明した。続けて「日本の学生たちは部活を通じて運動を日常と考える。自然に生活スポーツにつながる選手層が広く深くなるほかない」と診断した。キム教授は最近実験を通じて規則的な運動が脳の老廃物を取り除き認知能力を向上させるという研究結果を発表している。 同じように少子超高齢化社会を迎え選手資源が減っているが、日本のエリートスポーツがやや余裕ある姿を見せるのも部活のおかげだ。韓国の学校の体育は1週間に1~2時間だけだ。放課後のスポーツもバラバラだ。大韓体育会のユ・スンミン会長が先月の就任第一声で「学校スポーツ活性化と種目の均等発展、生活スポーツ先進化」を掲げたのもパリ五輪でのメダルの偏りと国家競争力のひとつの根っこである日常的スポーツ活動の不振を認知したためだ。 (中略)
韓国体育大学のホ・ジンソク教授は「生活スポーツとエリートスポーツは上下でなく並んで走らなくてはならない車輪のような関係。学校体育はこの2つを連結する軸にならなければならない」と強調した。
(引用ここまで)
パリオリンピックで韓国は事前に予想されていたよりもはるかに健闘してメダル獲得数も多かったのだけども。
では、それで韓国はスポーツ大国であるといえるのか、とするコラム。
メダル獲得種目も金メダル13個のうち、10個が射撃、フェンシング、アーチェリーの3種目だけで獲得している。
それに比べて日本は20個の金メダルを7つの競技に渡って獲得している。
陸上のフィールド種目でも勝っているし、バスケなどでも賞賛されるものだった。
日本人は体育の授業、部活等でスポーツに慣れ親しみ、ピラミッドの裾野の拡大に成功している。
それに比べると我々は週1、2回ほど体育の授業があるだけ。
この現状のままでよいのか……っていう。
総じてこのコラムでは「その方向性は間違っている」って論拠に立とうとしているのですが。
……んー、いいんじゃないですか?
ランニングしようとしても同好会に入って、数百万ウォンかけてウェアを揃えないとメンツが立たないって社会ですからね、韓国って。
韓国の「ランニング同好会でウェア等に数百万ウォンをかけないと面目が立たない」状況に見る、少子化進行が絶望的である理由(楽韓Web過去エントリ)
他人にマウントを取る手段でしかないのですよ。
国民的スポーツであるハイキングでも、山に登ってカップ麺を食べて山を汚す。
あるいは酒を飲んで瓶を片さずに汚す。
こんな状況で「国民にスポーツ振興を」とか言い出しても無駄ですよね。
エリートスポーツだけでいいんじゃないでしょうか。
儒教的な観点から見ても「必要もないのに身体を動かすなんて下賤な行為」って規定されていますし。
いまさら「スポーツを愛しましょう」とか言っても、意識がついてこないでしょ。無理無理。
note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。
中味は長編記事。最新の記事は「イ・ジェミョン大統領の韓国が台湾有事を誘発する 」となっています。
Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex