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2025年03月

コールドプレイ「韓国の皆さ〜ん、ライブで使うリストバンドの返却率1位は東京公演の97%でしたよ」→韓国人「東京を超えなければ!!!!」

カテゴリ:韓国人と数字 コメント:(83)
「日本が1位?許せない」…かのコールドプレイ韓国公演で勃発した“日韓マナー戦”とは(KOREA WAVE)
世界的バンド「コールドプレイ(COLDPLAY)」の韓国公演で、観客の間で思わぬ“日韓対決”が勃発した。舞台となったのは、観客に配布される「環境配慮型LEDリストバンド」の返却率を巡る“マナー競争”だ。 (中略)

初回公演前の16日、X(旧Twitter)上で、「会場でリストバンドを返却しない人がいたら、叱ってでも返却させてください。現在、今回のツアーで返却率1位の国は日本です」との投稿が話題に。

これが発端となり、観客の間で“コールドプレイ マナー日韓戦”の雰囲気が盛り上がった。 (中略)

初回公演後、コールドプレイの公式Instagramによれば、16日のソウル1回目公演でのリストバンド返却率は96%に達したという。これに対し、韓国のファンからは「残りの公演で絶対に日本を超えよう」「中央制御で持ち帰っても使えないんだから、ちゃんと返そう」といったコメントが相次ぎ、返却率向上への“団結ムード”が広がった。

その努力の結果、18日の2回目公演ではついに98%を記録。東京やヘルシンキの97%を上回り、暫定1位となった。
(引用ここまで)




 うっわ、これはうまい。
 コールドプレイがうまいのか、現地プロモーターがうまいのか、あるいはグローバルツアーでこうしたコンセプトでやっているのかは分かりませんが。

 韓国人を「日本人に負けますよ?」って煽れば思う通りに動いてくれるって理解している人がいたのかもしれませんね。
 だって、普段だったらIKEAの鉛筆と紙メジャーがなくなって、コストコの玉ねぎがなくなっていく国ですよ?

「タダだから」と韓国のイケアから鉛筆が、コストコからタマネギが、モーテルからは日用品が消えていく……(楽韓Web過去エントリ)

 ……ねえ?



 「リストバンドを回収します! 現在のトップは東京公演の97%!」ってやって煽った結果、韓国での公演は98%に達したとのこと。
 いや、もうね。
 なんだったら、すべてのマナーをこうやって煽ればいいんじゃないでしょうかね?

 以前、「スクールゾーンで自動車が停止線を10台連続で守ったら、その10台目の運転手にプレゼント!」ってテレビ企画があったのですが、いつまで立っても10台連続にならない。



 こんなのも「日本では停止線を守りますよ」ってやったら……いや、ダメだな。
 ライブでは「東京を超えた!」って目に見えるけど、スクールゾーンで停止するかどうかは目に見える結果にはならないですからね。



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韓国メディア「奈良国立博物館の超国宝展は百済ではじまり、百済で終わる」……端的に言って嘘ですね

百済に始まり百済で終わる「超 国宝」 奈良国立博物館で130周年特別展開幕(朝鮮日報)
この展示は百済で始まり、百済で終わる。高さ210センチメートルに達する、すらりとした「百済観音」が入り口で入場者を迎え、百済王が倭王に贈った「七支刀」が最後を飾っている。

 7世紀の飛鳥時代を代表する傑作だが、その「名前」のためにこれまで百済から渡った作品だと考えられていた。なぜ日本の仏像に「百済」という名前がついたのだろうか。実は、「百済観音」と呼ばれるようになってからは100年しかたっていないという。もともとの名前は「虚空蔵菩薩」だ。1919年に日本の哲学者・和辻哲郎(1889-1960年)が書いた『古寺巡礼』に「わが百済観音像」という表現があり、有名になった。日本で製作されたが、百済からの渡来人が作った仏像かもしれないし、百済の影響を受けて作った日本の仏像かもしれない。仏教彫刻研究者の閔丙賛(ミン・ビョンチャン)元韓国国立中央博物館長は「日本では昔から、すばらしくて美しいものは『百済(くだら)』のものだという認識があった。当時、韓日両国が緊密に文化的なつながりを築いていたことを意味する」と話す。奈良国立博物館の井上館長も「韓国と日本の近い関係を示す象徴的な作品なので、韓国から大勢の方々に来ていただき、ご覧になってほしい」と言った。
(引用ここまで)




 奈良国立博物館でやっている超国宝展に行ってきました。

IMG_0632.jpeg

 朝鮮日報では最初にあるのが百済観音であり、最後には七支刀があった。百済ではじまり、百済で終わる……としていますが。
 最初のほうに観音菩薩立像があるのは間違いないかな。入ってすぐに目に入るって意味では。
 ただ、楽韓Webでも何度か語っているのですが「百済観音」って別に百済に関係ないですからね。

 江戸時代くらいには法隆寺に「なんかよく出自の分からない仏像がある」とされていて。
 「天竺のもので百済を通じてきたらしい」と書かれていた仏像が、この虚空蔵菩薩とされていたもの。
 記事中にあるように和辻哲郎が「百済観音」と呼び出してそれが定着したって話。
 通称があったほうが受け入れられやすいってことでしょうね。

 記事に「日本では昔から、すばらしくて美しいものは『百済(くだら)』のものだという認識があった」って益体もない話が出ていますが。
 これ、韓国国内でまことしやかに言われている「日本では百済のものが上等とされていて、しょうもないものには『くだらない』と呼ばれていた」って嘘です。



 気になるかたは水野俊平(野平俊水)教授の「日本人はビックリ! 韓国人の日本偽史」に解説もろとも掲載されていますので、ごらんください。



 百済観音と百済の間になにか縁があるのか、というと「100%まったくないとは言い切れないけど、まあないよね」くらいのもの。
 名称で「百済」がついているってだけです。

 そして超国宝展会場の最後にあるのは七支刀ではなく、宝菩提院願徳寺の菩薩半跏像。
 金属製かと見紛うほどの質感。見たかった仏像のひとつです。
 開催後期になると中宮寺の菩薩半跏像が最後の展示になるようですね。これも見にいきたいところ。

 七支刀はその前に置かれているもの。
 まあ、目玉のひとつではある。
 けどまぁ、「展覧会最後に置かれているもの」ではないわな。
 というわけで朝鮮日報のこの記事、全体が嘘っていうしょうもないものでした。

 なんかこういうしょうもない嘘を書きますよね、韓国メディア。  



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次期韓国大統領最有力候補、イ・ジェミョンの公選法違反審理が最高裁ではじまる……異例の決定速度に「大統領選挙以前に判決が出るのでは?」との声も。だいぶ事情が変わってきたな……

李在明逆転無罪判決巡り最高裁が全員合議体に上程…大統領選前に公選法違反事件裁判の結論出る可能性も(朝鮮日報)
 韓国大法院(最高裁に相当)が22日、進歩(革新)系の李在明(イ・ジェミョン)「共に民主党」前代表の公職選挙法違反事件上告審を全員合議体に回付し、本格的な審理に着手した。小部における審理なしに事件をすぐさま全員合議体へ上程するのは極めてまれなケース、というのが法曹界の評価だ。法曹界からは「大法院が大統領選挙前に結論を出そうとしているようだ」との見方が出た。

 大法院は同日午前10時ごろ、李・前代表の公職選挙法違反事件を2部(主審:朴英在〈パク・ヨンジェ〉大法官〈最高裁裁判官に相当〉)に割り当てた。さらに、それからわずか2時間で全員協議体に回付した。続いて午後2時、すぐに最初の合議期日を開いた。通常、全員合議体は小部において意見の一致が見られなかったり、大法院の判例を変更する必要があったりする場合、小部で裁判をすることが適当でないと認められたりする場合に開かれることになっている。全員合議体への回付は、曺喜大(チョ・ヒデ)大法院長(最高裁長官に相当)が直接決定したと伝えられている。

 今回の全員合議体には、大法院長を含む大法官14人のうち、裁判業務を担当しない千大燁(チョン・デヨプ)法院行政処長と中央選挙管理委員長を兼職している盧泰嶽(ノ・テアク)大法官を除いた12人が参加した。李・前代表の事件の裁判長は曺大法院長が、主審は朴大法官が務める。ある幹部クラスの裁判官は「大法院が極めて異例な状況を自らつくっておいて、大統領選挙前に何ら答えを出さないというのはおかしいだろう」と語った。
(引用ここまで)




 イ・ジェミョンによる公職選挙法違反についての高裁判決は、かなり無理筋の無罪判決でした。
 起訴された内容は「既知の仲である公務員Aさんについて、イ・ジェミョンが大統領選挙中に『そんな人物は知らない』とウソをついた」こと。
 あと「テジャンドン一帯の土地使用目的を変更したのは国土交通部(省に相当)に脅されたからやむなくやった。自分の責任ではない」と語ったことも同様に虚偽事実の公表として罪に問われています。

 「そんな公務員は知らない」「一緒にゴルフなどしていない」と言い張るイ・ジェミョンに対して、検察側は「証拠写真」として記念写真を検察側は提出したのですね。
 高裁の裁判長はこの証拠写真を「拡大された写真は捏造されたも同然で、証拠にならない」として不採用にしたのですよ。
 「じゃあ、交通違反でナンバーを拡大した写真も証拠不採用かよ」とかさんざん叩かれています。
 それ以外の論拠も相当に無理筋です。



 この無理筋の無罪判決に対して、検察は素早く上告してきたのですよ。普通であれば1週間ある上告期限の〆切直前まで上告文書作成に時間をかけるのですが。

韓国最大野党代表への無罪判決に不服 検察が上告(聯合ニュース)

 日付見れば分かるんですが、翌日ですからね。上告したの。
 かなり異例ではないかと思われます。

 そして、大法院が異様に素早く「全員合議体」への移行を決定したのも異例。

イ・ジェミョン裁判、どこへ……大法院の全員合議体、「大統領選挙レース」に注目(聯合ニュース・朝鮮語)

 こちらの記事でも「異例中の異例」とされています。

 上告に対して大法院(最高裁に相当)が全体合議体にかけることを決定した、と。
 日本でいえば最高裁が大法廷での審理を決定した、ってことです。
 可能性としては有罪前提での高裁差し戻し……かなぁ。
 さすがに大法院での逆転有罪はちょっと考えづらい。

 差し戻し判決があったとしても6月3日の大統領選挙には間に合わない。
 それでも有罪前提の差し戻し判決があれば、選挙戦に大きく影響を与えるのは間違いない。「だいぶ事情が変わってきたな」ってところです。



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