有力な大統領選候補の一人である無所属のハン·ドクス大統領選予備候補のテーマ株であるシゴンテックの株価が乱高下している中、保有株式を大量に売り渡し、200億ウォンを超える収益を実現した夫婦が現れた。
8日、金融監督院の電子公示システムによると、シゴンテックの個人投資家であるイム·ギソク氏は先月17〜28日、保有株式130万2059株を全て場内売却した。 処分単価は9213~1万37ウォンだ。 シゴンテックの最高価格が1万650ウォン(4月21日)だったことを考慮すれば、高点で売ったものと見られる。
「大物」投資家として知られるイム・ギソク氏は2016年に初めてシゴンテック大量保有者(5%)に名を連ねた。 当時、親戚2人とともに115万4543株を取得し、5.76%の持分を確保した。 17年には13.56%まで比重を増やした。 2023年の贈与で保有比率が10.32%に低くなったが、2016年の最初の取得以後、先月初めまで一度も売り渡したことがなかった。 (中略)
シゴンテックは展示物やコンテンツ製作業を営んでいる企業で、代表的なハン候補の政治テーマ株だ。 シゴンテックの筆頭株主であるパク・ギソン会長は、過去のイ・ミョンバク政府時代、大統領直属の国民経済諮問会議の民間委員として活動したが、この時、民間委員に委嘱された人物の一人がハン候補だ。
(引用ここまで)
大統領選挙テーマ株、なるものがありまして。
有力候補にはそれぞれテーマ株が設定されて、乱高下するのがお約束となっています。
大邱市長を辞職して大統領選挙への立候補を表明したものの、党内予備選で敗れて政界引退を表明したホン・ジュンピョについてはテーマ株が暴落しているとのこと。
「今日で政治卒業」洪準杓テーマ株、軒並み下落(朝鮮BIZ・朝鮮語)
ホン・ジュンピョの高校の後輩が起業した企業はその日のうちに約20%安。
故郷の鉄鋼株は約30%安。
このように個人的な結びつきがあったり、出身地元の企業がテーマ株として認定されるのですね。
なんでこんなことが起きるのかというと、「大統領となったら地元企業や個人のコネがある企業が特恵を受けるだろう」と連想されているからです。
結果、業績がよくなるだろうと考えられ、株が買われると。
もちろん、イ・ジェミョンにもテーマ株は設定されています。
イ・ジェミョンのテーマ株、急騰の勢いはいつまで(ニューシス・朝鮮語)
とはいえ、こうした「テーマ株が設定されたから買い」では遅いのですね。
冒頭記事の投資家も2016年に当該株を買っていたとのことですから。
これはたまたまでしょうが。
韓国では「有力な政治家がどこ出身で、テーマ株がなにになるか」なんて部分を意識して株の買いが入るのでしょうね。
……未開だなぁ。
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中味は長編記事。最新の記事は「条約も約束も三権分立も無視する韓国、その理由である「正統性」とは? そして日本はどのように対応すべきか 」となっています。
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